「・・・それで、本当にその日に奴が来るんだな」
アブソリューティアンの巫女から、既に襲撃する予定を聞いていた事もあり、麻中は既にアザゼルに相談を行っていた。
アブソリューティアンの脅威に関しては既にアザゼルもまた警戒しながら、見つめる。
「あぁ、おそらくは間違いない。
あの巫女が、何を企んでいるのか、分からないけど、このままじゃ危険だ」
「それで、俺に相談か、まぁ、それは良いけど、あいつらには相談しないのか?」
「リアス先輩達は、今の時期は忙しいんだろ」
麻中は既にゼノヴィアから話を聞いていた。
彼らは近く、レーティングゲームでの大事な試合を控えている。
それは、彼らの夢の一歩に踏み込む為の大事な試合である。
詳しい内容は、麻中は知らない。
「そうか、まぁ、この事を知ったら、あいつらは後で怒るかもしれないけどな」
「だとしてもだ。夢を手放させる訳にはいかない」
「お前のそれは傲慢じゃなければ良いけどな。だけど、分かった。
とりあえず、もしもの時は一般人に関しては、俺に任せておけ」
「ありがとうございます、先生」
そう、麻中は頭を下げる。
だが、そんな麻中に対してアザゼルは、ため息を吐く。
「それにしても、お前は、恐怖はないのか」
「恐怖、それは一体、何に対する」
「お前自身、既に気づいているんだろ。その力、既にウルトラマンに近付きつつある事に」
その一言に麻中は、目を見開く。
「気づいていたんですね」
「修学旅行で、あんな動きをしたら誰だって気づくわ」
そう呆れながら言う。
「・・・まぁ、確かに怖くないと言われたら、嘘になりますね。だからこそ、大事にしたいんです」
「恐怖をか?」
アザゼルの言葉に対して、麻中は頷く。
「・・・ウルトラマンは、決して神ではない。どんなに頑張ろうと救えない命もあれば、届かない想いもある。
そして、神ではなくても、その力は、とても強い」
それは、ウルトラマンと多くの戦いをくり広げた麻中だからこそ、言える言葉だった。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う。
だからこそ、俺はこの恐怖は、それを忘れさせない為に必要な物だと思う」
「そうか、ある意味、お前はウルトラマンに選ばれた理由は分かった気がするよ」
そう、呟いたアザゼル。
だが、その一言を聞いた麻中に、小さな疑問ができた。
「・・・だったら、あいつは、なんでアブソリューティアンに選ばれたんだ」
アブソリューティアンの巫女と名乗った彼女は、なぜアブソリューティアンに選ばれたのか。
彼らへとどこまでも従おうとするその心は何か。
それが、なぜか麻中は自分とどこか重なってしまう。
「その答えを知る為にもか」
来る日に向けて、麻中はある意味、覚悟を決めた。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー