ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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北欧の神

オーディンが来日している間、麻中は、オーディンの護衛を頼まれる事になった。

 

理由としては、オーディンを狙って、またアブソリューティアンからの刺客が来る可能性がある為、それを警戒してだ。

 

「それにしても、以前の話で気になっていたのだが」

 

その中、護衛を共にしていたゼノヴィアが訪ねてきた。

 

「なんだ?」

 

「ウルトラマンが宇宙人なのを、困惑している様子だったけど」

 

「まぁ、ウルトラマンと言っても、宇宙人だけじゃない」

 

「宇宙人じゃない?」

 

それにゼノヴィアは首を傾げる。

 

「ウルトラマンの中には超古代から復活した存在や、人間自身がウルトラマンになる事もある。

そういう意味では、ウルトラマンは宇宙人じゃない人もいる」

 

「人間がウルトラマンになるのか」

 

それには、ゼノヴィアは心底驚いた様子だった。

 

「何よりも多くのウルトラマンは」

 

そう考えている間にも、気づく。

 

眼前に現れた存在。

 

「お前は」

 

「初めまして、諸君!我こそは北欧の悪神!ロキだ」

 

「ロキ」

 

その言葉と共に構える。

 

「これはロキ殿。こんな所で奇遇ですな。何か用ですか?」

 

そう、アザゼルはゆっくりと尋ねる。

 

それに対しては

 

「いやなに、我らが主神殿が我らが神話体系を抜け出して、我ら以外の神話体系に接触していくのが耐えがたい苦痛でな。

まぁ、もう一つの興味があってね」

 

そう言いながら、見つめた先は麻中だった。

 

「なんだ?」

 

「何、光の巨人。

その力を見たくもあってね。

何よりも、面白い物を貰ったからね」

 

赤い物だった。

 

それは、神話系統では見た事がなく、アザゼルは一瞬、首を傾げる。

 

「なんだ、それは」

 

「あれは、まさかっ」

 

「確か、こう使うんだったな」

 

『モンスライブ!イズマエル!』

 

聞こえた音声。

 

それと共に、ロキの姿が変わる。

 

それと共に、ロキの身体は一瞬でイズマエルへと変わる。

 

「やっぱり、チブルスパークか」

 

「ちぶる?なんだそれは」

 

「スパークドールズの力を解放して、その姿に変わる事ができるアイテムだ。

まったく、厄介な事だな」

 

その言葉と共に、ディメンションナイザーを取り出す。

 

「あっちが最強だったら、こっちも最強だ」

 

『ディメンションロード!ウルトラマンギンガ!』

 

最強のスペースビースト。

 

その名を持つ存在、イズマエルを相手にしながら、ウルトラマンギンガは構える。

 

人の恐怖心を餌にしるスペースビーストであるイズマエルを目の前にしながら、ギンガは一切恐怖しない様子はなかった。

 

それがイズマエルは気に入らなかったのか、身体の各部で融合しているスペースビースト達が叫びながら、その口を開く。

 

放たれた熱線は真っ直ぐとギンガに襲い掛かる。

 

だが、ギンガは慌てることなく右手を前に突き出す。

 

そして、手の中に光が集まり、それは光の剣となる。

 

ギンガセイバーだ。

 

「ギンガスラッシュ!」

 

ギンガセイバーを振りかざし、熱線を切り裂く。

 

そのまま一気に距離を詰めると、振り下ろしたギンガセイバーを振るう。

 

それをイズマエルは後ろに飛び退くことで回避した。

 

だが、それで終わりではない。

 

ギンガセイバーを仕舞うと共に

 

「ギンガスラッシュ!」

 

頭部のクリスタルが紫色に光ると共に、それを象った光刃を放つ。

 

それはイズマエルの腹部へと直撃する。

 

苦悶の声を上げるイズマエルだったが、すぐに体勢を整えると反撃に出た。

 

背中から生えていた触手が数本伸び、そこから大量の花粉を放出する。

 

視界を埋め尽くすほどの量の花粉。

 

それが、ギンガの視界を封じる。

 

同時にギンガの足下を、イズマエルの触手が脚を掴む。

 

掴まれた事によって、ギンガはバランスを崩して倒れてしまう。

 

そこに追撃を仕掛けるように、イズマエルはその隙を見逃さないように、全身から熱線、火球、電撃といった様々な攻撃が放たれる。

 

しかし、それでもギンガは冷静だった。

 

「ギンガスパークランス!」

 

瞬時に形成したギンガスパークランスで、拘束していた触手を斬り裂く。

 

それと同時に、ギンガスパークランスを器用に回して、迫り来る攻撃を全て弾き返した。

 

その事に驚くイズマエルだったが、ギンガは気にすることなく駆け出す。

 

ギンガスパークランスを逆手に持ったまま、すれ違い様に振るわれた一閃。

 

それによって、イズマエルの胴体に大きな傷跡を残し、そのまま倒れそうになる。

 

それが決定的な隙となった。

 

ギンガのクリスタルが青く発光する。

 

それと共に体内のエネルギーを集め、構える。

 

「ギンガクロスシュート!」

 

左腕は右肘に拳を当てる構える。

 

L字に組んだ腕から必殺光線を放つ。

 

イズマエルは、その攻撃を避ける事はできなかった。

 

同時に、ギンガクロスシュートを直撃したイズマエルは、そのまま後ろに吹き飛ばされ、爆散する。

 

「ロキの奴は」

 

「いないか、厄介な奴だ」

 

「えっと、これは」

 

そう、周りを見る。

 

そこでは、麻中が目の前の戦いに集中していたようだったが

 

「やっほ、久し振り、麻中」

 

「んっ、黒歌?」

 

後ろを見ると、黒歌がいた。

 

しかし、それ以外にもヴァーリなどのメンバーが立っていた。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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