ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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原点

夏休みも終わり、本日から駒王学園の二学期が始まる。

 

それと共に、駒王学園では、すぐに行われるだろう体育祭の準備が行われていた。

 

そう、忙しくも、楽しいはずの体育祭。

 

だが、それは

 

「おらぁ!」

 

「がぁ!」

 

麻中にとっては、参加できるかどうか分からなかった。

 

現在、アブソリューティアンによって、次々と次元を越えた侵略者が、この駒王町に来ている。

 

侵略者達に対して、三大勢力も動いているが、これまでまるでデータにない侵略者に対して、多くは遅れてしまう。

 

だからこそ、日々は麻中が対応する事が多い。

 

現在も、麻中は目の前にいる宇宙人であるバド星人に対して、戦っていた。

 

「麻中、本当に大丈夫なのか。

死にかけたと聞いたが」

 

「これぐらい、なんとかな。

いや、本当に、アサヒさんには助けられました」

 

あの戦いが終わった後、ウルトラウーマングリージョこと、湊アサヒのおかげで、現在は回復している。

 

「さて、バド星人。

いい加減、覚悟をして貰おうか」

 

「覚悟なんて、してたまるかよ!!」

 

同時にバド星人が何時の間にか取り出したカプセルを、そのまま地面に叩きつける。

 

同時に、バド星人は瞬く間に巨大化していく。

 

「またかよ、たく!

こういう時は、頼みます、ナイスさん!」

 

『ディメンションロード!ウルトラマンナイス!』

 

ディメンションナイザーから鳴り響く音声と共に現れたウルトラマンナイス。

 

「・・・なぁ、麻中」

 

「なんだ?」

 

「あの、ウルトラマン、本当に大丈夫なのか」

 

そう言いながら、ウルトラマンナイスの容姿を見て、思わず呟く。

 

それは、兵藤がこれまで見てきたどのウルトラマンと比べても、コミカルな見た目をしており、それも相まってか、あまり頼りないように見える。

 

「何を言っているんだ、ナイスさんはかなり頼りになるぞ」

 

そうしている間にもバド星人との戦いが始まる。

 

ナイスはそのまま構えようとすると、バド星人はすぐ近くにある車を手に取り、ナイスに向かって、投げる。

 

それに気づいたナイスはすぐに車をキャッチする。

 

それと共にすぐに、地面に置こうとする。

 

だが、バド星人は別の物を投げていく。

 

それを見たナイスは、投げてくる物を壊さないように。

 

無駄に超人的な動きで受け止め、安全な所に置く。

 

だが、それが油断となったのか、バド星人はそのまま蹴り上げてくる。

 

反応する事ができなかったナイスは、そのまま吹き飛ばされ、近くにある建物を頭にぶつかる。

 

それに対して、ナイスは思わず頭を抱えて、痛がる様子が見る。

 

それを見ると共に、バド星人はそのまま、上空から飛び上がり、そのまま真っ直ぐと飛び蹴りを行おうとした。

 

「危ねぇ!」

 

兵藤がそう言う。

 

だが、ナイスの目が一瞬、キラリと光る。

 

ナイスは、地面に転がったまま、両腕をクロスさせ、首を傾げる。

 

同時に、空中に飛んでいたバド星人は、ナイスから放たれたベリーナイス光線を真っ正面から受け止め、そのまま空中で爆散する。

 

「えぇ」

 

そのあまりにもあっさりとした勝利に、兵藤は思わず声を出してしまう。

 

「なんというか、色々と突っ込みたいのだが」

 

「ウルトラマンナイスは、一家の大黒柱だったからな。

車や建物による修繕費の方が心配だったんだろうな」

 

「うっウルトラマンも、お金を気にするのか」

 

「だが、そう考えれば、今回の戦いは凄まじいな。

なんだって」

 

そう言いながら、ゼノヴィア達が見つめた先。

 

そこは、ほとんど被害のない町の様子だった。

 

「そう考えたら、あのナイスは本当にとんでもないな」

 

そう言いながら、ナイスの戦いぶりに思わず呟いた。

 

そうしながら、疲れと共に座る。

 

「にしても、何かあったのか」

 

「えっ、急にどうしたんだ?」

 

「なんか、いつもよりもピリピリしている感じがするが」

 

そう麻中は問いかける。

 

それに対して、兵藤は少し迷っていたが、すぐに決断したように見つめる。

 

「麻中。

お前に頼みがある」

 

「なんだよ?」

 

「メビウスさんを、この世界に呼ぶ事はできないか」

 

「メビウスさんを?

また、なんで?」

 

そう疑問に言うと、兵藤が話し始める。

 

かつてアーシアが助け、傷を癒したディオドラが現れた。

 

自分のために教会を追われた彼女を迎えにきたらしい。

 

そしてリアスにアーシアを賭けてのレーティングゲームを挑んでくるのだった。

 

兵藤は、彼女を守る為に、強くなりたい。

 

だからこそ、強さの原点でもあるメビウスに教えを請いたいと思った。

 

「本当は夏休みにやりたったが、お前、ずっといなかっただろ。

無茶だと、思うけど、頼む!」

 

そう、兵藤は、頭を下げる。

 

「・・・俺がどうにかできる事じゃない。

そもそも、戦いの時だって、なんとか呼べているぐらいだからな」

 

「それは」

 

「・・・だから、来てくれるか、どうかはメビウスさん次第だ」

 

同時に、ナイスの方へと向く。

 

「という事で、すいませんが、ナイスさん」

 

そう、ナイスに向くと、頷いた。

 

同時にナイスはそのままディメンションナイザーへと戻っていく。

 

「えっと、今のは」

 

「とりあえず、聞いてみてからだ。

断られても、文句を言うなよ」

 

「っあぁ、勿論だ」

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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