りせいのタネを手に入れた後、一行はすぐにモンストルの町の入口に戻ってきた。
すると、リベラはそれをハッサンに手渡し、自身はバーバラの治療のために夢の世界のライフコッドに行くことを告げた。
「そうか。まあ、アモっさんの件は俺達で何とかしてやるよ。」
「頼んだよ、ハッサン。」
「任せとけって。」
「じゃあみんな、行ってくるね。」
ミレーユ「行ってらっしゃい。バーバラのこと、お願いね。」
「うん。」
リベラは3人から距離を取るとバーバラを連れてルーラを唱え、その場から飛び立っていった。
ハッサン達は町に入っていくと、男の人にりせいのタネを手に入れたことを告げた。
「おおっ!本当に取ってきてくれたんですね。」
彼はそう言うと、3人を案内してくれた。
家の中に入っていくと、アモスはベッドの中に横になっていた。
彼は初対面の人がやってきたことを気にしたため、男の人は簡潔に事情を話した。
するとハッサンは口が軽いこともあってか、何とここで真実を話してしまった。
「えっ?私が夜ごと怪物に?またまたそんな冗談を!もうちょっとで信じてしまうところでしたよ。わっはっはっは。」
アモスは驚きながらも陽気に笑っていた。
「ですが、これを使えば、もうそのような騒動になる心配はありません。どうぞ飲んでみてください。」
チャモロはハッサンからりせいのタネを受け取るとそれをすりつぶし、アモスに飲ませた。
「うわ!にがいっ!これは何のクスリ……。うぐ…、うぐぐぐ……ぐわわわーーっ!!!」
アモスは顔をしかめながら飛び起きると、何歩か歩いて距離を取った。
そして次の瞬間、何と恐ろしい怪物の姿に変身してしまった。
「キャーーーッ!まさかこれで戦闘になってしまうの?」
「ちょ、ちょっとタンマ!これじゃ逆効果じゃねえか!」
「戦ったらこの家が、いや町が壊されてしまいますよ!」
ミレーユ、ハッサン、チャモロは腰を抜かすほどビックリした。
果たしてこんなモンスターと戦って勝てるのだろうか。
「グワアアーーーーッ!!!」
アモスは不気味な雄たけびをあげた。
その姿を見て、ハッサン達は目を閉じて思わずひるんでしまった。
そして…!!
3人は自分達がりせいのタネを取ってきてしまったことがあだとなって、一瞬やられてしまうことを覚悟したが、それから時間が経ってもシーンとしたまま、何も起きなかった。
彼らが目を開けると、アモスはすでに元の姿に戻っていた。
「何?何があったの?」
まだ現実を理解出来ないミレーユは、思わず彼に問いかけた。
「なーんてね!びっくりしたでしょ。わっはっは。」
アモスは右手を後頭部に当てながらそう言うと、突然笑い出した。
それを見て、3人は思わずずっこけた。
「どういうフェイントなんですか!それは!」
「普通そんなことするかあっ!」
「いくらフェイントでも、心臓に悪いわ…。」
思わずツッコミを入れるチャモロとハッサンに対し、ミレーユは吹き出しながら苦笑いを浮かべていた。
その後、アモスは今まで自分が本当にモンスターに変身してしまい、町の人達に迷惑をかけていたことをはっきりと理解し、まずその場に居合わせた男の人に謝った。
そして、自由に変身出来る能力を身に付けたことに気が付き、この力はきっと役に立つと実感したことを話してくれた。
「私もこの町でいつまでも世話になっているわけにはいかないし、ご一緒させていただけませんか?」
「えっ?私達とご一緒ですか?」
「本当に大丈夫なんですか?」
「迷惑にならなければいいけどな。」
ミレーユ、チャモロ、ハッサンはすぐに同意することが出来ず、渋い表情を浮かべながら断ってしまった。
「そんな、ひどい…。」
アモスはそう言うと、再びモンスターの姿になった。
「ぎょえーーーっ!!」
チャモロはまたひるんでしまった。
「ほら、こーんなことも出来るんですよ。役に立つと思いませんか?」
アモスは元の姿に戻ると、再び仲間に加えてもらえるようにお願いをしてきた。
(※この後、もう一回断りましたが、「そんな、ひどい…。」というセリフとともに再び同じことが繰り返されてしまったため、ハッサン達は結局同意をしました。)
「おおっ!やった!」
アモスは喜んで仲間に加わってくれた。
そしてハッサン達は一人一人自己紹介をし、アモスと握手をした。
「ところで、あなた達はこれまで3人で旅をしてきたのですか?」
ミレーユ「いいえ。5人で旅をしてきました。」
「そうですか。それなら残りの2人はどうしているのですか?」
ハッサン「ちょっと今、別行動中なんだ。一人がけがをして治療中だからな。」
3人は彼らの名前がリベラとバーバラであること。
さらに、5人で転職を通じて様々な職業に就き、熟練度を上げていることを話した。
「そうですか。では、私も転職をしたいです。早速その場所に連れていってもらえませんか?」
「分かりました。でもその前に、この町の人達に旅に出ることを伝えてみてはどうでしょうか?」
「確かにそうですね。では、私が今までやってきたことを町の人に謝り、それでも追い出さずに英雄として見てくれたお礼を言いに行くことにします。」
アモスはチャモロの提案に同意すると、3人と一緒に町の人達にお礼を言いに行った。
そしてそれが済むと、夢の世界のダーマ神殿に行くことにした。
しかし、ルーラを使える2人が不在だったため、彼らはキメラの翼を買って現地に向かっていった。
「えっと、そうですね。私はすでにホイミが使えますし、僧侶はパスすることにしましょう。」
アモスはそう言って魔法使いに転職した。
そして外で出会った相手(下記の場面1参照)と打ち合いを繰り広げ、結果的にメラミとラリホーを覚えた。
彼は即座に神殿に戻ってくると、今度は盗賊に就くことを決意した。
その後、4人は下記の場面2と3を経験した後、ライフコッドに向かっていき、リベラとバーバラに会った。
そして新たにアモスが加わったことを報告した。
「僕はリベラ。これから一緒に頑張りましょう。」
「あたしバーバラ。ヨロシク。」
2人は笑顔でアモスを迎えてくれた。
そして一行はターニアに食事を用意してもらい、楽しい時間を過ごした。
ただ、バーバラの治療の影響で男性が泊まるわけにはいかなかったため、彼らは別の場所に行って宿屋に泊まることになった。
翌日。彼らはマーズの館に向かい、モンストルでの件を解決してアモスを仲間に加えたことを報告した。
「おおっ、ご苦労じゃった。仲間が増えて良かったのう。」
「ああ。アモっさんは会話もやることも面白いし、何だかムードメーカー的な存在だぜ。」
ハッサンは早速これまでのことを話した。
場面1
上記の相手と出会った時。
『あんた達、持ちものを出しなさい!』
アモス『では、これを差し上げましょう。』
『う~ん、かぐわしい香り…って、』
(※この後の会話はカットさせていただきます。)
場面2
ハッサン『おい、あの鳥!俺の服にこんなもの落としていきやがった!あったまきたぜ!メラミで焼き鳥にしてやる!』
アモス『ダメですよ、そんなことしたら。』
『何でだよ!』
『あの鳥が幸運を落としていったんですから。』
(ミレーユとチャモロは大爆笑。)
場面3
アモス『では、ここで1曲、全力で歌ってもいいですか?』
ハッサン『はっ?』
すると、アモスはオンチな声でリサイタルを開始した。
『これはヤバイですね。何だかジャイ◯ンみたいです。』
『何という拷問なの。MPを吸い取られるわ。』
チャモロとミレーユからは大ブーイングだったが、ハッサンはそれを面白がったのか、自分もオンチな声で歌いだした。
その結果、ミレーユとチャモロは混乱状態になり、まわりにいたモンスターがみんな逃げ出したため、結果的にトヘロスがかかった状態になった。
会話が終わると、リベラは次の目的地について問いかけた。
「そうじゃな…。次の目的地としては、アークボルトがあげられるのう。」
「その町はどういうところなんでしょうか?」
リベラの質問に対して、グランマーズは強力な兵士達が何人もいることや、強力な装備品が売られていることを教えてくれた。
ハッサン「じゃあ、早速行ってみようか。」
「その代わり、今のお前さん達ではその兵士達には勝てんじゃろう。そして彼らに勝たないと中には入れてもらえんから、しばらくの間修行が必要になる。その間、バーバラは武闘家に転職してみてはどうじゃ?」
「えっ?武闘家?でもあたし、やっとベギラマを覚えたし、これからもっと強力な呪文を覚えて、早くみんなの役に立ちたい!そして魔法使いをマスターしたら、今度は僧侶に転職してベホイミやベホマを覚えて、最終的に賢者になりたい。」
バーバラはグランマーズの提案に同意出来なかった。
「そうか。分かった。じゃが、気持ちが変わったらいつでもダーマ神殿に行くがよい。おおごとにならんうちにな。」
グランマーズは残念な表情をしながらも、強制はしなかった。
次に彼女はとある町に山賊の集団がたむろしており、人々を困らせているため、アジトに行って討伐をしてもらえるかという仕事の依頼があることを話した。
リベラ達は熟練度上げにもつながるという理由でそれを受け入れ、依頼人のところに行って事情を話した。
依頼人から承諾を得ると、6人はその場所へと向かっていった。
アジトの中に入っていくと、そこには10人程度の山賊達がいた。
「何だお前ら!何しに来た!」
「どうしてここが分かったんだ!?」
「まさかあたい達を捕まえに来たとでも?」(←彼女は上記の場面1と同一人物です。)
「フンッ!返り討ちにしてやるぜ!」
彼らはリベラ達を見るなり襲い掛かってきた。
山賊達の持っている能力はムチ攻撃、メラミ、気合ため、魔封じの杖でのマホトーン、捨て身など多彩だった。
一方、こちらが1ターン目に取った行動はリベラがまわし蹴り(2人にヒット)、ハッサンがせいけん突き、ミレーユがラリホー、バーバラがベギラマ、チャモロがいかずちの杖の道具使用、アモスがモンスターに変身だった。
このターンではラリホーで5人を眠らせることが出来、一人をダウンさせた。
しかし直後にマホトーンの影響でリベラ、ミレーユ、バーバラ、チャモロが呪文を封じられてしまい、次のターンでやるはずだったメラミ攻めが出来ない状態になった。
代わりにミレーユは破邪の剣の道具使用でギラを放ち、集団にダメージを与えた。
だが、先程のターンで気合ためをしていた人がバーバラに強烈な一撃をくらわせたため、彼女は一発でダウンしてしまった。
さらにリベラは捨て身の攻撃受けてその場にうずくまってしまい、ムチ攻撃とメラミを受けたミレーユはフラフラの状態になってしまった。
一気に戦況が悪化した中、チャモロは再度いかずちの杖を道具使用し、ハッサンの通常攻撃+追加攻撃で3人をダウンさせた。
そしてアモスがしんくうはを繰り出し、大ダメージを与えてくれたおかげで、残りは2人になった。
その2人はミレーユとチャモロの通常攻撃でダウンしたため、どうにか勝つことが出来た。
戦闘が終わるとミレーユとチャモロはベホイミで、ハッサンとアモスはホイミで自分の傷を回復させた。
そしてミレーユはベホイミをバーバラとリベラに重ねがけし、戦闘には復帰出来ないまでも、どうにか動ける状態にしてくれた。
さらに彼女は2人に対してターニアのところに行って治療を勧めた。
「分かった…。ライフコッドに行ってくるよ。」
「みんな…。また迷惑をかけてごめんね…。」
リベラとバーバラは落ち込んだままルーラを唱え、その場から飛び立っていった。
残った4人のうち、ハッサンとミレーユはその場所に残り、チャモロとアモスが兵士を呼びに町へと向かっていった。
山賊が逮捕され、もぬけの殻となったアジトではたくさんのお金やアイテムが置いてあった。
それらのうち、いくつかは持ち主のもとに戻っていったが、引き取り手の無いものは謝礼としてハッサン達の手に渡ることになり、さらに成功報酬として置いてあったお金の15%をもらえることになった。
「これでかなりの金策になったんじゃねえか?」
「そうですね。これで新たなアイテムを買えそうですね。」
ハッサンとチャモロはそう言うと、ミレーユとアモスと一緒に道具屋へと向かっていった。
しかし彼ら4人は、この時点でリベラとバーバラの身に起きている異変を、まだ知らずにいた。
作中の場面3でアモスが歌い、途中からハッサンも歌い出した曲は、個人的には「ボンバー◯ングのテーマ」ということにしています。
僕自身がようつべのとあるサイトでこの歌を聞いて大ウケだったので…。
また、僕は敵を倒した場合、必ずしもお金をもらえないことにしています。
とはいえ、これではなかなかお金が貯まらないため、アークザラッドⅡのギルドのようなものを用意し、仕事をこなすと報酬がもらえるという形式を導入することにしました。
これと似たような状況がすでに今作のQuest.3にありましたが、その時は偶然です。