ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

70 / 134
無限の観察

 アブソリューティアンの巫女の正体が判明した。

 

 ユメが行おうとしている事が判明したが、それでも、何時どこから襲い掛かるのかは分からない。

 

 その為、その日の戦いもまた、普段と変わらない日常だった。

 

 ウルトラマンZが地上へ降り立つと同時に、彼を取り囲むようにバンピーラとガルベロスがうなり声を上げている。

 

 そのグロテスクな見た目と同様に、その獰猛なスペースビーストである2体は、すぐにでもウルトラマンZに襲い掛かろうとしていた。

 

 そんなスペースビーストの2体に対して、ウルトラマンZが手に取った武器。

 

 青く透き通るような槍、ゼットランスアローを構える。

 

「ハァッ!」

 

 Zは気合とともにゼットランスアローを振りかざし、そのままバンピーラへと向かっていった。

 

 だが。

 

「フゥンッ!!」

 

 バンピーラはその巨大な腕から鋭い爪を伸ばして、ゼットランスアローを受け止めたのだ。

 

「グォオオオオッ!!」

 

 そしてそのまま力任せに押し返してくる。

 

 だが、Zはゼットランスアローを軸に回し蹴りでバンピーラに向かって放つ。

 

 しかしそれは空を切り、バンピーラには当たらない。

 

 その隙を突いて、ガルベロスが突進してきた。

 

 それを見たZは素早く身を翻してかわすと、今度はガルベロスの腹部めがけてゼットランスアローを突き刺した。

 

 すると、ガルベロスは一瞬だけ怯んだものの、すぐさま反撃に転じてきた。

 

 前足による薙ぎ払いだ。

 

 しかし、Zもまた間一髪それを回避している。

 

 だが次の瞬間、ガルベロスの前足の一撃が地面に炸裂する。

 

 爆裂音と共に地面が弾け飛び、土煙が巻き上がる。

 

 そこに、再びガルベロスの攻撃が放たれた。

 

 狙いはもちろん、先ほどと同じ場所、つまり、ゼットランスアローを持ったままのZだった。

 

 ガルベロスが放った前足の薙ぎ払いに対し、Zも同じく槍を振るって応戦した。

 

 両者が激しくぶつかり合い、衝撃波が巻き起こる。

 

 やがて、両者は互いに距離を取り合った。

 

 ガルベロスが噛み付いてくる。それをゼットランスアローで受け止めると、Zはそのまま押し返そうとする。

 

 しかし、ガルベロスは力ずくで振り払うと、そのままZに組み付こうとした。

 

 それに対し、Zは再びゼットランスアローを構え直す。

 

 そのままレバーを1回操作して発動。

 

 炎を纏ったエッジ部分で『Z』の斬撃を描き、ガルベロスに向かって飛ばす技。

 

 飛ばされた斬撃は高速回転しつつガルベロスに炎の『Z』を灼きつけ、勢いのまま爆砕する。

 

「っ!」

 

 それを見たバンピーラは、本能的に危険を感じ取り、大きく後ろに飛び退いた。

 

 しかし、その動きを予測していたかのように、Zはすかさず追撃をかける。

 

 レバーを2回操作すると、エッジ部分の周囲に弓矢のエフェクトが現れ、左手で柄部分を添うように氷の矢を引き、バンピーラに向かって放つ技。

 

 矢が当たったバンピーラは全身が氷漬けになり、内側から膨れるように爆散する

 

「ふぅ、ありがとうございます! Zさん!」

 

 そうして、戦いを終えたZに、麻中は挨拶をする。

 

 それと共にZもまた、ディメンションナイザーへと戻っていく。

 

「ふぅ、さて、次は、んっ?」

 

 そんな時、麻中に向けた視線。

 

 それに気づいた麻中は振り返る。

 

 一瞬、見えた視線の正体。

 

 それが、黒いゴスロリを思わせる格好をした少女だと、一瞬だけ見えた。

 

 しかし、すぐにその姿が消える。

 

「今のは、どこかで?」

 

 そんな疑問を思いながらも、麻中はそのまま帰る事にした。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。