ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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蛇蔵

 現在、兵藤一誠は現在、危機的状況に陥っていた。

 

 ゼノヴィア、イリナと手合せをすることになった一誠と木場。

 

 聖剣エクスカリバーを持つゼノヴィアたちを前にした木場は、冷静さを欠いた戦いをしてしまい、

 

 苦戦を強いられたあげく戦いに敗れてしまう。

 

 手合せの後、戦いに敗れた木場は、グレモリー眷属を離れ1人立ち去ってしまう。

 

 なんとか木場を呼び戻したい一誠は、エクスカリバーに打ち勝って復讐を果たしたい木場と

 

 エクスカリバーを破壊してでも取り戻したゼノヴィアたちと利害は一致していると、ゼノヴィア達に協力を願い出ようとする。

 

 そんな彼女達との会合を行った場所でのファミレスで共同戦線を張る事ができた。

 

 その共同戦線の際、木場もまた参加する事になり、無事に行われるようになった。

 

「良いねぇ、まさに青春と言うべきか」

 

 そんな彼らの会話を聞いていたと言うべきか、背後から声が聞こえる。

 

 一誠達はすぐに見ると、そこには黒いスーツを身に纏った男がいた。

 

「あなたは一体」

 

「まさか、堕天使陣営のっ」

 

 すぐに警戒態勢を取る2人だったが、それを止めたのは木場だった。

 

「あなたは結局、何者なんですか。

 

 あの時、僕の前でわざわざエクスカリバーを捨てて」

 

「エクスカリバーを捨てた? 

 

 一体どういう事なんだ?」

 

「この街でエクスカリバーに関する事を知った時の夜、あの人がエクスカリバーを持っていた。

 

 最も、すぐに捨てたようだけど」

 

「俺にはあんな物、必要ないからな」

 

 そう変わらず、コーヒーをゆったりと飲んでいる。

 

 まさしく余裕。

 

「まぁ、良い。

 

 今の俺は気分が良いからな。

 

 質問があるんだったら、答えてやるぞ」

 

「質問って、お前、エクスカリバーの事を何か知っているのか」

 

「そんなのは、知らん。

 

 そんな光の力なんて、こっちから願い下げだ」

 

 圧倒的な力を持つはずのエクスカリバーをいらないと言った男に対して、一誠達は驚きを隠せなかった。

 

 その最中、木場は

 

「ウルトラマンとは一体何なんですか」

 

「えっ、どういう事なんだ」

 

「あの時、この人はウルトラマンの事を知っている様子だった。

 

 その正体も」

 

「っ」

 

 その一言に、全員が驚きを隠せなかった。

 

「正体ねぇ、まぁ確かに知っているぜ」

 

 その様子を見ながら、愉快に笑みを浮かべる。

 

「ならば、聞きたい。

 

 彼らは一体、どこから来たんだ」

 

「どこから、それは難しいねぇ。

 

 なんだって、その出身は様々だが、まぁ最も多いのは」

 

 そう言いながら、男は、指を上に向ける。

 

「空の向こうだな」

 

「巫山戯ているのか」

 

「さぁなぁ」

 

 そう、男はその反応を楽しむように見ている。

 

「彼から聞いた話だと地底を守護する存在だと聞いたが」

 

「あぁ、ウルトラマンビクトリーか。

 

 まぁ、間違いではないな」

 

「ウルトラマンビクトリー? 

 

 誰、それ」

 

「お前が謎の壁画に夢中になった際に、死にかけた時に助けてくれた親切な青年から教えて貰った。

 

 まったく、彼ぐらいの常識があれば」

 

「はぁ、まだ言うの!」

 

「なるほどね、既に何人か会っているようだな」

 

「だったら、特徴を言ってみな」

 

 その言葉に最初こそ信じられなかったが、ゆっくりと言っていく。

 

「ギンガにメビウス、さらにはアグル。

 

 そしてZか」

 

 アグルの名を聞くと、少しため息を吐き、Zの名はどこか懐かしそうに言う。

 

「名前を知っているという事は本当に知っているようだけど」

 

「さて。

 

 まぁ、先程言った通り、ウルトラマン達の名前は合っている。

 

 何よりも、俺は嘘はつかないからな」

 

「結局、何も分からなかったじゃないか」

 

「そうか? 

 

 けど、そう慌てる事はない」

 

「どういう事だ」

 

「また、1人。

 

 新しいウルトラマンを知る可能性があるからだ」

 

「なに?」

 

 周りの空間が歪んだ感触。

 

 それと共に一誠達が窓の外を見る。

 

 そこには、まるで幾つもの昆虫が混ざった奇妙な存在が宙を舞っていた。

 

「なっなんだ、あいつらは」

 

「はぁ、嫌な奴を思い出すな」

 

「知っているのか」

 

「怪獣兵器スコーピス。

 

 異形生命体サンドロスより生み出された生物兵器だ。

 

 ベゼルブの奴を思い出すよ」

 

「せっ生物兵器っ!?」

 

 その言葉に驚きを隠せなかった。

 

「なんで、そんなに冷静に」

 

「言っただろ、もうすぐ来るって」

 

 それと同時だった。

 

『ディメンションロード! ウルトラマンフーマ!』

 

『俺の名はフーマ……銀河の風と共に参上ッ!』

 

 その言葉と共に、軽く準備運動をするようにウルトラマンフーマは空に向かって飛び上がった。

 

 それを合図に、空にいたスコーピス達は、ウルトラマンフーマの存在に気づき、接近する。

 

『……行くぞ』

 

 そう言うと同時に、ウルトラマンフーマの姿は消え、次の瞬間には地上から空にいるスコーピス達に接近していた。

 

「っ!?」

 

 一瞬にして、空にいたスコーピスが切り裂かれていく光景を見て、その場にいた全員は思わず声を上げてしまう。

 

 だが、戦いは未だに終わっていない。

 

 スコーピスが一匹倒されても、他のスコーピス達はすぐにウルトラマンフーマに向かって、頭頂部からは破壊光弾を発射した。

 

 しかし、そんな光弾もフーマにとっては脅威にはならない。

 

 彼は素早く動く事で、光弾を回避し、そのままスコーピス達に肉薄した。

 

 その隙を狙うように、フーマは手刀でスコーピス達を切り刻んでいく。

 

 まるで竜巻のように、スコーピス達が切り刻まれていく。

 

 それと共にスコーピス達の狙いは自然と、フーマではなく、地上にいる兵藤達だった。

 

 スコーピス達はすぐに急降下して、兵藤達を攻撃しようとする。

 

 だが。

 

『おっと、俺に人質は無意味だぜ、なんだって』

 

 そのフーマの一言を告げると共に、既にフーマの姿は消えていた。

 

 それは、既にフーマがスコーピス達よりも早く地上に降り立っていたからだ。

 

『俺の方が、お前達よりも速いからな!』

 

 同時にスコーピス達に宣言すると共に、フーマはそのままピースサインを真っ直ぐとスコーピス達に見せる。

 

『これはピースサインじゃないぜ、2秒でお前達を倒すという意味だ!』

 

 そして、次の瞬間にはもう、フーマは地上にいた全てのスコーピスを倒し終えていた。

 

「…………」

 

 あまりの出来事に、誰もが言葉を失う中、フーマは、そのまま去って行った。

 

「フーマ。

 

 まったく、あいつと同じ出身の奴か」

 

 そう言いながら、男は立ち上がる。

 

「フーマ。

 

 あのウルトラマンは一体」

 

「それじゃ、俺は行くぜ。

 

 せいぜい、エクスカリバーだったか? 

 

 それの捜索を頑張れよ」

 

「待て、あんたは一体」

 

 それに対して、男は

 

「俺か? 

 

 ふっ、今は根無し草の男。

 

 蛇倉 正太だ」

 

 それと共に、店から出て行く。

 

 すぐに追いかけて、その後を追うが、その姿はなかった。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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