ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

65 / 134
文化祭に備えて

「・・・それで、本当にその日に奴が来るんだな」

 

アブソリューティアンの巫女から、既に襲撃する予定を聞いていた事もあり、麻中は既にアザゼルに相談を行っていた。

 

アブソリューティアンの脅威に関しては既にアザゼルもまた警戒しながら、見つめる。

 

「あぁ、おそらくは間違いない。

あの巫女が、何を企んでいるのか、分からないけど、このままじゃ危険だ」

「それで、俺に相談か、まぁ、それは良いけど、あいつらには相談しないのか?」

「リアス先輩達は、今の時期は忙しいんだろ」

 

麻中は既にゼノヴィアから話を聞いていた。

 

彼らは近く、レーティングゲームでの大事な試合を控えている。

 

それは、彼らの夢の一歩に踏み込む為の大事な試合である。

 

詳しい内容は、麻中は知らない。

 

「そうか、まぁ、この事を知ったら、あいつらは後で怒るかもしれないけどな」

「だとしてもだ。夢を手放させる訳にはいかない」

「お前のそれは傲慢じゃなければ良いけどな。だけど、分かった。

とりあえず、もしもの時は一般人に関しては、俺に任せておけ」

「ありがとうございます、先生」

 

そう、麻中は頭を下げる。

 

だが、そんな麻中に対してアザゼルは、ため息を吐く。

 

「それにしても、お前は、恐怖はないのか」

「恐怖、それは一体、何に対する」

「お前自身、既に気づいているんだろ。その力、既にウルトラマンに近付きつつある事に」

 

その一言に麻中は、目を見開く。

 

「気づいていたんですね」

「修学旅行で、あんな動きをしたら誰だって気づくわ」

 

そう呆れながら言う。

 

「・・・まぁ、確かに怖くないと言われたら、嘘になりますね。だからこそ、大事にしたいんです」

「恐怖をか?」

 

アザゼルの言葉に対して、麻中は頷く。

 

「・・・ウルトラマンは、決して神ではない。どんなに頑張ろうと救えない命もあれば、届かない想いもある。

そして、神ではなくても、その力は、とても強い」

 

それは、ウルトラマンと多くの戦いをくり広げた麻中だからこそ、言える言葉だった。

 

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。

だからこそ、俺はこの恐怖は、それを忘れさせない為に必要な物だと思う」

「そうか、ある意味、お前はウルトラマンに選ばれた理由は分かった気がするよ」

 

そう、呟いたアザゼル。

 

だが、その一言を聞いた麻中に、小さな疑問ができた。

 

「・・・だったら、あいつは、なんでアブソリューティアンに選ばれたんだ」

 

アブソリューティアンの巫女と名乗った彼女は、なぜアブソリューティアンに選ばれたのか。

 

彼らへとどこまでも従おうとするその心は何か。

 

それが、なぜか麻中は自分とどこか重なってしまう。

 

「その答えを知る為にもか」

 

来る日に向けて、麻中はある意味、覚悟を決めた。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。