ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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悪夢

「にしても猫ねぇ。

まさか、この黒猫が案外、黒歌だったりしてな」

 

そう呟きながら、今もバックの中にいる黒猫に対して言う。

 

冗談だと思いながら、笑みを浮かべる。

 

これまで、怪獣が狙って来たという事もあり、黒猫に何かあるとは感じる。

 

それでも、どんな事情があるか分からないが、それでも守らなければならない。

 

どこか、そう感じながら、その帰り道を歩く。

 

『では、少し試してみようか。

そこの彼女の事を』

 

それと同時に、背筋が凍るような声が聞こえた。

 

ねっとりとした声。

 

それがどのような意味なのか、麻中はすぐに理解した。

 

上空から降り注ぐ存在。

 

それは、位置が逆転した口と目、胴体に浮かぶ赤い目の巨大な髑髏の顔のような模様、体の各所に生えた何本もの触手、巨大な黒い翼など、その異形な怪物、ナイトファングは真っ直ぐと麻中へと目を向ける。

 

その視線は麻中ではなく、やはりバッグの中にいる黒猫へと目を向ける。

 

同時に、ナイトファングの目を見た瞬間、黒猫はバッグの中で震えだした。

 

「お前」

 

それが、何を意味するのか、分からない。

 

それでも、まるでそれを見せて、楽しむようなナイトファングに対して、怒りがわき上がる。

 

それは、手に持つディメンションナイザーにも伝わり、同時に構える。

 

「絶対に許さない」

 

『ディメンションロード!ウルトラマンネクサス!』

 

その音声と共にウルトラマンネクサスが現れると同時に、そのままナイトファングに向かい合う。

 

ナイトファングもまた、ネクサスの存在に気づくと共に気味の悪い鳴き声を放つ。

 

それと共に触手を、真っ直ぐとネクサスに向けて放つ。

 

ネクサスは、瞬時に触手の攻撃から回避しつつも、光粒子エネルギーの刃をナイトファングに向かって放つ。

 

それによって、触手は斬り裂かれる。

 

それによって、ナイトファングは悲鳴を上げると共に、そのままネクサスは一気に接近する。

 

だが、ナイトファングはそれを察したように、目を大きく開く。

 

「『ぐっ!』」

 

それは、ネクサスと共鳴していた麻中にも変化が起きた。

 

悪夢が、麻中達に襲い掛かる。

 

それを見ると共に、ナイトファングは、口から火炎球を放つ。

 

真っ直ぐと放たれたその攻撃に対して。

 

「ネクサス!!」

 

その叫びに僅かに反応したネクサスは水面に生まれる波紋のような、青色に輝く円形状のバリアを作り出し、なんとか攻撃を放つ。

 

しかし、ナイトファングから放たれる悪夢に、コントロールを保つのは難しかった。

 

それでも、麻中は、バッグの中にいる黒猫を守る。

 

その意思で、悪夢と戦っていた。

 

そんな時だった。

 

『ディメンションロード!ダークメフィスト』

 

鳴り響いた音声と共に、ナイトファングの目に向けて、闇のエネルギー弾が激突する。

 

それによって、悪夢から解放されたネクサスは横を見る。

 

そこには、かつて敵対した敵であるダークメフィストが立っていた。

 

ダークメフィストが助けた事に対して、ネクサスは驚きを隠せなかった。

 

だが、無言で僅かに見つめ合うと共に、ネクサスは頷き、立ち上がる。

 

それと共に、ネクサスの姿も変化した。

 

波紋が、ネクサスを覆い、肩には鎧の肩当てのような板状のパーツがあり、胸のエナジーコアにはカラータイマー。

 

その姿は、まさしく赤い戦士を思わせる形態、ジュネッスへと変わる。

 

ジュネッスへと変化すると同時に、ナイトファングはそのまま触手を真っ直ぐとネクサスとダークメフィストに向けて、放つ。

 

その攻撃を避けるように、同時に空へと飛ぶ。

 

それに対して、変幻自在に伸びる触手が、ネクサス達を追う。

 

空を飛ぶ2人の巨人は、その変幻自在の動きで、その攻撃を避ける。

 

同時に、互いに死角から襲い掛かる触手に対しては、各々が放つエネルギー刃で斬り裂いていく。

 

襲い掛かる火炎球に対しても、瞬時に躱し、斬り裂き、真っ直ぐと殴る。

 

飛びけりを放つ。

 

襲い掛かる悪夢を、消すように。

 

光の巨人と闇の巨人。

 

2人の巨人が次々と攻撃を放っていく。

 

同時に、俺はそのタイミングを見ながら、瞬時にジードライザーを呼び出す。

 

「Xさん!『ウルトラマンX』セブンさん!『ウルトラセブンX』Xの力、お借りします!」

 

『フュージョンライズ!ウルトラマンX!ウルトラセブンX!ウルトラマンネクサスクロスジュネッス!』

 

鳴り響く音声と共に、ウルトラマンネクサスの横に飛ぶのはウルトラマンXとウルトラセブンX。

 

2人の巨人が現れると同時に、ネクサスにXの字を思わせるように重なり、そして姿が変わる。

 

エックスを思わせるヘッドホンや追加装甲が装備され、目つきが鋭く変わる。

 

その姿へと変わるのと同時に、その腕には、まるでウルトラセブンXの武器であるアイスラッガーを思わせる光の刃を形成する。

 

同時に、その刃を真っ直ぐと、ナイトファングに向けて、投げる。

 

それに対して、ナイトファングは、その攻撃を避けようとする。

 

だが、そのアイスラッガーの行く先には、まるで電脳空間の入り口を思わせる扉が開く。

 

同時にアイスラッガーが、その光に吸い込まれると同時に、別の方向から現れた光の扉。

 

そこから出てきたアイスラッガーが、ナイトファングを斬り裂く。

 

それに驚きを隠せない中、ネクサスは次々と放っていく。

 

数多くいるウルトラマンの中でも、メタフィールドという空間を作り出す事ができるネクサス。

 

サイバー空間を自在に行き来する事ができるX。

 

別の世界へと干渉する事ができたセブンX。

 

3人の力が合わさったこの姿によって、自在に空間を操る事ができる能力を得た強力な姿。

 

それこそがクロスジェネッスの力である。

 

クロスジェネッスの力によって、身体が徐々にボロボロになっていくナイトファング。

 

やがて、体力が尽きそうになりながらも、その身体に闇を溜め込む。

 

この辺、一帯を吹き飛ばそうと。

 

それに対して、ネクサスとダークメフィストは瞬時に懐へと飛び込む。

 

そして、まるで同時のタイミングに、その拳に光と闇を集め、真っ直ぐと殴る。

 

それによって、空高く吹き飛ばされるナイトファング。

 

そのナイトファングに対して、すぐに2人は構える。

 

ネクサスは両腕を下方で交差させてからゆっくりと広げつつ、左へ振りかぶりながら左脚で踏ん張る動作と共に、両腕をL字に組んで放つ。

 

ダークメフィストもまた、両腕を下方で交差させてからゆっくりと広げつつエネルギーを生み出し、両腕をL字に組んで放つ。

 

それは、光ではなく闇による必殺光線。

 

そして、2つの光線は互いに混ざり合いながら、真っ直ぐとナイトファングは、その2つの光線によって、消し飛ぶ。

 

「ふぅ、サンキューな、アカネ」

 

そう、遠くにいるだろうアカネに対して頷く。

 

それと共に、バックの中にいる黒猫は未だにナイトファングの悪夢が襲っているだろう。

 

すぐ近くの椅子に座ると共に、黒猫が落ち着くまで撫で続ける。

 

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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