戦いが終わった後、麻中の身体に異常はないのか、検査が行われた。
その結果、判明した事だが、その容姿は以前の人間と変わりなかったが、明らかに人間ではあり得ない数値が多く出ていた。
この事から、兵藤達は既に分かっていた。
「麻中、やっぱりウルトラマンと同じ身体に」
「んっ、なっていたみたいだな」
そう、周りが沈みそうな雰囲気の中で、麻中は勿論、新条は特に気にした様子はなかった。
「おっ、なんだか、それ程、落ち込んでいない様子だな」
「それはまぁ、落ち込む事要素は特にないので。
元々、俺自身、ウルトラマンの皆さんに対しては憧れていた所もありましたので。
まぁ、どちらにしても、ウルトラマンと同じ身体だからと言って、人間の姿は変わりないから」
そう、特に気にした様子もない様子だった。
「私としては、気になるのは、もしも麻中君がウルトラマンに変身した場合は、どんな姿になるのか、気になるなぁ」
「気になると言われても、俺自身が、どう変身するのかなんて、分からないぞ。
それに、俺の身体は直感だけど、ジードさんと似たような感じだと思うぞ」
そう言いながら、麻中はそのまま身体を軽く動かしていた。
『まぁ、その身体をどう鍛えるかは、お前次第だけどな』
「ゼロさん」
その言葉と共に、ディメンションナイザーを開く。
『よっ、どうやら元気そうだな』
「ゼロさんこそ、この前はありがとうございます」
『別に気にするな。
何よりも、こっちの戦いに巻き込んでいるからな、助けるのは当たり前だろ』
そう、ディメンションナイザーの向こう側から聞こえて来たゼロの声に麻中は笑みを浮かべる。
「にしても、本当にそれ、どうなっているんだ?
ディメンションナイザーを一応量産はしてみたが、俺のではまだまだ召喚できるウルトラマンの数は少ないし、召喚時間は少ない。
ますます、興味深いなぁ」
『なんというか、そっちの奴は、ブルの奴に似ているな』
「んっ、ブルって、ウルトラマンか?」
『おぅ、この前の戦いで出てきただろう』
「あぁ、そう言えば、俺の時には、なんか出てきたけど、こいつか?」
そうアザゼルが取り出したのは、ブルのディメンションカードだった。
『どうやら、麻中のように全てのウルトラマンと繋がる訳ではないけど、相性の良いウルトラマンとは量産型でも繋がるようだな』
「んっ、それってもしかして、先生、俺にも一つ」
「おぉ、もしかして」
そうしていると、兵藤が、ディメンションナイザーを手に取ると、そこから出てきたのは、ウルトラマンメビウスのディメンションカードだった。
「おぉ、もしかしてと思ったけど、メビウス師匠」
『あいつが、師匠だとはな、なんというか、時の移りが早いなぁ』
「・・・あの、ゼロさん」
『んっ?』
そう話していると、ふと新条がゼロに聞いてくる。
「ウルトラマンの事で聞きたいんですけど、こういう恋愛的な話は何かありませんか」
「アカネは、いきなり何を言っているんだ」
その話題に、麻中は思わず呟いてしまう。
「裕太は黙っていて、そこの所、どうですか!」
『えっ、どうって言われてもなぁ、あっ、俺じゃなくて、あいつらだったら、そういうの詳しいかもなぁ』
「あっゼロさん!」
そうしているとゼロは通話が切れる。
同時に変わったのは。
『むっ、何やらゼロからの連絡を受けて、切り替わったが、これは一体』
「あっ、タイタスさん」
ゼロの代わりに現れたのは、タイタスだった。
「タイタスとは、一体どんなウルトラマンなんだ」
「力の賢者と呼ばれている人だ。トライスクワットのメンバーの1人で、タイガさんとフーマさんと一緒のチームで活動しているんだ」
「力の賢者、ならば、そういう事も分かるはず!」
そう、なぜかゼノヴィアが問い詰める。
『恋愛の事か、残念ながら、私にはそういうのは疎いからな』
「力の賢者なのに」
『そう言われても、私はそういう経験はあまりないからな。
だが、以前、タイガ達と話をした時に、なぜかそういう感じだと言われたが』
「感じとは?」
『うむ、あれは私がまだトライスクワッドに入ったばかりの頃の黄金惑星の激闘での出来事だった』
その言葉と共に、タイタスから黄金惑星の激闘についてを話された。
その話を聞いている間、女性陣は食い込むように聞いていた。
『まぁ、そういう訳で、私は力の賢者の称号を得たのだが、なぜかタイガ達はネフティ様が私に惚れていると言っているのが、麻中はどう思う?』
「えっ、そうですね。俺は恩人だと思いますよ。
実際に俺もゼロさんや、皆さんに対して、そう思っていますし」
『やはり、そうか。私自身もそう考えて『いや、違うだろ』えぇ』
「えっ、どこが違うの?」
タイタスの話の感想を聞いた麻中の答えに対して、その場にいた全員が否定した。
「いや、今の話、どう考えても、王女様、タイタスさんに惚れているでしょ」
「あぁ、駄目だ。この人じゃ駄目だ!次!次のウルトラマン!」
「えぇ、どういう意味なんだ?」
そう困惑している間にも、麻中はされるがままに次々とウルトラマンを召喚していく。
『ふむ、恋愛と言われても、私自身はあまり経験はないからな』「エックス本人じゃなくて、そこは大地さんを呼んでよ!」
『恋愛か。俺自身は心が安らいだという事はあるが、よく分からないな』「駄目だ、オーブさんは達観し過ぎている!」
『恋愛?いやぁ、僕の周りにはそういうのは』「鈍感主人公のジードはなしだよ!!」
『んっ、いやぁ、今は修行で忙しくて』『それよりも、そっちの世界の研究って、どうなっているの!俺、気になっているからさぁ!!』「ロッソとブルの兄弟は駄目だ!!」
そう、次々とウルトラマンが変わっていくが、彼女達が求めている話題がまるで出なかった。
「・・・アカネもそうだけど、お前達、なんで、そんなに必死なんだ?」
『お前だよ!』
麻中の言葉に対して、その場の全員が思わず大声で答える。
だが、それがどのような意味か、麻中はほとんど唖然としながら、首を傾げる。
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー