麻中が助けた銀色のロングストレートの女性、ロスヴァイセ。
彼女から、話を聞く事になった。
「えっと、北欧神話勢力であるロスヴァイセさんで、その、今回の目的はオーディンが来る前の視察という感じですか?」
「えぇ、私自身、なぜ、襲われたのか、よく分からないので」
「まぁ、アブソリューティアンは一体、どんな目的で動いているのか、まるで分からないからな」
麻中はそう言うと、少し考える。
すると、ロスヴァイセの方を見て、言った。
彼女は、麻中に視線を向けられると、少し顔を赤くする。
そして、麻中の方をチラチラ見ながら、言った。
「それで、その麻中さんは、なんでここに」
「さっきのアブソリューティアンの結界で来たんだ」
「そっそうなんですかっ、その、これからの事について、その話を」
「これから、あっ」
ロスヴァイセの言葉と共に、麻中はあっと、驚きの声を出す。
「しまった、まだ体育祭の途中だった。
すいません、ロスヴァイセさん、俺はここで!」
麻中は慌てて、駆け出した。
それを見たロスヴァイセは慌てた様子で言う。
「えっ、あの麻中さん!!」
そのまま、すぐに駒王学園に向かって、走って行く麻中の背中を見ながらロスヴァイセは思わず叫んでしまう。
「うぅ、私、どうしたんでしょうか。
さっきから、顔が熱いけど、一体」
そんな呟きが、何を意味するのか、ロスヴァイセ自身も分からず、首を傾げる。
そして、そんな彼女達とは別の場所。
そこにいたのは筋肉質な男が見つめていた。
「あいつが、麻中か。
試しにやってみたが、厄介な奴だな」
その筋肉質な男の名はアブソリュートディアボロ。
アブソリューティアン・タルタロスと同位置の人物。
宇宙最強と呼ばれるコスモ幻獣拳の使い手であり、相手をなじって叩き潰す傍若無人のヒールレスラーである。
「どうでしょうか、ディアボロ様」
「レグルスの奴も呼び出す事ができるのか?」
そう、アブソリューティアンの巫女に対して、問いかけるディアボロ。
「おそらくは可能でしょう」
「それは面白くなったな」
同時にディアボロは笑みを浮かべながら、ウルトラメダルを手に取る。
「それで、実験は成功したんだな」
「えぇ、セレブロのおかげで」
「そうか」
同時にディアボロは笑みを浮かべる。
「ダークネスにカオスロイドなどの闇の戦士を作り出すのは簡単に行えるようになりました。
ですが、なぜ、そのような事を?」
「そんなの決まっているだろ」
巫女の言葉に対して、ディアボロの答えは
「光の戦士と言われたウルトラマン同士の戦い。
見ていて、面白いじゃないか」
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー