その日、オーフィスと共に、レストランに呼ばれた麻中。
そのレストランは、普段の麻中の生活では高級な食材であり、それを黙々と食べていた。
「お前は、結構、マイペースなんだな」
「食べられる時に、食べておかないといけないからな。
何よりも、相手がトレギアだと分かっている以上」
そう、呟く。
「そう言えば、トレギアって、どんな奴なんだ」
「以前にも言ったけど、あいつは元々は光の国出身のウルトラマンだ。
元々はウルトラマンの中でも実力者であるタロウさんの宿敵にして元親友だ」
「タロウ?」
その名前を聞いた事のないのか、首を傾げる者が多い。
「ウルトラ兄弟。その中でも実力者だ。
様々な活躍をしている人物で、その戦闘能力も高い。
タイガさんは知っているか?」
「あぁ、確か、炎の剣を使っていたりする、あの?」
「そう、その人のお父さんだ」
「とんでもない親子というだけ分かるな」
その言葉に対して、麻中もまた頷く。
「その頭脳はかなり高いからな。
どんな事をするのか、分からないからな」
そうしている間にも、ホテルに何か変化が起きた。
僅かな地震程度の揺れ。
だが、その正体が既に分かった。
「なんだ、あれは」
そう、窓の外を見る。
そこに立っていたのは、女神。
そう言える存在だった。
白く、純白な。
人々が思い描く女神だろう。
「やばいな」「うん」
だが、その正体を、麻中も、新条も知っていた。
「麻中?」
「最初から、全力で行く!」
それに対して、麻中はすぐに構える。
『ディメンションロード!ウルトラマンギンガ!』『ディメンションロード!ウルトラマンビクトリー!』
鳴り響く音声と共に、ギンガとビクトリーの2人のウルトラマンが現れる。
召喚されたウルトラマンの大きさはこれまでと変わらなかった。
しかし、そんなウルトラマン達と比べても、その女神の大きさはあまりにも巨大過ぎた。
同時に。
「ギンガファイヤーボール!」『ウルトランス!キングジョーランチャー』
鳴り響く音声と共に、ギンガは周囲に隕石を、ビクトリーはその左腕をキングジョーに変えて、真っ直ぐと女神に向けて放つ。
対して、女神は、その攻撃を軽く受け止める。
「麻中、あいつは一体」
「ゾグ、根源的破滅招来体の一体だ」
「なんだ、そいつは」
「宇宙から襲来する人類及び地球の滅亡を望む謎の存在で、その実体は一切不明だ」
未だに、その正体は完全に分からない不気味な存在である。
だが、ここに現れた以上、油断はできない。
その証拠に、ゾグはすぐに2人のウルトラマンに対して、光の鞭を放つ。
2人を同時に召喚する事は、麻中にとっては負担が大きい。
だからこそ、2人のウルトラマンは互いに見つめ合う。
「一気に決めるぜ!」「あぁ!!」
その言葉と共にビクトリーが先陣を切る。
『奏でろ!勝利のメロディー!』
鳴り響く音声と共に、その身体は青を基調にしたビクトリー最強の姿、ビクトリーナイトへと姿が変わる。
それは、ギンガもまた同じだった。
『ギンガに力を! ギンガストリウム!』
同時に、ギンガの姿もまた変わる。
ビクトリーのように極端な変化ではないが、額にビームランプが追加された他、各部の模様やプロテクターの形状などがタロウを髣髴とさせるものに変化している。
それこそが、ギンガストリウム。
2人は、その姿へと変わると同時に、ビクトリーは、その手に持ったナイトティンバーを構える。
「ナイトビクトリウムシュート!」
立てたナイトティンバー ソードモードに左腕を当てて十字を組み、刀身から青色破壊光線を放つ。
その攻撃に対して、ゾグは正面から受け止めてしまう。
それによって、戸惑うゾグに対して、
『ウルトラ兄弟の力を一つに!』「コスモミラクル光線!」
伸ばした右腕から下の身体全体から発射する。
その一撃に対して、ゾグはさすがに怯んだ様子だった。
しかし、それは一瞬だった。
ウルトラマン2人の攻撃を受け続けて怒りが頂点に達し、露わになった最終形態にしてゾグの真の姿を現す。
グリフォンやドラゴンに似た姿をした4本の脚と強靭な両腕を持つ化け物であり、その大きさは50数mのウルトラマンが虫や豆粒のようにしか見えないほどだった。
「なんだよっあれは」
「まさに、今のこの状況が、奇跡的だな」
それは、結界によって張られた事で、周りからは確かに見えなかった。
だからこそ、そのあまりの巨大さに、兵藤達は思わず見上げる。
「本当の戦いはこれからと言う事か」
そう言いながら、麻中は、ゆっくりと見つめる。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー