眼前にいる曹操に対して、麻中はゆっくりと構える。
その両腕から機械の駆動音と共に光輝くのは、光の刃であるスペシウムブレード。
そのスペシウムブレードと一体化している両腕を構える。
対する曹操もまた、手にした黄昏の聖槍を真っ直ぐと構える。
聖書に出てくるだろう光を放つ黄昏の聖槍と宇宙の光を放つスペシウムブレード。
二つの光によって、周囲は夜の暗闇が一瞬にして打ち払われていくかのようだった。
そして麻中と曹操は同時に動いた。
まず先に仕掛けたのは麻中である。
麻中の右腕を、スペシウムブレードで斬りかかる。
それに対して、黄昏の聖槍を構え、穂先を前に突き出して防御の姿勢を取る曹操。
しかし麻中は構わずに、右腕を振り抜く。
――ギンッ! 金属同士が激しくぶつかり合う音が響き渡る。
だがそれは麻中の右腕を斬り落とすような事はなかった。
麻中の一撃を受け止めた曹操。
それと共に流れるように左腕のスペシウムブレードで曹操の胴を狙った。だがその攻撃も曹操は身を反らし、後ろに飛んで回避する。
――ギンッ! 再び、二人の刃同士がぶつかる音が響く。
麻中の攻撃を全て防ぎきった曹操だったが、麻中はまだ止まらない。そのまま一気にラッシュを仕掛けた。――ギンッ! ギンッ! ギンッ! と刃が衝突し合い、火花が散り続ける。
しかしそれも長くは続かない。
麻中のラッシュは凄まじいものだったが、それでも曹操はその全てを捌き切る。
だがそれだけではなかった。
その瞬間を狙っていたのか、麻中の攻撃の合間に曹操は麻中の腹部を殴る。
「ぐっ」
勢い良く放たれた拳に対して、麻中は腕をクロスさせてガードをする。
しかしダメージはあるようで苦悶の声を上げる。
そんな麻中に曹操は追撃をかける。
麻中の顔に向かって蹴りを放ったのだ。
――ドガッ! 鈍く重い音を立てて、麻中はそれをまともに食らう。
衝撃により麻中の体は宙に浮かび上がるが、すぐに体勢を立て直す。
それと共に、曹操は、槍の先端に光を集めていた。
それを喰らえば、危険だ。
麻中の中で危険信号が大きく響く。
だからこそ、麻中は、構える。
それと同時に、胸部のカラータイマーが赤く発光したリミッター解除する。
「・・・ほぅ、それはつまりタイムリミットという訳か」
「・・・違う、これはお前を全力で倒すっていう合図だ」
その言葉と共に、麻中もまた右手首の制御ユニットを左手首のコネクタに接続して十字に構える。
それを合図に、曹操の槍先からは真っ直ぐと光線が。
そして、麻中からは、スペシウム光線が放たれた。
二つの光の奔流はぶつかり合う。
そして激しい爆発が起きた。
その爆風によって二人は吹き飛ばされるが、すぐに立ち上がる。
「・・・ふむ、まだ立てるようだな」
曹操の言葉通り、麻中はまだ立ち上がってきた。
「だが、今日はここまでだな。
戦いは、またの機会としよう」
その言葉と共に曹操はその場から撤退する。
それが合図なのか、麻中はゆっくりと倒れるように気絶する。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー