ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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ダークネス

「この状況って、かなり面倒な事になっていませんか」

「まぁ、確かに」

 

そう呟きながら、ロスヴァイセは部屋の中にいるオーフィスに目を向ける。

 

本来ならば、敵の組織のトップであるはずのオーフィスが、この場にいるのは、かなり危機的状況だった。

 

「だから、本当にネクサスの戦いはかなり迫力があるのよ」

「凄い」

 

そんなオーフィスは、新条の話を聞いて、興味津々に聞いていた。

 

ノアと同じ存在であるネクサスの話に対して、オーフィスは笑みを浮かべていた。

 

「にしても、あのオーフィスがここまで興味津々だとはな。

ノアという奴は本当にとんでもないな」

「アザゼル先生も、そんなに冷静なんですか」

「俺だって、驚いているぜ。

にしても、ノアか。

ネクサスは、話を聞いていると、いわゆる神器0号と考えても良いだろうな」

「まぁ、それは、そうだね。実際に変身者によって、ネクサスの姿は大きく変わるから。

けど、なんで、聖書の神はネクサスの存在を」

 

そう、ロスヴァイセは疑問に思いながら、呟く。

 

「他の宇宙でも、似たような事例があったからな」

「・・・なんだか、さらっと、とんでもない事を言うけど、なるほどな」

 

そう、アザゼルは笑みを浮かべる、

 

「まぁ、あいつらが試験をしている間は、お前の所で預けておくぞ。

ある意味、お前以上に安全な所はないからな」

「はぁ、本当に」

 

そう、頭を悩ませる。

 

「・・・あいつ、来た」

「あいつ?どうしたの、オーフィスちゃん?」

 

そうしていると、オーフィスが何かに気づいたのか、周りを見る。

 

新条も、それに気になった様子で見る。

 

「・・・トレギアが、厄介なのをよこした」

「トレギアがっ」

 

その名前が出た瞬間、すぐに麻中は飛び出す。

 

同時に見えたのは、結界と共に現れた存在。

 

本物のウルトラマンエックスの姿を模しており、体の銀部分が漆黒に置き換わっている。

また黒のラインの部分は、胸と肩部は紫に、腕と下半身は赤に統一されている。

目は赤く染まっており、周囲に紫のラインが引かれている。

 

その存在の名はエックスダークネス。

 

ウルトラマンの光のエネルギーを元に生み出される闇のウルトラマン。

 

「まさか、ダークネスか。

以前の一件で、既に作り方は分かっているという訳か」

 

その言葉と共に、麻中は、その手にディメンションナイザーを構える。

 

『ディメンションロード!ウルトラマンギンガ!』

 

「まさか、ダークネスがここまで。だけど、負ける訳にはいかないよな」

 

その言葉と共に、ディメンションナイザーから現れたウルトラマンギンガが、真っ直ぐと相対する。

 

「エックスのダークネスを相手に戦う事になるとはな、腕が鳴るぜ!」

 

その言葉を合図に、ギンガとエックスダークネスの戦いが始まる。

 

ギンガの拳が真っ直ぐとエックスダークネスに向けて、放つ。

 

それに対して、エックスダークネスは右腕を横に振るう事で、その攻撃を防ぐ。

しかし、ギンガの攻撃はまだ終わらない。

 

そのまま連続でパンチを放つ。

 

それを全て防ぐエックスダークネスだったが、最後の一撃を防ぎきれず、腹部に直撃してしまう。

 

それでもダメージはそこまで大きくなく、エックスダークネスはすぐに反撃に移る。

 

今度は左腕を振るい、ギンガに向かって拳を放つ。

 

だが、ギンガはその攻撃を軽々と回避すると、再び攻撃を仕掛ける。

 

今度は蹴りを放ち、相手を吹き飛ばす。

 

同時にギンガに対し、、エックスダークネスはX字状に両腕両足を広げてまばゆい閃光をともなう炎の技、アタッカーダークネスエックスを放つ。

 

「ぐっ」

 

ギンガは攻撃を受けると、吹き飛ばされてしまう。

 

しかしすぐに立ち上がると、今度は相手の懐に入り込み、連続パンチを食らわせる。

 

だがエックスダークネスも負けじと、同じように連続して拳や足を振りかざす。

 

お互いに譲らない戦いが続く中、先に動いたのはエックスダークネスだった。

 

右手を突き出し、そこからエネルギー弾を放つ。

 

ギンガはそれをジャンプして避けると、空中で一回転しながら右足を突き出してキックを放った。

 

それに対し、エックスダークネスもまた右足を突き出す事で、キックを受け止める。

 

エックスダークネスは左手を前に出して光線を放つ。

 

それを見たギンガはすぐさま、後ろに下がって光線を回避する。

 

それと同時だった。

 

エックスダークネスの姿が、大きく変わる。

 

その手には、禍々しい虹を思わせる剣を持っており、その姿には驚きを隠せなかった。

 

「エクシードエックス!まさか、その姿までコピーしていたのか!」

 

その事に驚きを隠せないギンガ。

 

だが、そんなギンガに対して、エックスダークネスは、その剣で追撃を始める、

 

闇のエネルギーと共に放たれる斬撃にギンガは苦戦する。

 

「くそ、このままじゃ……こうなったら」

 

そう言うと同時に、麻中に目を向ける。

 

同時に、既に準備が出来ていたように、構えていた。

 

「行こう、新条」「分かっているよ」

 

その言葉と共に二つのディメンションナイザーを構える。

 

『トゥルーディメンションロード!ウルトラマンギンガビクトリー!』

 

その音声と共に、ディメンションナイザーから出てきたウルトラマンビクトリーが、ギンガと合体する。

 

「「見せてやるぜ!俺たちの絆!」」

「「ウルトラタッチ!!」」

「ギンガー!」「ビクトリー!」

「「ギンガビクトリー!!」」

 

2人のウルトラマンが一つとなる。

 

それによって、生まれたのは、2人のウルトラマンが合体し、8人のウルトラマンの力を宿した最強のウルトラマン。

 

その名はギンガビクトリー。

 

「行くぜ、ダークネス!」

 

その言葉と共にギンガビクトリーは、真っ直ぐとエックスダークネスに向かって走り出す。

エックスダークネスは、再び剣で薙ぎ払う。

 

しかし、ギンガビクトリーは、それを受け止めると、そのまま押し返した。

 

さらに続けて蹴りを放ち、距離を取る。

 

そして今度は拳を振りかざす。

 

それに対して、エックスダークネスも拳をぶつける。

 

ギンガビクトリーのパンチと、エックスダークネスのパンチが激しくぶつかり合う。

 

その接戦に勝利したのは、ギンガビクトリーだった。

 

ギンガビクトリーのパンチに吹き飛ばされるエックスダークネス。

 

エックスダークネスは、額に剣を装着させる。

 

それと共に、禍々しい七色の光線を、真っ直ぐと放つ。

 

それに対して、ギンガビクトリーもまた構える。

 

「「ウルトラマンネクサスの力よ!オーバーレイ・シュトローム!!」」

 

その声と共にギンガビクトリーはまず、両腕を伸ばして下でクロスさせる。

 

その後ゆっくり上げつつエネルギーを溜めていき、肘を腕の外側を向けるように曲げて、最後に両腕を斜め上にばっと広げてからL字に組んで発射する。

 

ギンガビクトリーの光線と、エックスダークネスの光線が激突する。

 

光と闇が激しくぶつかり合い、スパークが起きる。

 

そしてそのまま互いに押し合う。

 

その接戦に勝利したのは。

 

「「はああぁぁぁ!!!」」

 

ギンガビクトリーだった。

 

ギンガビクトリーの雄叫びと共に、エックスダークネスの光線が徐々に押していく。

 

そしてついに……。

 

――ズドォォン!! 大爆発が起きる。

 

エックスダークネスは爆炎に包まれた。

 

煙の中からボロボロになったエックスダークネスは、そのまま闇の塵となって、消えていった。

 

「トレギア。

まさか、あいつがまた出るとはな」

 

「・・・今回の一件、本当に厄介な事になりそうだ」

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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