アブソリューティアンの脅威は、この地球から、完全に去った。
それは、彼らの目的であったベリュドラが、ウルトラマン達の戦いで、完全に消え去った為である。
世界を破壊させる程の力を持つ神器も、彼らからしても、問題ない代物である為だ。
だからこそ、その後の、地球の動きは大きく変わった。
「こうして、平和な世界になった途端、ウルトラマンはこの扱いか」
そう言いながら、アザゼルは呆れるように言う。
ウルトラマン達の力は確かに強い。
いや、強すぎたのだ。
三大勢力が、世界が協力しても、おそらくは対応できなかっただろうアブソリューティアンを相手に互角に戦った彼ら。
そんなウルトラマンを召喚する事ができる麻中は、この世界においては最も巨大な力だ。
だからこそ、悪魔の中では、既に麻中を捕らえようとした動きが見せた。
「そういう意味では、あいつがいなくなったのは、ある意味正解だったかもしれない」
それと共にアザゼルが思い出したのは、戦いが終わった数日後。
既に彼は、その手には、僅かな荷物。
それは、麻中が旅立つ事を意味していた。
これから何が起きるのか、麻中は察していた。
だからこそ、彼は既に退学した。
親しい人達にある程度は挨拶は行っていた。
「麻中、本当に行くのか」
「まぁな、戦いが終わって、さすがにこのままでは危険だからな」
それは隣にいるユメに関しても同じだった。
既に、彼女はアブソリューティアンとの繋がりは消えている。
それは、アザゼルを始めとした彼らが証明している。
だが、それでも彼女が多くのテロに関わった事には変わりなかった。
それでも。
「すまなかったな。神が、お前達にした仕打ちを」
元を辿れば、それらは全て神が行った事で起きた悲劇。
もしも、それがなければ。
「良いの、今、生まれた世代に背負わせるのは、間違っているのを分かっていた。それでも行ったのは私自身。だから、その罪は背負っていくつもり」
そう言ったユメには、迷いはなかった。
「だけど、これから、どうするんだ?」
「そうだな、とりあえず、色々な所に行ってみるよ。
これまで、行けなかった所も、旅をしてな」
「そうか、けど、お前、女性関係はどうするつもりだ」
「・・・まぁ、その時々戻ってきますので」
その答えに対して、アザゼルはため息を吐く。
戦いが終わった後に答えを出した麻中。
だが、すぐに旅立つ事を決めていた彼は、彼女達と付き合う事はできなかった。
それはある意味修羅場になる事は分かっていた。
それでも。
「あんまりこじらせるなよ」
「分かっていますよ」
そう言いながら、立ち上がる。
「それじゃ、また、どこかで」
その言葉と共に、麻中とユメは旅立った。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー