ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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トレギアの友情

前回のダークネスの一件もあり、既に麻中達は、トレギアが今回の一件に関係している事を警戒していた。

 

だからこそ、何時現れても良いように警戒をしていた。

 

だが。

 

「ふむ、これはなかなかに美味だね、タピオカミルクティーとは」

「まさか、こんな所で会うとは、さすがに思わないだろ」

 

そう、麻中は、オーフィスと黒歌を連れて来た際に、タピオカミルクティーを飲んでいるトレギアと出会う事になる。

 

「やぁ、久し振りだね、麻中君。

前回のは、気に入ってくれたかなっと」

「ちっ」

 

そんなトレギアに対して、黒歌は殺気を籠めた魔力弾を、真っ直ぐとトレギアに向けて放った。

 

「おいおい、君は一応は私達側のはずだが?何をいきなり攻撃をするんだい?」

「お前がした事を忘れたとは言わせないにゃ、なんだったら、ここで叩き潰してやろうか」

「おぉ、怖い怖い。さすがは侵略者だけあって、恐ろしいねぇ」

 

そう、トレギアはまるで悪びれなく言う。

 

「やっぱり、知っていたのか」

「当たり前だろ、ここに来る前からね。まぁ、私としては、どうでも良い事だったがね。どの地球も、そう変わらないからね」

 

そうトレギアは呟きながら、麻中を見つめる。

 

「それで、俺達の前にわざわざ現れたのは何の用事だ?」

「単純な取引だ。彼女、オーフィスをこちらに引き渡してくれないかな?」

 

そう、トレギアはそう、オーフィスに向けて言う。

 

「それはボスを取り戻す為かにゃ?」

「少し違うね、アブソリューティアンの狙いはオーフィス自身というよりも、彼女の中にあるノアの情報だ」

「なるほど」

 

その言葉に対して、麻中は頷く。

 

「アブソリューティアンからしたら、警戒すべき存在。ノア、キング、レジェンドの3人のウルトラマンの内、ノアの情報があるオーフィス。狙わない訳はないな」

 

かつて、アブソリューティアンがノアの誕生を防ぐ為に惑星バベルに向かう程だった。

 

「悪いが、それを聞いて、余計に渡す気にはなれないよ」

「そうか、それはとても残念だよ」

「とても、そんな表情には見えないが」

 

そう、トレギアは落胆する所か、むしろ邪悪な笑みを浮かべていた。

 

「おっと、バレてしまったか。

仕方ないだろ、彼の活躍を見るのが、私はとても楽しみだったからねぇ!!」

 

その言葉を合図に、トレギアの後ろから現れた存在。

 

それはカオスロイドの一体である、カオスロイドT。

 

つまりは。

 

「ウルトラマンタロウのカオスロイドか」

「私のタロウの力を、存分に見せてあげよう」

「そうかよ、行きますよ、タイガさん!」

 

それと共に、麻中もまたディメンションナイザーを構える。

 

『ディメンションロード!ウルトラマンタイガ!』

 

鳴り響く音声と共に、ディメンションナイザーから飛び出たタイガは、真っ直ぐとカオスロイドTを見つめる。

 

「まさか、こうして父さんの偽物と戦う事になるなんて」

「少しビビりました、タイガさん」

「いいや、むしろ、ここで倒して少しでも父さんに近づいた証拠を見せるさ!」

 

それを合図に、カオスロイドTは不気味な低い声で高笑いと共に、タイガに襲い掛かる。

 

カオスロイドTは、その容姿がタロウと似ている事もあり、素早い拳が真っ直ぐと襲い掛かる。

 

タイガは、その拳に対しては、瞬時に蹴り上げる事で、拳の軌道を変える。

 

それと同時に

 

「タイガスラッシュ」

 

手先から光弾を発射し、牽制する。

 

それと共に、タイガはすぐにスライディングを行いながら、カオスロイドTの足下へと滑り込むと共に足払いをする。

 

「ほぅ」

 

カオスロイドTは、それに上手く対処する事ができなかった。

 

それと共に、真っ直ぐとカオスロイドTに向けて、タイガはその拳を真っ直ぐと振り下ろす。

 

それによって、大きなダメージを受けたのか、カオスロイドTは少し呻き声を上げる。

 

「戦い方は確かに父さんにそっくりだ。強さも、父さんとほとんど変わらないだろう。

けどな!」

 

カオスロイドTはすぐにタイガに向けて、紫色の光線であるカオスストリウム光線を放つ。

 

それに対して、タイガは

 

『プラズマゼロレット!コネクト!』

「ワイドタイガショット!」

 

左腕を横に伸ばしてエネルギーをチャージした後、腕をL字に組んで右腕から黄色の光線を放つ。

 

その威力は、カオスストリウム光線よりも上だったのか、そのまま光線は完全にカオスロイドTを押し返す。

 

「俺にはお前にはないウルトラマンの心が、フーマとタイタスとヒロユキの絆がある!ただ力しかないお前に、俺達は負けない!!」

「あの時よりも成長したようだね、だけど」

 

それと共にカオスロイドTの身体が燃え始める。

 

その色は紫色の炎。

 

まるで、周りを全てを巻き込むような炎。

 

「まさかっ」

「ウルトラダイナマイト!さぁ、文字通り、この周辺を巻き込ませて貰うよ!!」

 

それと共にカオスロイドTは、そのまま真っ直ぐと突っ込んでくる。

 

「負けてたまるかよ、行くぜ!!」

「えぇ!!」

 

同時に、麻中とタイガの2人が共鳴する。

 

その言葉と共にタイガの身体もまた炎に包み込まれる。

 

それこそ、カオスロイドTと同じ技、ウルトラダイナマイトだった。

 

紅蓮の炎と紫紺の炎。

 

二つの炎が激突する。

 

炎は激突し合いながら、空へと舞い上がる。

 

「「はああぁぁぁ!!!」」

 

それは、タイガが、カオスロイドTを真っ直ぐと宇宙に向かって押していたからだ。

 

その勢いに対して、カオスロイドTは完全に負けており、そして。

 

「ぐっ」

 

カオスロイドTは爆散する。

 

空には、巨大な花火で、光照らす。

 

「今回はここまでか」

「トレギア!!」

 

その様子を見ていたトレギアは、すぐに闇の門へと向かう。

 

すぐにタイガは再生し、真っ直ぐとトレギアに向けて、その拳を振り下ろす。

 

だが、それよりも早く、トレギアは、その姿を消す。

 

「トレギア、本当に厄介な奴だ」

 

そう言いながら、麻中はそのまま座り込む。

 

「麻中、大丈夫なの」

「いやぁ、さすがにウルトラダイナマイトはやばかった」

 

ウルトラマンと共鳴している麻中にとって、使用する技によって、その体力の消費量は違う。

 

そんな数々の必殺技の中でも、ウルトラダイナマイトはかなり危険な賭けだった。

 

「危険な奴は、これ以上は使いたくないな」

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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