「これが、ウルトラマンの戦いなのか」
そう言いながら、既に兵藤との戦いに決着がついた。
既に死にかけていた曹操は、その光景を見ていた。
それは、ウルトラマンが脅威に立ち向かっている光景だった。
その背中には、身の丈はあるだろう巨大な砲台があり、放たれる雷は、まさしく音を置いていく程の速さを持つ。
そして、放たれた雷の威力は、簡単に山を破壊する事ができ、躱す事ができない。
エネルギーが尽きる様子もない存在、グルジオライデン。
野生の動物の本能と機械の正確さ。
その二つが合わさり、ビル程の大きさにも関わらず、そのスピードをまったく捕らえる事のできないホロボロス。
そして、そんな2体の怪獣を巧に操りながら、ウルトラマンに対して戦うウルトラマントレギア。
おそらく、1体を倒すだけでも、3大勢力が集結する必要があり、禍の団でもオーフィスなしで倒せるかどうか分からない。
そんな存在を3体を相手にしているウルトラマンは負ける。
そう、曹操は思っていたが。
「まさか、ここまでとはな」
そう皮肉を込めるように笑みを浮かべる。
3体を相手しているウルトラマングルーブは、空を飛ぶ。
その速さはまさしく神速であり、同時に美しい。
グルジオライデンから放たれる一撃を、全て紙一重で避けている。
さらには地上に降り立った際に襲い掛かるホロボロスの爪を、受け流し、蹴り上げる。
同時に襲い掛かるトレギアに対しても、互角に戦う。
3つの脅威に対して、全くの互角で戦うグルーブ。
「あんなのに、果たして勝てたか、どうか」
「俺は、ウルトラマンに関してはほとんど知らない。知っているのは、麻中やメビウス師匠から教えられたウルトラマンに関して、僅かに教えられた程度だ。
だけどな、あのウルトラマングルーブの変身者の3人は、間違いなく地球人、つまりは人間だ」
「人間だと」
その言葉が信じられなかった。
グルーブは、まさしく世界の危機を迎えるのに十分な3つの脅威と互角に戦っているのが、人間だとは、曹操は信じられなかった。
「お前は、人間だからできないと言っていたけど、結局は最後までお前自身が人間の力を信じていなかったんじゃないのか」
それはまさしく皮肉だった。
しかし、同時に。
「だとしたら、今度は信じてみるか、人間の力というのを」
その言葉を最後に、満足げに消えていった。
最後に見たのは、ウルトラマンの確かな光だった。
そんな曹操の消滅を知らない中で、グルーブと3つの脅威は徐々に決着がつきそうになっていた。
地上をすれすれに飛ぶグルーブは、その手にブルの武器であるルーブスラッガーブルに極クリスタルを装填されていた。
『ボルテックスラッシュ!』
同時に、そのまま赤、青、黄の三色の光と共に、まさに一閃。
グルジオライデンを斬り裂く。
それと共にグルジオライデンは、そのまま地面へと胴体が真っ二つに別れて、爆散する。
それと同時に手に持っていたルーブスラッガーが二つに分離し、ルーブスラッガーロッソへと変形する。
『ツインボルテックスエッジ』
それと共に、二刀流で放たれた斬撃が、真っ直ぐとホロボロスを斬り裂く。
ホロボロスは、その場で避けようとしたが、眼前を埋め尽くす程の斬撃を避ける事ができなかった。
瞬く間に2体の怪獣を倒した。
「あの時よりも、強くなったようだねぇ」
『後はお前だ、トレギア!』
それと共にグルーブとトレギアが真っ直ぐと突っ込む。
それに体して、トレギアは両腕から放つ10本のカッター光線を放つ。
それに対して、再びルーブスラッガーブルにすると同時に、背中からルーブコウリンを手に持つ。
同時にグルーブは、両手の武器で、光線を斬り裂く。
切り裂きながら、真っ直ぐ、トレギアへと接近する。
「はぁ!!」
ルーブスラッガーとルーブコウリン。。
二つの武器による斬撃を次々とトレギアに放っていく。
トレギアもまた、それらの攻撃に対して、受け流しを行っていく。
「ふふっ、無駄な事をっ」
そう言っている時だった。
グルーブは手に持っていたルーブコウリンを投げていた。
これまで手に持っていたルーブコウリンが投げられた事に、トレギアは驚きを隠せず、なんとか身体を仰け反る事で、避ける。
しかし、それが決定的な隙となった。
トレギアに襲い掛かる腹部の痛み。
それは、グルーブが手に持っていたルーブスラッガーが激突する衝撃だった。
後ろに大きく吹き飛ぶトレギアに対して、グルーブは既に構えていた。
左手首を肘のあたりで組んで交差させ、左手は開かず握っている。
『グルービング光線!!』
放たれた光線。
すぐに、トレギアは、その光線を受け止める為にバリアを張る。
「この程度の光線などっ」
そう、トレギアは叫びながら、受け止める。
だが、その光線を受けながら、気づく。
「まさかっ」
トレギアは、これまでは湊三兄妹だけのグルーブだと。
しかし、今のグルーブは、麻中と、新条の2人が加わった事で、その強さは跳ね上がっていた。
「なるほど、そういう事か、面白い!面白いぞ!!」
その叫びを最後に、トレギアは、爆発の中で消えていった。
それが、同時にこの戦いの終わりの花火となっていた。
大きな叫び声、それは勝利だと確信した彼らの雄叫びだった。
「・・・トレギア、まさかここまで厄介だとはね」
そんな彼らを余所に、グルーブのインナースペースの中。
新条は、その手に持つダークディメンションナイザーを見つめる。
それは、麻中も、湊三兄妹も同じだった。
「おいおい、あいつ」
それはダークディメンションナイザーを通じて、現れたトレギアのディメンションカード。
つまりは、トレギアは。
「うわぁ、なんか、これ、アレクシスを思い出すなぁ」
そう、新条は苦笑いをしてしまった。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー