「・・・お前が、ウルトラマンを呼ぶ人間か」
「んっ?」
聞こえた声、それと共に振り返る麻中。
学校が終わり、既に夕飯の買い出しを終えていた。
そんな麻中の前に立っていたのは、黒いゴスロリのドレスを身に纏った少女。
彼女の正体は誰なのか、分からない。
それでも、ウルトラマンの事情を知る者という事もあり、麻中はすぐに警戒する。
「君は」
「我、オーフィス」
「オーフィス?どこかで聞いた事があるような?」
そう言いながら、首を傾げる麻中。
しかし、すぐに思い出す事はできなかった。
それでも警戒は続けた。
「それで、君は一体、俺に何の用なんだ」
それと共に問いかける。
目の前にいるオーフィスが、ウルトラマンの事を知っている以上、裏の世界と大きく関係している。
その事もあって、麻中は警戒しながら問いかける。
「麻中は、ウルトラマンを呼び出した。
その中でも、ノアを呼び出せた」
「ノアを、あぁ、あの時は、奇跡のような出来事だったからな」
それは、麻中1人では決して達成する事ができなかった奇跡。
そう伝えると、少し、見つめてくる。
「それじゃ、麻中自身はウルトラマンの世界には行けるのか?」
「俺自身が行く方法?まぁ、ゼロさんを始めとした人達に頼めば、なんとかできると思うけど、もしかして、オーフィスはウルトラマンに知り合いがいるのか?」
「・・・ノアは、我らの父だ」
「ノアが」
その言葉に、麻中はさすがに動揺を隠せなかった。
「遠い昔、ノアはとある存在との戦いで力を失い、その存在を保つ事ができなくなった。
肉体を保てず、魂のみとなったノアは、その魂と力を、様々な人間に宿す事を選んだ」
「それは、確か、デュナミスト」
「聖書の神は、既にノアの存在を知っていた。だからこそ、そのシステムを利用して、神器を作りだした」
「・・・それじゃ、ある意味、ノアさんは、兵藤達と同じ神器のような存在という訳だったのか」
その言葉を聞くと同時に麻中は納得があったのか、頷く。
どこか共通点のあった二つに、心のどこかにあった。
「そして、ノアが残された肉体を元に、二つの存在が誕生した。
それが、我とグレートレッド」
「えっ、マジで」
それには、さすがに驚きを隠せなかった。
「だからこそ、我は先日の戦いで、ノアが出てきた事に驚いた。
ノアが遠い昔に言っていた言葉は真実だと。
そして、あそこも、まだあるという事を」
「あそこ、まさかデュナミストが最初に訪れる夢の」
「次元の狭間で真の静寂がある場所。
ノアを召喚でき、次元を移動できるならば、我をそこに連れて行って欲しい」
そう、オーフィスは麻中に頼む。
「それは、できないんだ」
「どうして」
「ノアさんこと、ネクサスは、普段力を貸してくれるのは、ある世界の1人なんだ。
その人の中にあるノアさんの残された光を、このディメンションナイザーで増大させる事でようやく召喚できるんだ。
だから」
「・・・そうか」
その言葉に、少し残念そうに俯く。
「・・・ノアさんの事を、どう思っている?」
「・・・暖かい。だからこそ」
その言葉と共に、オーフィスは少し寂しそうだった。
その目を見ると共に。
「僅かだけど、ノアさんが、ネクサスさんとして戦った日々を聞く?」
「・・・聞く」
その言葉と共に、オーフィスに、ネクサスの戦いを聞き始める。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー