ブラストからの依頼で商人とともにカルカドに行くことになったガルシア、ハッサン、ミレーユ、バーバラ、チャモロは、城を出発すると早速聖水を使った。
その結果、彼らはモンスターと出会うことも無く旅人の洞くつに到着した。
洞くつに入ると今度はチャモロが忍び足を使い、ここでもエンカウントを避けていった。
その甲斐もあって、ここでも戦闘になること無く、洞くつの北側に抜けることが出来た。
上の世界にやってきた一行は、砂漠の抜け道へとやってきた。
入ってすぐのところにはまるで門番のようにマッドロン2匹が立っており、「何者だ!」と問いかけてきた。
ガルシア「僕達はカルカドに行きたいんです。ここを通してもらえませんか?」
「なりません!どうしても通りたいのであればこちらと勝負しなさい!」
マッドロンはそう言うと仲間を呼び、くさった死体2匹とおおイグアナ一匹を呼んだ。
戦闘が始まると、星降る腕輪を身に付けたバーバラが真っ先にイオラを唱えた。
相手は全員がイオ系に無耐性のため、一気にHPを削り、こちらがかなり有利な状況になった。
続けざまにチャモロがバギマを唱えてマッドロンにヒットさせた。
このモンスターはバギ系に強耐性だったが、HPが残りわずかだったこともあって、相手は降参してしまった。
次におおイグアナが焼けつく息を吐いてきて、ガルシアとハッサンが動けなくなってしまった。
それから一瞬遅れてミレーユはイオを全員にヒットさせ、勝負は1ターンで終了となった。
その後、ミレーユはハッサンに、チャモロはガルシアにキアリクを唱え、自由に動ける状態にしてくれた。
一行は通路を西に進んでいった。
その途中でどれい兵士5人に遭遇した。
「相手が何人いようと、耐性を持っていようと、あたしはこれでやってやるわ!」
バーバラは気合を入れてイオラを唱え、3人をおとなしくさせた。
残りはチャモロが通常攻撃をヒットさせ、ここでも1ターンで終了になった。
次はくさった死体、マッドロン、ぬけがら兵、おおイグアナが一匹(または一人)ずつ登場した。
ぬけがら兵は事前にバーバラの活躍ぶりを見ていたのか、しっぷう突きで真っ先に攻撃してきた。
彼女は攻撃を受けてしまったが、何とか踏みとどまった。
そしてお返しとばかりにイオラを唱え、全員に大ダメージを与えた。
次にミレーユが炎のツメのメラミをマッドロンに、チャモロが通常攻撃をおおイグアナにヒットさせて降参させた。
続いてガルシアは通常攻撃をくさった死体に、ハッサンはメラミをぬけがら兵にヒットさせて、ここでも1ターンで戦闘が終了してしまった。
「イオラの威力、半端ねえな。はがねのムチに加えてこれも加わったら、まさに鬼に金棒じゃねえか。」
「どうやら私は通常攻撃だけでなく、攻撃呪文でも完全にバーバラに抜かされてしまったわね。」
「以前、バーバラさんを弱いと言っていたことが、今となっては本当に恥ずかしいです。」
呪文の威力に圧倒されたハッサン、ミレーユ、チャモロはバーバラに頭が上がらなかった。
「これもリベラをはじめ、みんながいてくれたおかげよ。本当にあきらめなくて良かったわ。」
彼女は得意げになることもなく、あくまでも謙遜を貫いていた。
一行はその後も何度か戦闘になったが、バーバラは毎回真っ先にイオラを唱えてこちらに有利な状況を作り、他の人達が決着をつけるというやり方で切り抜けていった。
その間、彼らはドロップアイテムをいくつか落としていった。
洞くつを抜けると、そこには砂漠が広がっていた。
「カルカドはあちらにあります。距離は短いので、もうすぐですよ。」
ガルシアは西の方向を指さした。
ハッサン「そうか。だったら一気に行ってしまおうぜ。」
チャモロ「でもモンスターの強さも気になりますね。」
ミレーユ「それなら、ここは聖水を使いましょう。」
「そうね。出来るだけ無駄な戦闘は避けたいから。」
バーバラは袋から聖水を取り出すと、早速それを使った。
おかげでほとんどのモンスターは近寄って来なくなり、歩きやすくなった。
しかし、カルカドを目の前にして運悪くようじゅつし2人とバーニングブレス一匹に出会ってしまった。
「相手が誰であろうと関係ないわ!くらえ!イオラ!」
バーバラは自信満々に呪文を唱えたが、相手はどちらも強耐性を持っていたため、思ったほどのダメージにはならなかった。
それならばとチャモロはバギマを唱えたが、ようじゅつしはこれにも強耐性を持っていた。
次にミレーユは炎のツメのメラミをバーニングブレスにヒットさせたが、またしても強耐性の壁にぶち当たってしまった。
すると今度は相手が総攻撃に打って出てきて、バーニングブレスは火炎の息で全体攻撃をしてきて、ようじゅつしAは通常攻撃を、Bはメラミを唱えてきた。
彼らの攻撃は運悪くミレーユに集中してヒットしてしまい、魔法使いの彼女はHPの低さや魔法の盾を装備していないこともあって、KOされてしまった。
「ミレーユ!」
ハッサンは大声で叫ぶと怒りに満ちた表情になった。
そして彼はガルシアの通常攻撃(ようじゅつしAにヒット)に続いて会心の一撃をBに叩き込み、かたき討ちという形でダウンさせた。
残されたバーニングブレスはバーバラとチャモロの通常攻撃でKOとなり、戦闘自体は終了した。
しかし、その場で痛がりながら倒れているミレーユの姿を見る羽目になったため、彼らに笑顔は無かった。
一行はホイミを唱えてHPを回復させ、さらにハッサンはMPが切れるまで繰り返しホイミを唱えて彼女をどうにか動けるようにしてくれた。
そしてミレーユはハッサンと一緒にゆっくりと歩いていき、どうにかカルカドに到着した。
その場所は見るからに荒れ果てており、水や食料も不足していて、人々は栄養失調の状態だった。
商人達は早速持ってきたものを取り出し、人々を呼び集めることにした。
それを見ながらハッサンはミレーユと一緒に近くの空き家に入っていき、彼女の面倒を見ることにした。
「ハッサン、ごめんなさい。迷惑をかけてしまって。」
「いや、いいんだ。魔法使いの状態では仕方がないさ。」
「私、こうなって初めて魔法使いの時のバーバラがどんな気持ちだったのか理解出来たわ。」
「ああ。HPや攻撃力、守備力の減りが半端ねえから、本当に大変な職業だよな。それでも我慢して見守り続けたリベラは本当にすげえ奴だよな。彼には足を向けて寝られねえぜ。」
2人はしんみりとした表情で会話をしていた。
一方、町の人達は我先にと言わんばかりにわっと寄ってきて、まるで取り合いになりそうな状況になった。
「みなさん、落ち着いてください!水や食料は十分にありますから、ちゃんと一列に並んでください!」
ガルシアは大声で呼びかけた。
それに応える形でバーバラとチャモロも人々を整列させることに参加した。
しかし、町の入り口の近くで様子を見ていたモンスターは商人達のところにやってきた。
「それは俺達がいただいていくぞ!」
「おとなしくよこせば命は助けてやる!」
それを見るなり、ガルシアは「お前達には渡さん!」と言って戦闘態勢に入った。
「こうなっては仕方ありませんね。」
「どうやら戦うしかないわね。」
チャモロとバーバラはガルシアに加勢することにした。
最初の相手はスーパーテンツク2匹とようじゅつし一人だった。
バーバラはイオラを唱え、軽減されながらも全員にダメージを与えた。
次にチャモロはいかずちの杖を道具使用し、スーパーテンツクを追い返した。
ようじゅつしは仲間を呼び、ぬけがら兵が加わった。
続いてガルシアが会心の一撃を出し、ぬけがら兵を追い返した。
「チャモロ。あいつの足止め、出来そう?」
「試しにやってみます。」
バーバラからの要請を受けて、彼は試しにラリホーを唱えたが、失敗してしまった。
(それならあたしが!)
彼女は自分もラリホーを唱えると、今度は成功した。
「それじゃ、僕がカタをつけましょう。」
「待って!」
バーバラはとどめの一撃をくらわせようとしたガルシアをとっさに制止した。
「眠っている間にあたしがマホトラでMPを補充するわ。」
「そう言うことですね。分かりました。」
ガルシアは彼女の思惑を理解して、攻撃を取りやめた。
それからバーバラは続けざまにマホトラを唱え、MPを20増やした。
するとようじゅつしがここで目を覚ましたため、ここからチャモロとガルシアは通常攻撃をヒットさせて、戦闘を終了させた。
ここでようじゅつしは不思議な木の実を落としていった。
次はオークマン2匹とデビルアーマー一人だった。
(確かデビルアーマーはメラミ一発で良かったわね。)
バーバラは以前戦った時を思い出すと、早速それを唱えてヒットさせ、一発でKOさせた。
チャモロはバギマ、いかずちの杖、メラミのどれを使おうか一瞬迷ってしまい、そのせいでオークマンAから振り回しを受けてしまった。
(こうなったらオークマンBが攻撃してくる前に、これを使うことにしましょう。)
彼はとっさにメラミを唱えてBにヒットさせ、間一髪で攻撃される前にKOさせた。
そしてガルシアが会心の一撃をAに叩き込み、戦闘を終了させた。
だが、すぐにおおイグアナ2匹とポイズンキャロット3匹との戦闘になった。
チャモロは真っ先にラリホーを唱えておおイグアナを両方とも眠らせた。
次にバーバラがイオラを唱え、全員にかなりのダメージを与えた。
ポイズンキャロットはAとBがそれぞれバーバラとチャモロに通常攻撃をしてきてきたが、チャモロはうまくかわした。
一方、Cは毒の息を吐こうとしたが、一瞬早くガルシアが攻撃をヒットさせたため、未然に防ぐことが出来た。
次のターンでバーバラはもう一度イオラを唱え、これで軍配が上がった。
しかしそれから間髪入れずに今度はおおイグアナ4匹との戦闘になった。
先手を取ったバーバラはまたまたイオラを唱え、続けざまにチャモロはいかずちの杖を道具使用し、ここは相手の攻撃前に彼らを退散させた。
その際、まんげつそうを落としていった。
残ったモンスター達は怖気づいたのか、町から退散していった。
戦闘が終わった後、ガルシア達は再び人々を整列させ、商人達は水や食料を一人ずつ渡していった。
カルカドでの用事が終わると、ガルシア達一行は現地を後にしていった。
アークボルトに戻ってくると、商人はブラストに役割を果たしたことを報告した。
「ご苦労だった。これで現地の人達も助かっただろう。」
ブラストは商人を含めて、みんなに報酬を支払ってくれた。
バーバラはお金を受け取ると、足早にリベラのところに向かっていった。
ハッサンはミレーユを連れて医師のところに向かっていき、チャモロは手に入れたアイテムを売りに、道具屋へと向かっていった。
そしてガルシアはサラのところに行き、不思議な木の実を手渡した。
彼女は喜んで実を食べ、MPの最大値を上げた。
「バーバラ、お帰り。心配したけれど、無事でよかったよ。」
ターニアに会いに行くのを我慢してまで彼女の帰りを待っていたリベラは、ほっとした表情でねぎらった。
「ただいま。正直、不安だったし、早く会いたかったよお。」
緊張感から解き放たれたバーバラは心の底からほっとした表情を見せた後、カルカドまでの出来事を色々話した。
「そうか。かなり町が荒れ果てていて人々が飢えている上に、モンスターが次々と現れたんだね。」
「うん。このままではいずれ町がモンスターに占領されてしまいそうな気がするの。そんな中で、住民の人達は苦しみも悩みも無い「幸せの国」にあこがれているそうよ。」
「幸せの国?何だかうさんくさいなあ…。」
「そうでしょ?あたしもそう思ったの。だからガルシアさんは真相を確かめるために、日を改めてまた行きたがっていたわ。その際はあたし達に声をかけるつもりでいるんだけれどね。」
「でも今の僕じゃまだ戦力になりそうにないから、行くわけにはいかないな。」
「それじゃ、あたしもここにいようかな…。」
「えっ?今の君なら間違いなく戦力になるはずなのに?」
リベラは彼女がてっきり行くと思い込んでいたため、驚いて思わず聞き返した。
「あたし、今日リベラと離れて行動している間、すごく寂しかったの。そしてハッサンとミレーユが仲良く接しているのを見て、あたしもリベラと一緒にいたい。離れて旅なんて出来ないって思ったの。」
そう話すとバーバラの表情は一気に寂し気なものになった。
(そうか…。そんなに僕のことを思ってくれるんだね。分かった。じゃあ僕、一刻も早く元気な体になるよ。約束する。)
リベラはそう心に誓いながら彼女と一緒に城の外に歩いていき、バーバラのルーラでライフコッドにいる妹のところに向かっていった。
Quest.7で一行がアークボルトに来てから、かなり長い間ここで過ごすことになりましたが、やっと先の場所に進みました。
とはいえ、アークボルトは強力な武器や防具がそろっている上に、熟練度上げにもなかなか適した場所なので、ここでのシーンは今後も度々登場します。