スライムつむりのエスカはホイミンと一緒にダーマ神殿に行くと、魔法使いと僧侶に転職し、メラミ、ラリホー、ホイミ、ニフラムを覚えた。
そして盗賊に転職して魔術師の塔に戻ってくると、ピエール、チャモロ、アモスと修行に励んだ。
その際、ホイミンはエスカのHPが低いことを気にしたため、ホーンテッドミラーから命の木の実を2個受け取り、彼女に与えることにした。
HPそのものはまだ十分とは言えなかったが、それでも氷のやいば、スライムの服、鉄仮面、はやてのリングを装備したことで何とか戦力になる目途が立った。
そんなある日。チャモロやアモスがミレーユと合流してアイテム集めと熟練度上げのために外出している時、ホラーウォーカーやかくとうパンサーが恐れていた偵察部隊のモンスターが魔術師の塔にやってきた。
(とうとう来てしまった…。)
相手は格上だけに、塔の入口にいたエスカはガタガタと震え出した。
しかしこの戦闘は絶対に勝たなければならず、負けは奴隷になってしまうことを意味するため、勇気を振り絞って彼らの前に立ちはだかった。
「何だと?戦う気なのか?」
「ええ。ここは通さないわ。」
「だったら、お前を倒して突破するまでだ。」
偵察モンスターの一員であるリビングデッドは、覚悟しろと言わんばかりに戦闘態勢に入った。
しかしエスカがニフラムを唱えたため、彼は強制的に戦闘から退場させられてしまった。
次に戦闘になったストロングアニマルは先制攻撃をしてきたが、硬い殻のおかげでエスカはあまりダメージを受けずに済んだ。
彼女は仲間を呼び、月の扇と力のルビーを身に付けたホイミンが駆けつけた。
「エスカちゃん、大丈夫?」
「うん。私の守備力のおかげで助かったわ。」
「じゃあ、一緒に頑張ろう。」
「ええ。」
2匹は声を掛け合った後、早速ホイミンがおたけびをした。
すると相手がひるんだため、エスカはその隙に通常攻撃と追加攻撃でダメージを与えた。
次のターンでは彼女がラリホーで相手を眠らせ、ホイミンが突き飛ばしを仕掛けた。
この時は失敗してしまったが、次のターンで同じことをすると今度は成功し、戦闘に勝利した。
すると今度はハイオークと戦闘になった。
ホイミンはおたけびをあげたが運悪く失敗し、エスカはスクルトを唱えた。
一方のハイオークは振り回しをしてきたが、エスカはかろうじてダウン寸前で踏みとどまった。
彼女はあらかじめ手渡されていた星のかけらを使用すると相手が混乱したため、とどめを免れることが出来た。
その間にホイミンはエスカのHPを全回復させ、エスカは氷のやいばのヒャダルコでダメージを与えた。
そして2匹がそろって通常攻撃をヒットさせて追い返すことに成功した。
次の戦闘はドラゴンソルジャー2匹だった。
エスカが仲間を呼ぶとピエールが駆けつけ、ホイミンはおたけびをあげて2匹をひるませた。
きせきの剣と星降る腕輪を身に付けたピエールがドラゴンソルジャーAに半端ない攻撃を浴びせた後、相手は通常攻撃と踏みつけをしてきて、ピエールがダウン寸前まで追い込まれてしまった。
ホイミンは素早くベホマを唱えて彼のHPを全回復させ、エスカはヒャダルコでダメージを与えた。
ピエールは通常攻撃でAを追い返したが、直後にBから痛恨の一撃を受けたため、再びHPがピンチになった。
ホイミンはすぐにベホマで全回復をさせ、エスカは通常攻撃をBに当てた。
その後は3匹でBに総攻撃を加え、途中でホイミンがダウン寸前になりながらも何とか戦闘に勝利した。
戦闘の合間にエスカは再度仲間を呼び、今度はホラーウォーカーとかくとうパンサーが加わった。
負けは許されないだけに、彼らの表情には悲壮な雰囲気が漂っていた。
するとバーサクオークとキラーマシン2が現れた。
ピエールは先程の戦闘で覚えたばかりのせいけん突きを浴びせ、エスカのメラミとホイミンのイオラでバーサクオークをKOさせた。
キラーマシン2は斬りつけと振り回しをしてきて、両方とも攻撃を受けたホラーウォーカーは何も出来ないままその場に倒れ込んでしまった。
かくとうパンサーは通常攻撃で攻撃したが、高い守備力が響いてあまりダメージを与えられなかった。
次のターンでピエールはせいけん突き、エスカはメラミでキラーマシン2をあと一歩のところまで追い詰めた。
かくとうパンサーは攻撃する前に弓矢と振り回しを受けてダウンしてしまったが、ホイミンがもろばぎりを浴びせて戦闘を終了させた。
ダウンした2匹はホイミンにベホマをかけてもらって動ける状態になった後、奥の部屋で休むことになった。
それからしばらくの間は戦闘にならなかったため、ホイミン達は塔に保管されていた魔法の聖水を使うなどして体制を立て直し、塔の入口で見張りをした。
出来ることならもう誰も来てほしくない彼らだったが、今度現れたのは何とろうごく兵2人だった。
(この敵、見るからにかなりの能力を持っていそうだな。)
(多分これが大ボスだろう。果たして勝てるんでしょうか。)
ホイミン、ピエールが嫌な予感を感じ取っていると、エスカはガタガタ震えながらその場で動けなくなってしまった。
「エスカちゃん、戦おうよ。」
「だめ…。私…、動けない…。」
この敵の強さを知っている彼女はホイミンに促されても動けないままだった。
そのため、彼女抜きで戦うことになった。
戦闘になると、先手を取ったピエールはせいけん突きでAにダメージを与えた。
そのAは砂けむりでホイミンの攻撃の命中率を下げ、Bは力任せの通常攻撃をピエールにヒットさせ、ダウン寸前まで追い込んできた。
ホイミンはおたけびをあげ、2人をひるませたため、次のターンはノーダメージが確定した。
その間にピエールは自分にスカラを唱え、ホイミンはピエールにベホマを唱えた。
次のターンでピエールは再度スカラを唱え、今度はホイミンの守備力を上げた。
AとBはそれぞれ振り回しと斬りつけをしてきて、ピエールとホイミンはダウンこそ免れたものの、かなりの大ダメージを受けた。
そのため、ホイミンはとっさに自分にベホマを唱えた。
次のターンでピエールはラリホーを唱え、両方とも眠らせた。
その間にホイミンはベホマを唱え、ピエールのHPを全回復させた。
相手はまだ眠り続けていたため、ピエールはせいけん突きをAに浴びせ、ホイミンは大きく息を吸い込んだ。
次のターンでピエールがAに再度せいけん突きを当てるとAが目を覚まし、彼に反撃の通常攻撃を浴びせてきた。
しかしここでホイミンの気合ための一撃を浴びてとうとうダウンした。
するとBが目を覚まし、ホイミンがダメージを受けた。
(ホイミン君とピエール君、あんな状態になりながら頑張っているのに…。私…、何も出来ていない…。これじゃいけない…。私も…、頑張らないと…。)
これまで何も出来ずにいたエスカは未だに震えながらも、傷だらけで戦う彼らの姿に即発され、勇気を振り絞って戦う決意をした。
そして彼女はスクルトを唱え、全員の守備力を上げた。
「君も戦ってくれるんだね。」
「ありがとう、エスカちゃん!」
ピエールとホイミンは彼女に勇気をもらい、気持ちに勢いがついた。
その後、ピエールは通常攻撃やせいけん突き、ホイミンはベホマやおたけび、エスカは星のかけらやメラミを駆使して相手の動きを止めながら戦い、何とか追い返すことに成功した。
「私達、本当に勝ったのね。」
ピエール「うん、本当に勝ちましたよ。」
ホイミン「エスカちゃんのおかげで勝てたよ。」
「そんな…。私、ろうごく兵の時には震えて動けずにいたのに…。」
「それでも戦ってくれたじゃないか。僕は気にしてないよ。ありがとう!」
「ホイミン君…。こんな私にありがとうだなんて…。」
エスカはまさか勝てると思っていなかったのか、未だに起きたことが信じられずにいたが、ホイミンとピエールのおかげで段々現実を受け入れられるようになった。
負けた偵察モンスター達は降参を宣言し、もうここには来ないことを宣言して引き返していったため、魔術師の塔では平穏な時が訪れた。
ダウンしたホラーウォーカーとかくとうパンサーも徐々に元気を取り戻していき、みんなで勝利の喜びを分かち合った。
後日。魔術師の塔にやってきたチャモロ、アモス、ガルシア、サラは次の目的地であるペスカニに向かうことをホイミンとピエールに伝えた。
彼らは即座に同行を決意した。
するとエスカがその場所にやってきて、自分も一緒に行くことを申し出た。
「その強さで大丈夫でしょうか?」
「危険な旅になると思いますけれど。」
アモスとチャモロは思わずちゅうちょし、一旦は断ってしまった。
「そんな、ひどい…。」
エスカは引き下がらず、再び同行を申し出てきた。
「僕からもお願いします。一緒に行かせてください!」
ホイミンが懸命にお願いをすると彼らもついに納得し、4人と3匹で出かけることになった。
彼らは早速ダーマ神殿に行き、転職をすることになった。
その中でチャモロはバーバラがイオラを駆使して大活躍していた姿が忘れられず、自分もエースアタッカーになりたいという思いから武闘家に転職した。
すると、その意気込みを感じ取ったアモス達は、彼にきせきの剣と力のルビーを装備させてくれた。
「えっ?2つともいいんですか?」
思わず恐れ多い気分になったチャモロは、戸惑いながら問いかけた。
アモス「いいんです。君の願いを叶えてあげましょう。期待していますよ。」
ホイミン「ハッサンとまでは言いませんが、ぜひエースアタッカーになってください。」
ピエール「せいけん突きが使えなくなったバーバラさんの分まで頑張ってください。」
彼らの後押しを受けてチャモロは迷いを吹っ切り、大役を果たすことを心に誓った。
アモスはもう少しでイオラとリレミトを覚えられるため、一旦魔法使いになり、その後は僧侶になることにした。
現在武闘家のピエールはアモスが転職するタイミングを見計らって自分も僧侶になり、寄り道なしでパラディンを目指すことにした。
チャモロがアタッカーになったことを受けてホイミンは魔法使いになり、主にホイミタンク役を担当することになった。
そしてエスカはおたけびを覚えるために商人になった。
ガルシアは素早さが低く、未だに武器での通常攻撃が出来ないものの、炎のツメとゲントの杖を使いこなせるようになったため、ターンの最後にメラミかベホイミという役目を担当することになった。
彼は鎧を装備出来ないため、サラが父親に許可をもらった上で自身の身かわしの服を細工し、彼でも着られるようにしてくれた。
まどうしのローブを身につけたサラはハッスルダンスの回復量が40に達したため、ターンの最初に回復を任せられる立場を確立しつつあった。
回復が必要ないターンでは両親からそれぞれ教えてもらったラリホーマとムーンサルトを使うことにした。
現段階において前者はラリホーとほとんど変わらず、後者は単体の攻撃力さえも通常攻撃より低いため使うメリットが無い状態だったが、我慢して使い続けていき、威力を上げていこうと意気込んでいた。
そして彼らは協力をしながら戦闘を切り抜けていき、最終的にマーメイドハープを手に入れた。
今回大ボスとして登場したモンスターですが、実はキラーマジンガだった時のバージョンもあります。
しかし、この敵は後に取っておいた方がいいかなと思ったため、他にも何パターンか考えた結果、最終的にろうごく兵になりました。
とはいえ、ムザムザと削除してはもったいない気がしたため、ここに掲載します。
出来ることならもう誰も来てほしくない彼らだったが、今度現れたのは何とキラーマジンガだった。
(この敵、見るからに恐ろしい能力を持っていそうだな。)
(多分これが大ボスだろう。果たして勝てるんでしょうか。)
(怖い…。それしか言いようがない…。)
ホイミン、ピエール、エスカは嫌な予感を感じ取っていた。
しかしそれでも戦闘は始まってしまい、キラーマジンガは強力な2度攻撃でホイミンのHPを一気に削り取った。
「ホイミン君!」
エスカはとっさに彼のところにやってきた。
「僕の…ことより…、あいつを…。」
ホイミンはそう言うと気を失ってしまった。
「あいつをって言われても、私…。」
エスカは恐ろしいまでの攻撃力を見せつけられたことで、その場でガタガタと震えるばかりだった。
(とにかくやってみるしかない。戦わなければ勝てないんだ!)
覚悟を決めたピエールはせいけん突きを繰り出し、3桁のダメージを与えた。
しかしキラーマジンガはまだピンピンしており、次はピエールに狙いを定めた。
(や、やられる…。)
彼が恐怖で震え出した時、ふと背後からホーンテッドミラーが現れ、すぐさまモシャスを唱えてキラーマジンガの姿になった。
それを見て、本家の方はターゲットをそちらに移し、両者はスター〇〇ーズの打ち合いシーンのように武器の当たる音を響かせながら打ち合いになった。
結果として命拾いをしたピエールはせいけん突きをぶち当て、エスカはスクルトで守備力を上げた。
HPが徐々に減ってきたキラーマジンガは打ち合いをしていた相手にスクルトを物ともしないほどの強烈な攻撃を加え、ダウンさせると同時に元の鏡の状態に戻した。
それを横目にピエールはさらにせいけん突きをヒットさせた。
スクルトがあまり役に立たないことを感じ取ったエスカはメラミを放ち、軽減されながらもダメージを与えた。
しかし、次のターンでキラーマジンガはとうとうピエールをもダウンさせてしまったため、戦えるのはエスカのみとなってしまった。
(このままでは私も確実にやられてしまう…。怖い…。でも、逃げるわけにはいかない…。お願い。これで勝たせて!)
彼女は残された最後のMPをはたいてメラミを唱えた。
すると、キラーマジンガのHPが尽きたのか動きが止まり、その場に立ち往生をした。
その不気味な光景にエスカは本当に勝ったのか理解出来ず、ガタガタ震えながら相手を見つめた。
しかし、時間が経ってもキラーマジンガはピクリとも動かず、さらに部下のモンスターがそれを連れて撤退していったため、ようやく勝利を確信することが出来た。