ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

133 / 134
夕焼けのウルトラマン

アブソリューティアンの脅威は、この地球から、完全に去った。

それは、彼らの目的であったベリュドラが、ウルトラマン達の戦いで、完全に消え去った為である。

世界を破壊させる程の力を持つ神器も、彼らからしても、問題ない代物である為だ。

だからこそ、その後の、地球の動きは大きく変わった。

 

「こうして、平和な世界になった途端、ウルトラマンはこの扱いか」

 

そう言いながら、アザゼルは呆れるように言う。

ウルトラマン達の力は確かに強い。

いや、強すぎたのだ。

三大勢力が、世界が協力しても、おそらくは対応できなかっただろうアブソリューティアンを相手に互角に戦った彼ら。

そんなウルトラマンを召喚する事ができる麻中は、この世界においては最も巨大な力だ。

だからこそ、悪魔の中では、既に麻中を捕らえようとした動きが見せた。

 

「そういう意味では、あいつがいなくなったのは、ある意味正解だったかもしれない」

 

それと共にアザゼルが思い出したのは、戦いが終わった数日後。

既に彼は、その手には、僅かな荷物。

それは、麻中が旅立つ事を意味していた。

これから何が起きるのか、麻中は察していた。

だからこそ、彼は既に退学した。

親しい人達にある程度は挨拶は行っていた。

 

「麻中、本当に行くのか」

「まぁな、戦いが終わって、さすがにこのままでは危険だからな」

 

それは隣にいるユメに関しても同じだった。

既に、彼女はアブソリューティアンとの繋がりは消えている。

それは、アザゼルを始めとした彼らが証明している。

だが、それでも彼女が多くのテロに関わった事には変わりなかった。

それでも。

 

「すまなかったな。神が、お前達にした仕打ちを」

 

元を辿れば、それらは全て神が行った事で起きた悲劇。

もしも、それがなければ。

 

「良いの、今、生まれた世代に背負わせるのは、間違っているのを分かっていた。それでも行ったのは私自身。だから、その罪は背負っていくつもり」

 

そう言ったユメには、迷いはなかった。

 

「だけど、これから、どうするんだ?」

「そうだな、とりあえず、色々な所に行ってみるよ。

これまで、行けなかった所も、旅をしてな」

「そうか、けど、お前、女性関係はどうするつもりだ」

「・・・まぁ、その時々戻ってきますので」

 

その答えに対して、アザゼルはため息を吐く。

戦いが終わった後に答えを出した麻中。

だが、すぐに旅立つ事を決めていた彼は、彼女達と付き合う事はできなかった。

それはある意味修羅場になる事は分かっていた。

それでも。

 

「あんまりこじらせるなよ」

「分かっていますよ」

 

そう言いながら、立ち上がる。

 

「それじゃ、また、どこかで」

 

その言葉と共に、麻中とユメは旅立った。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。