ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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サイキノコウカイ

「お前と、また戦う事になるとはな」

 

そう言いながら、オーブは、そう、目の前にいる敵であるサイクイーン。

 

かつて戦争で両親を失った過去を持ち、そのとき目の前に現れたクイーンベルゼブの姿を見た事から「力こそが正義」という思想を嫌うようになり、争いが存在せず、誰も虐げられることない世界を創るという理想を掲げている。

 

だが、クイーンベゼルブに裏切られたサイキが最終手段としてパーテルの能力を利用し、自らとクイーンの肉体を量子分解・再合体させた事で誕生したのが、サイクイーン。

 

「あれから、俺も多くの旅をした。

そこで、多くの経験を重ねてきた。

そんな俺が、またお前と戦うとは、皮肉だな」

 

そう言いながら、オーブは、その手に持つオーブカリバーを地面に突き刺す。

 

「今のお前は、あの時のままで止まってしまったんだろう。

他の世界だけど、お前は多くの戦いをしただろう」

「ヘイワヘイワヘイワ!!」

 

それと共に、サイクイーンの周囲にいたベルゼブが真っ直ぐとオーブに襲い掛かってくる。

 

「だから、お前をここで倒す!」『フュージョンアップ』

 

そう、襲い掛かってくるベルゼブ達がオーブに向かって、次々と光弾を放っていく。

 

光弾はオーブの周りの地面に当たり、次々と爆煙が舞い上がる。

 

それによって、オーブの周りは煙に包まれ、その姿が隠される。

 

だが、次の瞬間、その煙は晴れる。

 

『サンダーストリーム』

 

鳴り響く音声と共に爆煙はまるで台風のような渦と共に消え去る。

 

そこから現れたのは、手には三又槍を手にしたオーブの姿。

 

その姿は、ウルトラマンというよりも悪魔に近い姿。

 

その姿の名はサンダーストリーム。

 

海の巨人であるウルトラマンアグルと、闇の巨人であるウルトラマンベリアル。

 

二人のウルトラマンの力が合わさった事で誕生した姿であり、身の丈はあるだろう三又槍を自在に操る。

 

「闇を包め、光の嵐!」

 

その名乗りと共に三又槍を真っ直ぐと構えるオーブ。

 

その姿を見ると、サイクイーンは僅かに反応をする。

 

「やはり、この姿に記憶があるようだなぁ」

 

そう、皮肉を混じるように言う。

 

だが、サイクイーンは再び雄叫びを上げる。

 

それと共にベルゼブ達は真っ直ぐとオーブに襲い掛かる。

 

それに対して、オーブはそのまま三又槍で薙ぎ払う。

 

接近してくるベルゼブを突き、さらには光弾を放ってくるベルゼブに対しても、三又槍を振るい、撃ち落とす。

 

まるで自分の身体のように自在に操りながら、そのままベルゼブを踏み台にして、そのまま跳び上がる。

 

「次はこれだ!『フュージョンアップ!フォトンビクトリウム!』岩乗ボディに唸る剛腕!闇を砕いて光を照らせ!!」

 

それと共に地上へと降り立つと同時に、その身体はまた変わっていた。

 

先程までと比べても、巨大な豪腕が特徴的なその姿。

 

それを見ると、さらにサイクイーンは動揺を隠せない。

 

「アレハッ、ダレダ、ワタシハ、シッテイル?!』

「ふんっ」

 

混乱するサイクイーンを余所に、ベルゼブ達は次々と襲い掛かる。

 

だが、オーブはその豪腕を武器に、襲い掛かるベルゼブ達を一掃していく。

 

放たれるその攻撃は、岩石を思わせる身体に通じず、次々と殴られたベルゼブによって他と巻き込まれ、爆散していく。

 

そして

 

「思い出せ、お前が何をしたかったのか『フュージョンアップ!フルムーンザナディウム!』慈愛のユナイト!繋がる力は心の光!」

 

それと共に、オーブはその電流状エフェクトを発生させながら大きく振りかぶり、正面に向き直り、真っ直ぐとサイクイーンに向けて、光を放つ。

 

その光を浴びると共に、さらに苦しむように頭を押さえる。

 

『ワタシハ、平ワのタめに、けれど、それによって』

 

その動揺を隠せないままに、サイクイーンの頭部がヒカル。

 

それを見ると同時に。

 

「ネオフロンティアの超新星!もっと高く!光の輝きと共に!『フュージョンアップ!ゼペリオンソルジェント!』」

 

それと共に、真っ直ぐとサイクイーンが輝きを見せる場所に向かって、オーブは飛び込む。

 

その身体を光に変え、真っ直ぐと、サイクイーンの輝きを見せる場所を掴み、そのまま地上へと降り立つ。

 

すると、その手の中にいたのはサイキだった。

 

既に、その身体は光に崩壊しかけており、助からない。

 

「君は、なぜ、私を」

「あんたを、このまま後悔させたままにしたくなかった。それだけの、俺の我が儘だ」

「我が儘か、くっ、まったく、君は」

 

そう言っていると共にサイキは、その近くにいる存在に目を向ける。

 

それは、サイクイーンとして、一体化した時から共にいるサイキにとっての友であるパーテル。

 

既に、電源は切られており、動かない。

 

だが。

 

「そうだな、死ぬとしても、一緒ならぁ」

 

その言葉を最後に、サイキは確かに死んだ。

 

「・・・」

 

そう、サイキの最後を見届けた後、見つめる。

 

そこには、未だに暴れるサイクイーンの姿が。

 

サイキという存在が無くても、いや、むしろ抑制していたサイキがいなくなった事で、その凶暴性はさらに増していた。

 

「まさか、あいつと再び見るとはな」

「ジャグラー、お前」

 

見ると、何時の間にかオーブの隣にはジャグラーが立っていた。

 

「懐かしいな、本当に。反吐が出る程に嫌な記憶だぜ」

 

その言葉と共にサイクイーンに向けて、その刀を向ける。

 

「お前、何時からここに」

「風来坊のお前が言うか」

 

そう、皮肉混じりにジャグラーはオーブに言う。

 

「どうせ、お前も殺るつもりだろ、手を貸してやるよ」

「そうか、だったら、遠慮無く」

 

その言葉と共に、オーブは再びオーブオリジンへと戻り、その手にオーブカリバーを構える。

 

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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