ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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冥界大決戦

ユーグリッドが、攻め込む事は既に理解していた。

 

だからこそ、麻中は常にロスヴァイセと一緒にいる事にした。

 

彼女自身がターゲットである事が分かった故の行動だった。

 

それに対して、ロスヴァイセは喜び半分、不安が半分だった。

 

確かな好意はあるが、同時にそれが恋愛に繋がっているのか。

 

教師である自分が生徒の麻中と一緒にいて良いのか。

 

何よりも。

 

(うぅ、視線が痛いです)

 

学校にいる間は新条とゼノヴィア。

 

家ではそれに黒歌も加わる状態だった。

 

恋愛に関しては唐変木な麻中は、それに気づいていなかったが、それでもロスヴァイセにはかなり胃が痛い。

 

そんな日々を過ごす中で、冥界でのイベントに参加する事になった。

 

冥界での、学校はロスヴァイセ自身も興味もあり、それと共に麻中も向かった。

 

「それにしても、まさか麻中さんのウルトラマンも来てくれるとは」

「任務中だけど、こっちにも興味があったようですから」

 

今回の学校に関して、麻中に来て貰ったのはウルトラマン80とウルトラマンコスモスだった。

 

80は、どうやら過去に地球で教師であった事もあり、将来有望な子供達に色々と気にかけていた。

 

さらには、ウルトラマンの中でも特に優秀なウルトラ兄弟の1人であった。

 

その教え方は、ロスヴァイセは勿論、教師を目指している匙達にも大きな影響もあった。

 

「なんというか、俺が目指す教師像って、あんな感じだなと思ってな」

 

そう言ってくれた。

 

尚、この際、80以外にもセブンとレオも来る予定だったが、麻中の体力に限界があるという理由で、今回は辞退して貰った。

 

「それにしても、ここは色々と凄いな」

「えっと、コスモスさんですよね」

「あっ、いや、僕は春野ムサシで、コスモスは別なんだ」

「えっ?」

 

その言葉に首を傾げる。

 

「コスモスさんは普段はムサシさんと一体化しているんだ。

ウルトラマンの中には、人間と一体化するケースも多く、ムサシさんはその1人なんだ」

「僕以外にもいるけどね」

 

それに対してロスヴァイセは頷く。

 

未だにウルトラマンに関する事は謎が多い。

 

それもあって、興味深かった。

 

「冥界は、様々な生命体が一緒にいるのか」

 

それに対して、とても興味深そうに聞く。

 

そう、順調に進んでいくイベント。

 

だが、その最中、禍の団による襲撃が始まった。

 

狙いが未だに謎に包まれている中で、すぐに行動が始まった。

 

「麻中、無茶をするな」

「はい80さん!」

 

現状、ディメンションロードを行っていないとはいえ、ウルトラマンを2人、この世界に呼んでいる状態は変わりない。

 

いざという時は、80もまたウルトラマンの姿になる事ができるが、それは最終手段。

 

その為、子供や父母達の護衛に80に回って貰った。

 

それと共に麻中達が向かった先に、まるで待ち受けていたようにいたのは。

 

「ユーグリット」

「くくっ、待っていたよ、ロスヴァイセ」

 

それと共に出迎えたのはユーグリット。

 

だが、その視線は、ロスヴァイセだけだった。

 

「あなたの狙いはっ一体」

「先日も言ったはずだが、伝わらなかったか。

まぁ、この場で、彼らを始末すれば、問題ないか」

 

それと共にユーグリットが取り出したのは二つの瓶。

 

その内、一つの瓶の正体に、麻中は気づく。

 

「それはっ、カオスヘッダーっ」

「それって」

 

それは、偶然とはいえ、コスモスとかつて戦ったカオスヘッダーの一部。

 

「おぉ、さすがですね。

では、これともう一つを加えれば、どうなるのか、君には予想はできるかな」

 

それと共に、もう一つの瓶を開くと共に、ユーグリットは口の中に入れる。

 

何をするのか、考えている内に、ユーグリットの身体に変化が起きる。

 

「はははっ、素晴らしい!素晴らしいぞっこの力はぁ!!」

 

同時にカオスヘッダーの光が包み込み、ユーグリットの姿は完全に変化する。

 

昆虫のような顔と悪魔のような体つきをしている存在。

 

「あれは、まさかゼブブ」

『まぁ、君がそう考えるのも無理はない。

だが、最も、君の知る存在とは少し違うがね』

「この魔力、まさかベルゼブブっ、だけど、なんでっ」

『カオスヘッダーの力で、ベルゼブブの細胞をコピー。

そして、その力をそのまま私の身体に取り込んだのさ!』

 

その言葉に対して、一番怒りを感じたのはムサシだった。

 

「カオスヘッダーを、そんな事の為に利用するなんて、許せない!」

 

かつては確かに戦った。

 

しかし、数多くの戦いを乗り越え、怒りと憎しみが浄化され優しさを得たカオスヘッダー。

 

そんなカオスヘッダーを悪用したユーグリットに対して、ムサシは見つめる。

 

「行きましょう、ムサシさん!」

「あぁ、勿論!」

 

その言葉と共に麻中は、その手にディメンションナイザーを、ムサシはコスモスに変身する為のコスモプラックを手にしていた。

 

『ディメンションロード!ウルトラマンコスモス!スペースコロナモード!』「コスモスっ!!」

 

二つの声が重なると同時に、ムサシは、そのままコスモスへと変身する。

 

眼前にいるゼブブとなったユーグリットと対峙しながら、そのまま構える。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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