「……終わちゃったか」
黄金に輝く空間において、ユメは体育座りで見つめる。
その先は、既に戦いが終わり、崩壊している星の光景。
彼女の戦いは既に終わっていた。
「君は、どうしてそこまで戦っていたの」
そんなユメの横に麻中は座っていた。
「言ったでしょ、地球を奪われた恨みだって」
「けど、それは今の君には、本当に関係あるの」
「ふふっ、さぁね。1人だったから、そんな事も考えていなかったよ」
麻中からの言葉に対して、ユメはそのまま答える。
そこには、既に彼女自身の、戦う理由がなくなったように思える。
「……正直に言って、私はね、私や私の種族があった事を証明したかった。その為に戦った。私がここにいた証明」
「いや、それで世界を滅ぼすって、はた迷惑なんでけど、さすがに」
「そうだね、けど、それしかなかったの」
ユメは、そう寂しそうに、どこか諦めるように呟く。
「それにしても、まさかこんな形で終わるなんて思わなかったなー」
「うん?」
「世界を散々巻き込んだけど、その結末が地球じゃなくて、こんな宇宙の片隅なんてね」
そうして、見つめた先は、遠い地球。
麻中とユメの故郷。
「でもまあ、これで良かったのかも。地球だと、最後まで納得してくれなかっただろうし」
「……」
「結局、最後は私達のエゴだったんだろうね。自分の都合で、この星を汚そうとしただけなんだから」
「……そうかもね」
ユメの言葉に対して、麻中は何も言わない。
ただ黙って聞いているだけだ。
「まぁ、良いか、私はここで終わるんだから」
「何を言っているんだ」
その言葉を、麻中は否定する。
それに、ユメは少し驚いた顔をするが、すぐに笑顔を見せる。
「もういいんだよ、私は負けたんだから」
「違うだろ」
「え?」
「まだ、終わっていないだろ」
「どういう事? 確かに、私達は勝ったはずじゃ……」
「ああ、俺達の勝利だ。けど、お前はまだ生きているじゃないか」
麻中の言葉に、ユメは見つめる。
「戦いが終わったかもしれない。けど、ユメの人生はまだまだこれから先だ。
だったら、一緒に行こう」
「私、大罪人なのに?」
「だとしてもだ」
そう言いながら、麻中はそのまま地球を見つめる。
「未来は、変えることができる。良いようにも、悪いようにも。それを成すのは俺達だ」
「それって、ウルトラマンギンガの言葉でしょ」
「あぁ、そうだよ」
それに対して、麻中は否定する事はなかった。
「未来か、そんなの考えたこともなかったなー」
「そうなのか?」
「だって、今を生きるだけで精一杯だからね。ずっと1人で戦ってきたし」
「そっか」
ユメの答えを聞いて、麻中は立ち上がる。
「なら、これからの事を考えようぜ。どんな事でも良いからさ」
「まったく、責任がないわね。けど」
それと共にユメは。
「未来を見るのも、良いかもしれないわね」
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー