友人以上トレーナー未満のトレーナーは、やっぱりスカウトに失敗する。だが、スカウトするのをやっぱり諦めない!! 作:ブラックマッハ
翌日の俺は余裕が無いのよマジで。
救いの女神とか早く来てくれないと俺はここから出て行くしかないよ。
分かっているのか?仲良くしているウマ娘共。
(そろそろ本当にやばいぞ。誰か助けて、助けてくれ)
俺は、一人で悲しんでいた。誰にも助けを声に出さずに求めずにいた。
一人孤独に、追い出されるそれは、なんと言っても地獄である。
何故メンタルが追い詰められたかは、今日はなんとたづなさんに呼び出されるからだ。場所は理事長室で、これクビで決まりじゃないか。
時間は今から10分後くらいに始まるみたいだ。
顔を叩いて勇気を出す。
少しでも元気にならないと行けないな。
俺は理事長室を目指して歩く。
俺は、全く悲しくならず、堂々とまるで、悲しんでいたのが嘘みたいにしないといけない。
「大変大変なの?あれ赤龍さん?」
「うっす。悪い、俺忙しいのだけど」
「赤龍さん、絶対クビにならないで下さいよ」
「でどうしてそんな噂が流れているんだ?」
俺は、今1番気になってしまったことを歩きながら聞いた。
「今日1番のニュースですよ。もし言われたら私達がいますからね」
「じゃあ俺の担当ウマ娘になってください」
そう言うと
「ごめんなさい。それは出来ません」
ほらな、さっそく断れた。
(ああ、誰か、本当に助けてくれないかな)
「そうかよ。じゃあさ、いやごめん、今のは忘れてくれ」
危ない、危ない、本音が漏れそうだった。後少しで人を傷つけてしまうかもしれない。
本音が言えない友達に友達とは言え無いかもしれない。
だけどさ、本音が言える関係って難しいんだぜ。
なんかスッキリした。これならクビなんて怖く無い。
友達に本音を言って友達じゃなくなるよりはな。
「大丈夫だ。僕に怖い物は今は無くなった。頑張ってくる」
そう言って堂々と理事長室にノックすると
「赤龍か、入りたまえ」
「失礼します」
話は分かる。クビだろうきっとそうに違いはない。さぁクビにするならしてくれたまえ。覚悟はできたさ。
「確認! 君の意思を聞きたいのだが、聞かせて欲しい」
俺の気持ちでクビになるのかが決まるのか?
そんな一言で左右されるのかよ。
いいだろうクビがかかっているんだ。頑張るぞ。
「ここで働きたい気持ちは、変わっていないのか?」
「間違いはありません」
即答で答えた。
そりゃあそうだ。ここに受かるためバカな俺は頑張ったのだぞ。
「ここで働かせてください」
綺麗な精神を込めた土下座。これで頼み込むしか方法はなかった。
頼む理事長思いよ届いてくれ。