ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

84 / 134
ビートスター天球の内部

麻中達は、そのまま戦艦と共に突入したビートスター天球の内部。

 

それは、まさしく必要最低限の設備だけが設置されているとイメージさせる程の荒野を思わせる光景だった。

 

「ここが、ビートスター天球の内部」

「奴らも、既にこちらの存在を探知しているはずだが」

 

そう考えている間にも、その予測が当たったと言うべきか、麻中達を取り囲むような反応が見える。

 

「さっそく、お出ましか」

 

それと共に見てみると、そこには、グローカーボーン、レギオノイドなど、量産に向いているロボット怪獣が次々と迫っていた。

 

「これだけの数。

おそらくは奥に本体がいるはずだな」

 

それと共に、麻中はその手にディメンションナイザーを構える。

 

「さぁ、ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」

『ディメンションロード!ウルトラマンジード!ソリッドバーニング!』

 

鳴り響く音声と共に、ジードが、そのまま眼前にいるロボット怪獣達に向かって、飛ぶ。

 

その姿は、これまで見せてきたどのジードとも違う赤いジード。

 

それも、まるでロボットを思わせる姿、ソリッドバーニングだった。

 

ソリッドバーニングは、そのまま眼前にいるロボット怪獣に接近する。

 

ジードの存在を感知したロボット怪獣は、次々とレーザー放っていく。

 

しかし、ソリッドバーニングの鋼鉄のボディには、全くダメージを与えていなかった。

 

それと共に、腕部アーマーを展開し、右腕の拳を構える。

 

「ストライクブースト!」

 

その叫び声と共に、真っ直ぐと赤い熱線を発射する。

 

それによって、多くのロボット怪獣達がそのまま燃え尽きる。

 

同時に、ジードはそのままロボット怪獣達の中央に降り立つと同時に、蹴り上げる。

 

ジードが近づいた事によって、レギオノイドはドリルを、グローカー・ポーンは光弾で援護する。

 

しかし、それらの攻撃は無意味であるように、まるでダメージを受けない様子。

 

さらには、ジードは手に持ったジードスラッガーでレギオノイドのドリルを斬り裂く。

 

そのまま腕に装着すると

 

「ブーストスラッガーパンチ!」

 

ブースターの加速と共にパンチで敵を切り裂く。

 

周辺のロボット怪獣達を一通り倒し終えるたと思った次の瞬間。

 

グローカー・ポーンは次の行動に移していた。

 

二機のグローカー・ボーンが合体した、純粋な戦闘を目的とする姿に変わる。

 

各所に鋭い刃を備えた攻撃的なフォルムを持つ、グローカー・ビショップへと変わった。

 

その数も、多い状況には、変わらない。

 

「このままじゃ」

「だとしても、さっきの疲れが未だに残っている」

 

先程のビートスター天球に侵入する際の体力が未だに回復していない状況での、トゥルーディメンションロードはあまりにもリスクが大きい。

 

何よりも、未だに敵の本体まで姿が見えない。

 

その中だった。

 

「んにゃ?」

 

黒歌が何かに気づく。

 

それは、ビートスターライザーに流れる文字。

 

「・・・なんだか、招待しているみたいにゃ」

「招待って、ビートスター天球が?」

「そうにゃ、こちらには敵意がないからと言っているけど」

「今の状況で、それを言うの?

明らかに罠じゃない?」

「・・・罠だとしても、このままの状況では悪化するばかりだ。

ジードさん!」

『分かった』

 

その言葉と共に麻中は新たなディメンションカードを手に取る。

 

「ライブ! ユナイト! アップ!」『Ginga.X.Orb.』

 

その手に持ったウルトラZライザーを同時に構える。

 

「集うぜ! キラ星!!ジィィィィィィィド!!」『Ultraman Geed Galaxy Rising.』

 

それと同時に、ジードの身体は瞬時に、ギャラクシーライジングへと、姿が変わる。

 

同時に咆哮をあげながら、胸の前で円を作る

 

それと同時に足を引くと共に、その過程で背後に燃える鳥のようなオーラが形成される

 

そして、腕を横に広げたところから構えた右腕の肘に左の拳をあてると共に、腕を横に広げたときに背後のオーラを収束させ

 

「レッキングフェニックス!!」

 

その燃えさかるような炎の光線によって、眼前にいるグローカー・ルークは焼き尽くされる。

 

同時に、そのまま黒歌の持つビートスターライザーが導く場所へと向かう。

 

向かった先。

 

そこに広がっていたのは、白い砂浜に海。

 

その光景に、麻中達は驚きを隠せなかった。

 

「これは一体」

「この光景が、私のメモリーの中で、最も落ち着く場所だと記録されていました」

「えっ?」

 

聞こえた声、それと共に、見つめた先。

 

そこには民族衣装を思わせる格好をした女性がいた。

 

「お前、何者にゃ?」

「私は、このビートスター天球に取り込まれたシステムの一つ。名をテラハーキスと申します」

「テラハーキス?

まさか、ギルバリス!」

 

その事に、ジードは警戒した。

 

「警戒するのは、無理もありません。

本来の歴史ならば、私は、そうなる運命でしたから」

「そうなる運命?」

 

その言葉に一同は首を傾ける。

 

「・・・平行同位体。

もしかして、このビートスター天球は」

「えぇ、様々なロボット技術を吸収する為にアブソリューティアンが蘇らせた存在。

そして、私を始めとした様々な技術を吸収した場所です」

「それが、なんで」

「暴走する危険性のあるギルバリスよりも、まだ制御のしやすい頃の私を狙ったのでしょう。

その結果、惑星クレアは、消滅しました」

 

それは、おそらくは無くなってしまった歴史だろう。

 

それでも、悲しみは確かにあった。

 

「それで、俺達をここに呼んだ訳は」

「ビートスター天球を止めて欲しい。

だからこそ、それを託しました」

 

そう、黒歌のビートスターライザーへと目を向ける。

 

「これをかにゃ?」

「えぇ、ビートスター天球は様々なロボットを吸収しています。

だからこそ、それに対抗する為に、同じようなシステムを入れたビートスターライザーを開発しました」

「だけど、アブソリューティアンが最初に持っていただろ」

「えぇ、正直に言えば、賭けでした。

それが、あなた方の元に来るかどうか」

「何というか、本当にとんでもない賭けだな」

「えぇ、それぐらい、無茶な事だと思いますから」

 

そう言ったテラハーキスは、確かな覚悟の目をしていた。

 

「・・・」

「ジードさん?」

 

その目を、ジードはどこか遠い目をしていた。

 

「ギルバリスも、元々は平和の為に造られた。

僕は、元々は父さんが復活する為に造られた。

ある意味、僕と君は、似たもの同士かもしれない」

「えぇ、あなたの事も、別の世界の私の顛末も既に収集済みです」

「そうか」

 

その言葉と共に、頷く。

 

「恨んでいるかい?」

「いいえ、感謝をしています。

あなたのおかげで、多くの命を救えた事に」

 

そう言ったテラハーキスの顔は、確かな笑みを浮かべていた。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。