「あぅ」
「えっと、大丈夫ですか?」
ロスヴァイセの祖母であるゲンドゥルが帰って行った。
しかし、その後はロスヴァイセは顔を真っ赤にさせて、そのまま動かない状態だった。
そして、そのままドアを開けたのは新条だった。
「裕太、今の発言、なんで自然に出たの!」
「えぇ、いきなり、何!?」
突然の大声に対して、麻中は驚きを隠せない様子で呟く。
「裕太が、あぁ言うのは、鈍感なのに、なんでこういう時に」
「えぇ、そこまでか?」
「そこまでにゃ」「それには同意だ」
そう、ゼノヴィアと黒歌の2人もまた頷くように言う。
「まぁ、どちらにしても、俺はゲンドゥルさんが帰るまでの偽物の恋人だし、そこまで気にする必要はないでしょ」
麻中は、そうこれまでと変わりない様子で言う。
「恋人、まぁ、確かにこういう状況だし、そう思いますけど、これがきっかけで本物になっても」
ロスヴァイセの小さく呟く声に対して、麻中は完全に聞こえなかった。
「そっそれで、麻中さん!その、お婆様に納得してもらう為に、そのデートに行きませんか!」
「デート?俺、知らないけど」
「私も知りませんけど!」
「まぁ、別に良いけど」
そのまま、ロスヴァイセの勢いに任せた言葉に対して、麻中はそのまま流れるように家から出て行く。
「・・・あの人、結構積極的なのね」
「本当にね」
それと共にロスヴァイセに誘われるように出掛けた。
ロスヴァイセ自身の趣味である100円ショップへと来る。
「にしても、100円ショップはなかなか」
「そう思いますよね、麻中さん!」
その買い物の内容は、ロスヴァイセは目を輝かせながら、行っていた。
それに対して、麻中は、100円ショップになった飲み物を堪能していた。
それらを行い、近くのカフェで2人は休憩していた。
「あっ、すいません、1人だけでハイテンションになって、買い物を済ませてしまって」
「いえ、別に。
俺だって、ほとんど似たような事をしていましたから」
そう、落ち込むロスヴァイセに対して、特に気にした様子もなく、答える。
「麻中さんは変わりませんね。
あの時から、ずっと」
「そうですか、まぁ、あんまり成長していませんけど」
「成長はしています。だけど、あの時から、ずっと変わらない輝きを確かに持っています。
私はそれに」
そうロスヴァイセの言葉が紡ごうとした時だった。
麻中は突然、鋭い気配を出す。
「あっ麻中さん?」
「お前、何の用だ、こっちに向けて、変な目を送って」
「ふむ、バレてしまったか」
同時に現れた人物に対して、睨み付ける麻中。
「こうして会うのは初めましてかな、私はユーグリット・ルキフグス、禍の団の1人と答えましょう」
「それで、お前が何の用だ?」
「何、単刀直入に言いますと、ロスヴァイセ、私達の元にっ」
それを言い終える前に、麻中は既に蹴りを放っていた。
それに対して、ユーグリットは瞬時に腕を防御に使い、防ぐ。
「どうやら、寝言を言っているようだな。
良いぜ、かかってこいよ」
「ふむ、ここには無関係な人が多いのに」
「だから、てめぇをここから吹っ飛ばして、戦うんだよ」
そうしながら、麻中は構える。
「ふむ、君を相手に戦うのは少々不利だ。
仕方ない、ここは大人しく退散させて貰いましょう」
同時にロスヴァイセに向かって、触手が襲い掛かる。
それに対して、麻中は真っ直ぐとロスヴァイセの触手を斬り裂くと同時に、腰からディメンションナイザーを構える。
「ティガさん、行きますよ!!」
『ディメンションロード!ウルトラマンティガ!マルチタイプ!』
鳴り響く音声と共に、そのまま現れたティガは、そのまま2人を襲う怪獣と対面する。
珊瑚や蛸、蟹など海洋生物を合成したグロテスクな外見を持つスペースビースト、クトゥーラ。
クトゥーラは、そのまま複数の触手を放っていく。
それに対してティガは、手刀で受け流しながら、そのまま胸のプロテクター部分から発するエネルギーを光の刃に変え、両腕を伸ばして発射する。
それによって、クトゥーラの放っていった触手を斬り裂く。
「キィイイッ!」
クトゥーラが悲鳴を上げると、その身体を構成している生物の部位が次々と分離して、ティガへと向かってくる。
それはまるでイソギンチャクのように、ティガの全身に巻き付いていった。
「フッ……」
しかしティガはその程度の攻撃では、ダメージを受けない。
それどころか、ティガはクトゥーラの攻撃を利用して、空中に飛び上がったのだ。
そしてそのまま、腕を組んで構える。すると腕全体が光り輝く巨大な剣となった。
それを一気に振り下ろす! ズバァアアッ!! クトゥーラは真っ二つになる。
しかし。
「っ!」
真っ二つになったクトゥーラが、体内から出た触手で、すぐに再生する。
同時に右腕の鋏でティガの首を締め上げる。
「ぐあっ!?」
ティガはそのまま地面に叩きつけられた。
クトゥーラは、ティガを押さえつけている状態で、口から黒い煙を放つ。
それによって、黒い煙は、ティガを包み込む。
そして、爆発する。
「ぐっ」
それと共に吹き飛ばされて、そのまま爆散する。
それによって、ティガは後ろに吹き飛ばされる。
だが、ティガはすぐに起き上がる。
同時に、ティガのカラータイマーが赤く点滅する。
それを見たクトゥーラは不気味な笑みを浮かべながら、そのまま触手で、襲い掛かろうとした。
だが、それよりも早く、ティガは両手を交差させる。
腕からは、光が集まる。
そんなティガに向かって、クトゥーラが触手を襲い掛かる。
それでも、ティガは必殺の光線であるゼペリオン光線を放つ。
襲い掛かってきたクトゥーラの触手を、焼き尽くし、そのまま本体であるクトゥーラに当たる。
それは、先程まで再生したクトゥーラは、全ての細胞を焼き尽くし、爆散する。
「ふぅふぅ」
ティガの戦いを終え、そのままディメンションナイザーにティガが戻っていく。
「麻中さん、大丈夫ですか!」
「まぁ、なんとか」
そう言いながら、麻中はそのままロスヴァイセを心配させないように呟く。
「にしても、今度の奴も、また面倒な事になりそうだな」
麻中と一体化しているウルトラマンは
-
ギンガ
-
ビクトリー
-
X
-
オーブ
-
ジード
-
ロッソ
-
ブル
-
タイガ
-
ゼット
-
トリガー
-
デッカー