「本当に、ここはどこなんだ」
謎の闇によって、突然、別の世界とも言える場所に飛ばされてしまった麻中。
すぐに、脱出する事も考えた麻中は、ウルトラマンゼロへと相談する事にした。
だが
『どうやら、そこはお前の世界らしい』
「どういう事なんです?」
『分からない。
だが、下手にイージスの力での転移を使えば、全く別の世界に飛ばされる可能性がある。
だから、少しでも情報を手に入れる必要がある』
「なるほど、未知の冒険という訳ですか」
幸い、学校帰りに買ってきた食料もあり、数日分は問題なく過ごせる。
さらには、猫用の餌もあり、バックの中にいる黒猫の餌も問題なかった。
その思いと共に麻中は、森の中を歩いている時だった。
見えてきたのは、どこかの屋敷だった。
「なんだ、この屋敷は」
その屋敷に辿り着くと、何やら黒猫が叫んでいた。
何かあったのか、疑問に思いながらも、麻中は屋敷の中に入る。
屋敷は無人で、既に誰も住んでいない事が分かる。
しかし、どこか不気味な雰囲気があった。
「これは、文字?
えっと」
そう疑問に思いながらも、どうやら日本語で書かれた何かがあった。
「ナベリウス?」
それが一体どういう意味なのか、分からなかった。
しかし、屋敷が揺れ、すぐにその場から逃げ出した。
同時に見えたのは、モグラネズミ。
それも巨大な存在だった。
おそらくは怪獣だろうが、あまり敵意は感じない。
むしろ、苦しんでいる様子が見られる。
それは、かつてウルトラマンティガの世界にいた怪獣であるキングラーモットであり、皮肉にも、この屋敷で行われた実験によって、同じく巨大化していた。
「まさか、この屋敷は研究室とでも言うのかよ」
かつて、ウルトラマンから知識を教えられた事もあり、その怪獣が被害者だと察する。
「だったら、救うしかないよな!」
ここにいた、誰かによって傷つけられたんだったら、助けるしかない。
同時に、この状況で最も適しているウルトラマンのディメンションカードを取り出す。
「頼みます、コスモスさん!」
『ディメンションロード!ウルトラマンコスモス!』
コスモスがその場に降り立つと同時に、キングラーモットを見る。
その様子は、周りの物を壊す為にではなく、自分の身体の痛みに苦しんでいるようだった。
「グゥウ……グルルッ」
「…………」
コスモスはそんなキングラーモットを止める為に、ゆっくりと構える。
それは、実験による被害者という側面が強く、なんとかキングラーモットを助ける為に構える。
だが、キングラーモットは、そんなコスモスに対して、敵だと認識したのか、すぐに攻撃を仕掛けてくる。
「ギィイイッ!!」
キングラーモットは、コスモスに向かって体当たりをしていく。
そのままではキングラーモットの攻撃が当たればコスモスだけではなく、全身に痛みのあるキングラーモット自身も傷つく。
その攻撃の軌道を変えるように、手で弾くようにして軌道を変えていく。
それによって、キングラーモットの身体は傷つけず、地面に叩きつける事によって、ダメージを与えずに動きを止められた。
「グルルッ……」
コスモスに対して、キングラーモットは次々と攻撃を仕掛けていく。
だが、その攻撃のほとんどが、コスモスにダメージを与える事はなかった。
やがて、体力が尽きたようにキングラーモットはその身体を地面に倒れる。
同時に、そんなキングラーモットに対して、フルムーンレクトを放つ。
それによって、暴れていたキングラーモットは、そのまま落ち着き、ゆっくりと目を閉じる。
同時に、キングラーモットに対して、かつてティガが放った光線であるセルチェンジビームを放つ。
それによって、身体は縮小され、元の姿へと戻る。
「ふぅ、なんとかなったか」
ゆっくりと近づく、元キングラーモットだったモーラットを抱える。
「にしても、どうしようか。
ここから、どこに進んだら」
そう考えている麻中に対して、黒猫は何時の間にか持って来た地図をこちらに見せる。
「これは、地図?
もしかして、近くに街があるのか?」
未だに分からない事が多くあるが、それでも何もしないよりはマシ。
そう考えた麻中の行動は早かった。
「それじゃ、行ってみるか」
そう、新たな仲間であるモーラットを連れて、街へと行く事になった。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー