麻中達は、今回の事件の決着の場である駒王学園へと向かっていた。
既に、その場には、リアス・グレモリーとその眷属達が戦いをくり広げていた。
「麻中、君はそこでもしもの時に備えていてくれ。
おそらく、奴らはすぐに怪獣を呼び出す。
その時には、頼む」
同時にゼノヴィアは、すぐに飛び出す。
「はぁはぁ」
「麻中、無理はするな。
お前はさっきの戦闘のダメージは未だに回復していない」
「だけど、もしもの時は」
そう言いながら、構えていた。
その最中で、巫女は確かに麻中達の方を見る。
「どうやら、既に私の出番ですね。
コカビエル、この魔方陣を少し使わせて貰うわ」
「良いだろ、何に使うつもりだ?」
「こうするつもりよ」
その言葉と共に、魔方陣に手を置いた巫女。
それと同時に黄金に輝きと共に暗黒の輝きに変わる。
同時に、そこに現れたのは闇の巨人だった。
「あれは、ウルトラマンっ」
「まさか、彼女がウルトラマンを」
「少し違うわね、
これはダークザギ。
かつて、ウルトラマンを摸して作られた神。
けれど、失敗作と言われ、闇に墜ちた。
最も、その力は」
同時に軽く、地面を踏むだけで、周りが緊迫する。
「貴方達を殺すには十分だけどな」
それと同時に、麻中も動く。
「ジーッとしていてもっどうもなんない!!」
『ディメンションロード! ウルトラマンジード!』
鳴り響く音声。
同時にディメンションナイザーを通じて、現れたウルトラマンジードが真っ直ぐとダークザギに突っ込む。
「あれはっウルトラマンっ」
「けど、目がかなり凶悪だけど」
「ウルトラマンジード。
ダークザギと同じく人造ウルトラマンでありながら、ウルトラマンとして認められた存在。
これは、面白いわね」
「ぐっ!!」
そうしている間にも、結界の影響なのか、それとも魔方陣の影響なのか。
ジードとダークザギはその空間から離れる。
ジードを通じて、視界を共有している麻中が見えたのは宇宙空間だった。
それと同時に、ダークザギはジードに向けて、握り拳から強力な光弾を発射する。
『レッキングリッパー!』
その攻撃に気づいた、ジードはすぐに胸の前で重ねた両腕を水平に広げて放つ光の刃を放つ。
放たれた光の刃は、ダークザギが放った光弾を斬り裂く事ができた。
しかし、それが隙となった。
ダークザギは、瞬く間にジードの目の前に現れると同時に、そのまま殴り飛ばす。
『ぐっ……!』
殴られた衝撃で、一瞬意識を失いそうになるも、すぐに気合いを入れ直す。
『まだだ!』
そう叫ぶと、今度はジードの方から接近し、右手の拳を振り下ろす。
だが、それはダークザギには当たらない。ダークザギはその攻撃を簡単に避ける。
そして、ジードの右腕を掴むと、そのまま投げ飛ばした。
『うわぁ!?』
勢いよく吹き飛ばされるジード。
なんとか、身体の体勢を取り直しながら、着地する。
『まだまだ!』
ジードは両手を広げながら、ダークザギに向かっていく。
それに対して、ダークザギは再び殴りかかろうとする。
だが、ジードはそれを避け、逆に蹴りを叩き込む。
ダークザギはそれをまともに喰らいながらも、すぐに反撃をする。
それを避けると、ジードは連続で回し蹴りを放った。
それをダークザギは全て避けていく。
まるで、余裕な表情は変わらず、むしろ楽しんでいるようにさえ見える。
そして、ダークザギはジードの足を掴んで持ち上げると、近くにある隕石に叩きつける。
更に、そのまま何度も隕石へと叩きつけた。
流石に耐えきれなくなったのか、ジードのカラータイマーが点滅を始める。
すると、ダークザギはジードを投げ捨てるように手を離す。
それによって、地面に激突したジードはそのまま倒れ込んだ。
そんなジードに向けて、とどめを刺そうと近づくダークザギ。
「まったく、仕方ないな」
危機的状況の最中、隣にいたジャグラーもまた構える。
その手の中にはディメンションナイザーがあった。
ただし、その色は、麻中が使うディメンションナイザーとは違う黒く塗装されている。
「ベリアルさん、暗黒の力、お借りします!」
『ディメンションロード! ウルトラマンベリアル!
』
その時だった。
『情けないぞ、我が息子よ』
その声と共に、ジードの前に、その姿が現れる。
その姿は、ダークザギと似た黒と赤いウルトラマン。
だが、その鋭い目は、どこかジードと似ていた。
『父さん』
それは、ジードの父親であるベリアルだった。
なぜ、現れたのか、困惑を隠せないジード。
『なんで』
『そんな事、今はどうでも良いだろ。
あの程度の奴に負けるのは、許さん』
そう言いながら、ベリアルはそのままジードと並び立つ。
すると、ダークザギは真っ直ぐと2人に向かって、襲い掛かる。
2人は同時に避けると、それぞれ拳を放つ。
ぶつかり合う拳。
そこから火花が散り、互いに一歩も引かない戦いが続く。
しかし、やがてダークザギの方が優勢になる。
ジードの腕を掴み上げると、そのまま地面へ叩きつけようとする。
だが、それを阻止するようにベリアルがダークザギを蹴る。
それにより、ダークザギの手から逃れたジードもまた蹴りを放つ。
2人の蹴りは、ダークザギを怯ませるには十分だった。
そこで、ダークザギは両手を前に突き出すと、そこに闇が集まる。
闇の塊のようなものを生み出すと、それをベリアル目掛けて放つ。
だが、ベリアルはそれを片手で受け止めると、握り潰して消滅させた。
その隙を狙ってか、ジードは再び殴りかかる。
これまで、1度も共闘をした事のないはずの2人。
だが、それが親子なのか。
互いに呼吸を合わせるようにして、攻撃を仕掛けていく。
まるで鏡合わせのような動きをする2人に対し、ダークザギは次第に追い詰められていた。
『ガアアァァァ!!!』
そう、追い詰められたダークザギは、両手に暗黒の光を集め、右手首に左拳を打ちつけるように腕を組み、光線を放つ。
それに対して、ベリアルはジードに向けて、言う。
『行くぞ』
『はいっ!』
それと同時だった。
ジードは両手に爪を立てるように掌を構え、水平にし、腕を下ろしたジードは両手首を交差させ、全身を発光させながら、赤黒い稲妻状の光子エネルギーを両手にチャージさせ、交差させた両腕を上げると、両手を広げ、目を眩く光らせる。
そして、ベリアルも右手の掌から暗黒の雷を溜めながら、ゆっくりと構える。
『レッキングバースト!』『デスシウム光線!』
同時に、ジードは両手に光子エネルギーがチャージされ、両腕を十字に組んで放つ、赤黒いプラズマを纏わせた青い必殺光線を、ベリアルは赤い電撃を纏わせた黒い必殺光線を。
同時に放った。
2つの光線は、混ざりながら、真っ直ぐと、ダークザギの光線と激突する。
激しく、激突する光線はやがて爆発を起こす。その爆風によって、2人の身体は吹き飛ばされてしまう。
ジードはそのまま地面に叩きつけられそうになるが、何とか体勢を整えて着地した。
周りを見れば、既にベリアルも、ダークザギの姿はなかった。
『父さん』
戦いが終われば、何が起きたか、分からない。
それでも、ジードは、瞬きの間に起きた共闘に、どこか嬉しく思えた。
同時にジードもまた、その場から消えていった。
「はぁはぁはぁはぁ」
それと共に疲労が一気に襲い掛かる。
その場で、膝から崩れ墜ちた麻中。
「はぁはぁ」
「よくやった。
お前のおかげで、あいつらの決着は終わりそうだぜ」
先程まで戦いに集中していた為、詳しく見ていなかったが、どうやら事件の中心であるエクスカリバーは破壊。
そして、残るは今回の事件の首謀者であるコカビエルだけとなっていた。
「へぇ、あのダークザギも倒したのか、
やはり、ウルトラマンはとんでもないねぇ」
「これだったら、俺達もっ」
「け・ど・ね。
私は究極生命体の巫女。
そして、常に新たな可能性を模索する者」
それと同時だった。
先程、倒されたダークザギの闇が、集まるように、巫女の手元に集まる。
「さぁ、現れなさい、ダークルシフェル!」
同時に現れたのは黒き肉体を持つ怪獣型ウルトラマンへと進化したような姿を持つ。
その姿はダークザギと異なる特徴としては眼が青く、口に牙、手に鋭い爪、背中には翼状の突起物を有すること、更に首元には2つのウルトラマンを思わせるの顔面が配置されていることが挙げられる。
また、全身には血管を思わせる赤いラインが走り、胸にはエナジーコアらしき模様があるが、その中心部分は抉れたように窪んでおり、見た者に不気味かつ禍々しい印象を与える。
「なっ」
「ふふっ、素晴らしいわ。
この土地は、本当に素晴らしい!
おかげで、本来ならば、誕生しない存在までもがっ」
「こんな奴にっ」
「あら、まだやる気?
けど、無駄よ。
ウルトラマンを召喚する者は、ここまでの戦いで、既に体力が残り僅か。
この状況で、奇跡なんて、起きないわよ」
そう言った巫女の言葉に兵藤達は絶望しそうになる。
「くくっ、まさかルシフェルとはな。
まさか、こいつが味方になるとはな」
「えぇ、そうよ。
ここから、私達の願いは叶うわよ」
「お前も、とことん甘いよなぁ」
そう言いながらジャグラーは、真っ直ぐと巫女達を見る。
「何かしら、ジャグラス・ジャグラー?
まさか、この状況をどうにかするつもり?」
「ジャグラス・ジャグラー?
あれって、蛇蔵じゃ」
「あぁ、それも名前の1つだ。
まぁ、良いわ。
巫女だっけか、この状況、本当に何かできないと思うか?」
「どういう事かしら。
そこにいる召喚者は、とてもじゃないけど、ウルトラマンを召喚なんて、できないわよ」
「どうかな。
確かにこいつのディメンションナイザーは自在にウルトラマンを呼ぶ事ができる。
だが、ウルトラマンを操っている訳じゃない。
ディメンションナイザーを通じて、ウルトラマン達がその声に応えただけだ。
つまりは」
それと同時だった。
ダークルシフェルの翼が切り落とされる。
同時に現れたのは、白銀の鎧を身に纏ったウルトラマンだった。
「あれ、いつもの音声が流れてこないけど」
「まさか、お前はっ」
『どうやら、間に合ったみたいだな。
あいつの呼ぶ声が聞こえたから、急いで来て、良かったぜ』
同時にダークルシフェルと対峙するように現れたウルトラマン。
それには、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。
「あれは、聖剣なのか」
「そんなレベルじゃないわ。
けど、あれは一体」
「ウルトラマンゼロ。
数多くのウルトラマンの中でも最強の存在の1人だ」
そう、疑問に思うリアス達に対して、答えるように、ジャグラーが答える。
『まだ、いけるな、麻中』
そうゼロが、麻中に問いかけるように言う。
「あぁ、勿論だ」
同時にゆっくりと立ち上がる。
『こいつを倒すには、俺だけでは無理だ。
だから』
「あぁ、限界を超える!」
その言葉と同時にディメンションナイザーが光輝く。
その光が、どのような意味か理解し、そのまま構える。
『ディメンションロード! ウルトラゼットライザー!』
同時に現れるウルトラゼットライザーを掴み、カードを装填する。
『麻中・アクセスグランテッド』
それに合わせるように、懐から出てきた3枚のディメンションカードが3枚のウルトラメダルへと変わる。
「受け継がれる新世代の光!」
同時に、3枚のウルトラメダルをセットする。
『ジード! タイガ! Z!』「はあぁぁぁ!!」
『ウルトラマンゼロジェネレーション!』
鳴り響いた音声と共に、ウルトラマンゼロの姿は変わる。
右腕に鋭い剣、左腕に頑丈な盾、胸の星マークが特徴的な鎧。
それらは、かつてウルトラマンゼロが変身した事のあるキーパーフォームとスーパーフォームの2つを合わせたような姿だった。
それこそが、ゼロジェネレーション。
新たな光の星の戦士達の力によって、覚醒した姿である。
『さぁ、行くぜ! ブラックホールが吹き荒れるぜ!』
今回登場したウルトラマンゼロのオリジナル形態であるウルトラマンゼロジェネレーション。
ジードライザーの場合は、コスモスとダイナのウルトラカプセルにて、ゼロサーガというオリジナル形態にする予定でした。
今回の話で登場したウルトラマンゼロのように、本当にウルトラマンをパワーアップさせるのに便利なジードライザーとウルトラゼットライザーによってパワーアップしたウルトラマン達も、活動報告で募集しています。
そして、ダークディメンションナイザーで、味方怪獣や共闘する可能性がある人物も募集しています。
皆様の応募、お待ちしています。
麻中と一体化しているウルトラマンは
-
ギンガ
-
ビクトリー
-
X
-
オーブ
-
ジード
-
ロッソ
-
ブル
-
タイガ
-
ゼット
-
トリガー
-
デッカー