プリニー〜ダンジョンで俺が最強って解釈違いじゃないッスか⁈〜 作:ジャッキー007
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うん。やっぱ気のせいだったんだな
今まで書いてきた中で初めて見る順位でした
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新しく生まれ変わる、と回りくどい表現をしたものの、リリルカの最終目標はファミリアからの脱退で間違いないだろう。
というのも…エイナ女史と出会うより前、街の人々に聞き込みをしている中で、それに関係するだろう情報を入手していた。
リリルカの身体的特徴に酷似した小人族が、ある夫婦が営んでいた花屋で短い期間だが働いていたというものだ。
だが、ソーマ・ファミリアの団員達によって花屋は滅茶苦茶にされてしまった。
ファミリアでの扱いは酷くて、それこそ奴隷のような扱いを受けていたのを見た人も居たらしい。
それらを踏まえて考えると、リリルカの精神状態は良くない…人間不信もそうだが、冒険者という存在自体を憎んでさえいるだろう。
(事態は深刻だな…)
そうなってくると、こちらから何かアクションを起こしたとして良い方向に向かう事は難しい、
それこそ、中途半端な善意ではなく本心からのものでしか動かす事は出来ないだろう。
(とはいえ…)
3人で共に過ごした時間の中で、リリルカの存在というのは顔見知りからサポーターの少女を経て、変わってきていた。
「放ってはおけないッスよね…」
だが、ファミリア内の問題に第三者が介入しても、それは根本的な解決にはならない。
本人がケジメをつけて、初めて解決となる…その為には、リリルカとソーマで話をさせる必要があるのだが…肝心のソーマ自体が、団員に対して関心を抱いていない。
恩恵を授けておきながら、子どもたちの問題行動なんて我関せず、と言わんばかりに酒を作ってばかりというその様子は、育児放棄をしている親と何が違うだろうか。
「まずは、ソーマとリリルカを会わせる方法を…?」
腕組みしながら歩いていると、バベルの入り口近くで、エイナ女史とロキ・ファミリアのアイズ・ヴァレンシュタインが話している姿が見えた。
辺りを見回せば、待ち合わせしていた筈のクラネル少年とリリルカの姿がない。
こんな時の嫌な予感とはよく当たるもので。
2人の元に駆け寄った俺は、エイナ女史の口から2人がダンジョンに向かった事と…それより前に、ソーマ・ファミリアの団員に絡まれていたという情報を耳にするのだった。
「でも…どこに居るのか分からないよ…?」
「普段は行かないような階層…ダンジョンギミックのある10階層の何処かッス!」
「そっか…10階層は霧も出るから…!」
薄暗いダンジョンの通路を走りながら、クラネル少年たちの居場所にあたりをつける。
リリルカは恐らく、クラネル少年のナイフを諦めてはいない…恐らく、視界を妨げる環境で彼を孤立させて、その隙を狙う筈。
そして、リリルカの持つ財を狙う奴らの考えることと言うと…。
俺は、先行して10階層に向かうヴァレンシュタインの後ろ…ではなく、彼女の向かう方向から逸れた、横道へと進んでいった。
ヴァレンシュタインと途中で別れ、1人で通路を通っていると、目の前から3人の男が歩いてくるのが見えた。
「しかし、アーデも馬鹿だよなぁ…ファミリアを抜ける為に金を集めた所で、抜けれる訳がねぇのによ」
「まぁ、今頃はキラーアントの腹の中だ…アイツのお望み通り、解放してやっただろ?」
そう、下卑た嗤いをあげながら歩くその姿に、体の奥から冷めていく感覚を覚える。
「さぁて、取り敢えず…ん?なんだ、お前」
あぁ、本当に
それ以上喋るなよ。
「ギガクール」
バベルの入り口で待っていると、クラネル少年とリリルカが漸く帰ってきた。
2人の無事な姿と、リリルカの何処か憑き物が落ちたような表情に小さく笑みを浮かべると、少年達も俺に気づいたようだ。
「レンさん…勝手にダンジョンに行ってすみませんでした」
「オレこそ、遅くなっちゃったからおあいこッスよ…と、そうだ。これ、リリルカのじゃないッスか?」
クラネル少年の謝罪に此方にも非がある事を伝えて手短に話を切り上げると、俺はリリルカに持っていたもの…金貨の詰まった袋と鍵を渡す。
「ぇ…確かに、リリのですが…これを、何処で?」
「落ちてたから拾ったんス」
「そうですか…。レン様、途中で、誰かに会いませんでしたか?」
「さぁ…オレは誰にも会わなかったッスよ?」
次でリリルカ編終了予定
顔芸もあるよ