全仮面ライダーに変身し創造する少年のヒーローアカデミア   作:ルオン

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お待たせいたしました!

今回は雄英の試験です!
それでは本編をどうぞ!


STORY2:雄英試験

「筆記用具良し、生徒手帳良し、ジャージ良し、スマホ良し·············これでOKだな」

 

祖父ゼファーと、その弟子であるアインとビンズとの変則組手をした創一は、雄英の受験に持っていく物の確認をしていた。

すると、部屋の扉がノックされ、咲夜が部屋へ入ってくる。

 

「創一様、そろそろ出発のお時間でございます」

 

「ありがとう咲夜。そんじゃ向かいますか」

 

咲夜に礼を言った創一は、荷物を纏めていた鞄を手に取り、咲夜と共に玄関へと向かう。

靴を履き玄関の扉を開けた創一は、執事のゴトーと、そのゴトーに説教されているチャイナドレスのような服を着た女性を目にした。

 

「どうかしたの?ゴトー?」

 

「創一様。美鈴がまた門番の役目を疎かにして、

 居眠りをしていたので説教しておりました」

 

「うぅ~········すみましぇ~ん」

 

ゴトーに怒られ泣きながら謝るチャイナドレスのような服を着た女性の名は、(ほん) 美鈴(めいりん)

仮面家の門番をしているのだが、

すると門の前に一台の車が停まり、車から執事服とメイド服を着た2人の男女が出てくる。

 

「坊っちゃま、車の準備ができました」

 

「いつでも出発可能です」

 

「ありがとう。セバスチャン、真那

 じゃあゴトー、咲夜、美鈴、行ってくる」

 

「「「行ってらっしゃいませ」」」

 

創一は車から出てきた男女、セバスチャン・ミカエリスと月詠(つくよみ) 真那(まな)と共に、3人に見送られながら、雄英へと向かった。

 

数十分後、創一を乗せた車は雄英へと着き、創一は車から降りた。

 

「ついに、来たな」

 

「では坊っちゃま、我々は一度仮面家に

 帰ります」

 

「悔いのないよう、お勤めください。影な

 がら応援しております」

 

「ありがとう2人とも。いってきます!」

 

「「行ってらっしゃいませ」」

 

創一は2人に見送られながら、受付へと向かった。

受付で指定された教室へと向かう創一。

すると、創一の後ろから、1人の少女が声をかけてきた。

 

「創一、おはようにゃん♪」

 

「ん?おぉ、おはよう黒歌」

 

創一に話しかけてきたのは、彼の幼馴染みで、彼と同じく雄英のヒーロー科を受験する塔城(とうじょう) 黒歌(くろか)だった。

挨拶を交わした2人は教室へと向かい、着いた教室で筆記試験を受けた。

筆記試験を終えた2人は、試験官に案内された食堂で昼食をすませ、実技試験の説明を行う講堂へときていた。

席についた創一は、テーブルの上に置かれていた用紙に目を通す。

 

「(要項通り、実技試験の内容は、ターゲットの撃退数によるポイント制。···········だけど、それ以外にも何かある筈だよな?)」

 

用紙を見ながら、試験について考える創一。

ふと、人の気配を感じた総司が出入口に視線を向けると、プロヒーローの1人である【プレゼント・マイク】が入ってきていた。

プレゼント・マイクはそのまま歩き始め、教壇へと立つ。

 

『今日は俺のライヴにようこそー‼エヴィバディセイヘイ‼』

 

          ―シーン―

 

プレゼント・マイクが大声で言うが、誰も何も反応しない。

 

『こいつあシヴィーーー‼‼受験生のリスナー‼実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼アーユーレディ!?YEAHHー‼

 

          ―シーン―

 

再び大声で言うプレゼン・マイクだが、受験生は反応しなかった。

 

『入試要項通り‼リスナーにはこの後‼10分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ‼アイテムの持ち込みは自由‼プレゼン後は各自、指定の演習会場へ向かってくれよな‼』

 

「一緒の試験会場でやるわけじゃないんだ」

 

「個人の能力を把握する為でしょうね」

 

『演習場には“仮想敵(カソウヴィラン)”を三種・多数配置してあり、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けてある‼各々なりの“個性”で“仮想敵”を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達、リスナーの目的だ‼もちろん、他人への攻撃など、アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

「なるほど」

 

「でも、用紙には」

 

創一はプレゼント・マイクの説明を聞いて納得したが、用紙の内容を見て疑問を持つ。

プレゼント・マイクは三種と言ったが、用紙には()()の仮想敵が書かれていた。

すると、眼鏡をかけた少年が手をあげた。

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

『『『『『!?』』』』』

 

「プリントには“四種”の敵が記載されております‼誤栽であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態‼我々受験者は、規範となるヒーローのご指導を求めて、この場に座しているのです‼それとそこの君!!」

 

「え?ぼ、僕?」

 

「先程からブツブツと…気が散る!!物見遊山のつもりなら、雄英(ここ)から去りたまえ!!」

 

「す、すみません」

 

質問していた眼鏡をかけた少年は、プレゼント・マイクに質問を終えると、創一の右隣に座っていた緑髪の少年を睨みながら注意した。

それを見ていた、緑髪の少年の近くにいた総司と()()()()を除いた受験生達がクスクスと笑い出す。

 

それを隣で聞いていた総司は

 

「何言ってんだ君?」

 

「えっ?」

 

「なにっ!?」

 

不思議そうに眼鏡の少年に訊ねていた。

まさかの発言と行動に、眼鏡の少年は勿論、隣に座っていた緑髪の少年や、受験生が驚く。

 

「き、聞いていなかったのか!?彼は――」

 

「ブツブツ言って気が散るんだろ?」

 

「だったら!」

 

「でもさ、それってプロになったら普通の

 事だろ?」

 

「ふ、普通?」

 

創一の発言に眼鏡の少年は、思わず首を傾げてしまう。

黒歌と一部を除いた受験生達も、同様に首を傾げた。

 

「プロになれば街中での活動が主になると思う。

 そうなれば、車のエンジン音やスマホの着信音

 話声等の色んな音等が鳴り響くんだ。ブツブツ

 ぐらいにそんな反応してちゃ、プロでやって行

 くのは難しいんじゃないかな?」

 

「ぐっ!」

 

「それに、プレゼント・マイク、説明終えるって

 言ってないんだから、説明は最後まで聞こうや」

 

「·····················」

 

創一の言葉に、何も言えなくなった眼鏡の少年。

そんなに眼鏡の少年をよそに、創一はプレゼント・マイクへ視線を向ける。

 

「プレゼント・マイク、勝手に発言してしまい、申し訳ありません。説明の続きをお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

『オーケーオーケー、別に謝らなくていいぜ受験番号2023くん!受験番号7111くん、とりあえず座りな。ナイスなお便りサンキュー‼四種目の敵は0P』‼そいつは言わばお邪魔虫だ‼各会場に一体‼所狭しと大暴れしていらひ「ギミック」よ‼』

 

「……有難う御座いました」

 

眼鏡の少年は頭を下げて、席についた。

も席に着く。

 

『俺からは以上だ‼最後にリスナーへ、我が校“校訓”をプレゼントしよう‼かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った‼「真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者」と‼』

 

『Plus Ultra‼』

 

『それでは皆、良い受難を‼』

 

プレゼント・マイクがそう言うと、受験生たちは各々の演習場へと向かった。

 

「それじゃあ黒歌、お互い頑張ろうな!」

 

「勿論にゃ!じゃ、また後で!」

 

創一は黒歌と別れ、会場へと向かう。

数分後、会場へと着いた創一は、契約したモンスターの力を借りて戦う仮面ライダー、【仮面ライダーナイト】と【仮面ライダーゾルダ】の召喚機兼武器になるアイテムである【ダークバイザー】と【マグナバイザー】を召喚し、右手にダークバイザーを、左手にマグナバイザーを持つ。

 

「おい、武器が出てきたぞ?」

 

「武器を出すのが個性?」

 

創一が召喚したダークバイザーとマグナバイザーを見て、首を傾げる受験生達。

その時

 

『ハイ!!スターート!!』

 

プレゼント・マイクの開始の号令が会場に響き渡る。

その号令と同時に、創一は走り出した。

 

『どうしたぁ!?実践じゃカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?見てみろ!!もうとっくに走ってる奴はいんぞぉ!!』

 

プレゼント・マイクに言われ、次々と走り出す受験生たち。

その間に創一は、黄色い仮想敵と遭遇していた。

 

『『標的捕捉!!嫌いじゃないわ!!』 』

 

「ハァッ!!」

 

『『ガガガガ!?』』

―ドガァアアアン―

 

創一は伸ばされてきた、黄色い仮想敵のアームをダークバイザーで斬りさき、マグナバイザーで黄色い仮想敵を撃ち壊した。

 

「案外簡単に壊れるんだなぁ。ん?」

 

『今日こそ全人類をツインテール好きにする!

 者共続けぇ!』

 

『『『オォオオオオオオ!』』』

 

何故かツインテールのカツラをつけ、よく分からない事を言いながら、複数の仮想敵が、創一のいる方へと向かってきていた。

 

「なんじゃありゃ?とりあえず·······心火燃やして

 ぶっ潰す!」

 

創一はダークバイザーとマグナバイザーを構え、カツラを被った仮想敵達へと向かっていった。

 

 

 

―数十分後―

 

 

 

「ふぅ……結構倒したよな?」

 

あれから数十分、創一は手に持つダークバイザーとマグナバイザーを使い、大量の仮想敵を撃退していた。

創一は他に仮想敵がいないかと辺りを見渡す。

すると、建物の壁際まで仮想敵に追い詰められている栗色の髪の少女とオレンジがかった赤毛の少女、イヤホンのような耳たぶの少女に黒髪の少年を見つけた。

 

「あれはまずいな······やるか!」

〔サイクロン〕

 

創一はそう言うと、メモリ型のアイテム、【ガイアメモリ】の1つである【サイクロンメモリ】と、ボトル型のアイテム、【フルボトル】の1つである【ラビットフルボトル】を取り出し、体に突き当てる。

それにより、創一の体が赤と緑に光り、その場から高速で移動し、4人を追い詰めていた仮想敵をダークバイザーで斬り壊した。

 

「え!?」

 

「なに!?」

 

「仮想敵が爆発したっ!?」

 

「いったい何が······!?」

 

「大丈夫か?」

 

破壊された仮想敵に驚く4人の男女。

その4人に、高速移動をやめた創一が声をかける。

 

「もしかして、貴方が倒したの?」

 

「ああ。ごめんな?君達のポイントになるはずだった仮想敵を勝手に倒して」

 

「いや、おかげで助かったよ」

 

「サンキューな!」

 

「ありがとう!」

 

4人の男女にお礼を言われる創一。

するとその時

 

―ゴゴゴゴゴゴゴゴ―

 

「ッ!?なんだ!?」

 

突然聞こえてきた音に反応し、辺りを見渡す創一たち。

するとビルの間から、巨大なロボ、0P仮想敵が姿を現した。

 

「アレが·······0Pか」

 

「に、逃げろ~!!」

 

「あんなの無茶だって!!」

 

「どうせ0Pだ!!ポイントにならねぇならほっといていい!!」

 

0P仮想敵の出現に、周りにいた受験生達が恐怖し逃げ出した。

 

「まずいよ………アレ!!」

 

「デカすぎでしょ!?」

 

「ここは逃げようぜ!!」

 

「だね!」

 

「··················」

 

創一に助けられた4人の男女も、逃げ出そうとする。

対して創一は0P仮想敵を見つめ、0P仮想敵の方へと歩き出す。

それに気づいた栗色の髪の少女が、創一の肩を掴んで止めた。

 

「ち、ちょっと何する気!?」

 

「あの仮想敵を倒すつもり」

 

「危険だぞ!!」

 

「倒してもポイントにならないよ!?」

 

「ここは逃げた方がいいよ!」

 

その場から離れようと諭す4人の男女。

しかし

 

「悪いけど、断る」

 

「な、なんで!?」

 

「俺が憧れてきた人達は、どんな敵であっても、立ち向かい戦ってきた。俺もいつか、同じようにできるヒーローになりたいと願って、今日まで頑張ってきた。でも今ここで逃げたら、俺は俺を情けないと思う。仮想の街とはいえ、本来なら市民がいる。その市民の心の支えとなるヒーローが、敵に背を向けたんじゃ、誰の支えにもなれない。救うこともできない」

 

「「「「っ!?」」」」

 

「俺は······逃げない!」

 

創一の言葉に、言葉が出ない4人。

創一はダークバイザーとマグナバイザーを消し、腰からベルト【アークル】を出現させる。

 

「ベルトが出てきた!?」

 

「さっきの武器が個性じゃねぇのか!?」

 

「あれって·····」

 

「あのベルト········もしかして」

 

「変身!」

 

創一の腰からアークルが出現したのを見て、各々の反応をする4人の男女。

そんな4人をよそに、創一は変身ポーズをとる。

すると、創一の体が段々と変化していき、やがて顔を覆った事により創一は、笑顔を守る為に戦った戦士【仮面ライダークウガ】へと変身した。

 

「へ、変身した!?」

 

「カッケェ!」

 

「あの姿は!?」

 

「まさか!?」

 

「時間かける気はない。一気に決めるぜ!」

〔サイクロン〕

〔ジャンプ!〕

 

それぞれの反応をする4人をよそに、創一は先程出したサイクロンメモリと、フルボトルの1つである【タンクフルボトル】、カセットテープに似たアイテム【プログライズキー】の1つ、【ライジングホッパープログライズキー】を取り出し、体に突き当てる。

すると体の黒い部分に緑色のラインが浮かび上がり、右肩が赤から蛍光イエローへと色が変わってバッタのマークが浮かび、左肩が赤から青へと色が変わってタンクのマークが浮かび上がる。

これは、強化フォームを使いこなせず持続させる事ができない創一が生み出した技【クロスアビリティ】。

 

「肩の色が変わった?」

 

「なんか緑色のラインも浮かび上がったぞ?」

 

「(強化フォームよりは持続できると言っても、3分しかもたない)いくぜ!」

 

創一はライジングホッパープログライズキーの能力で、0P仮想敵に向かって跳んだ。

それを確認した0P仮想敵は、創一へ向けて数発のミサイルを放つ。

創一はサイクロンメモリの能力で風を起こし、ミサイルの軌道をずらして、ミサイルを0P仮想敵へ向ける。

0P仮想敵は体の一部を取り外し、取り外した部品を盾にしてミサイルを防いだ。

ミサイルが爆発した事により起きた爆煙により、創一の姿を見失う0P仮想敵。

その隙に創一は、0P仮想敵の顔の下へと移動していた。

そして

 

「おんどりゃあああああ!」

 

『¥¢*$―%†ⅡⅢ$#!?』

 

創一は腕に赤黒いエネルギーと風を纏わせ、タンクフルボトルの能力を使って、0P仮想敵に拳を叩き込み、上空へと殴り飛ばした。

創一はビルの壁にへばり着き、一気にビルを駆け上がる。

それを視野にいれた0P仮想敵は、創一に向けてアーム伸ばした。

 

「無駄無駄無駄無駄無駄ァアアアア!!」

 

創一は本型のアイテム【ライドブック】と【聖剣】を使って戦う仮面ライダーの1人、【仮面ライダー剣斬】の聖剣、【風双剣翠風(ふうそうけんはやて)】を召喚し、二刀流モードにして、伸ばされてきたアームを細かく斬り刻む。

アームを斬り終えた創一は、風双剣翠風を消し、ビルを駆け上がりながら右足に【封印エネルギー】と呼ばれるエネルギーを溜め、屋上に到着すると同時に足に力を入れ、一気に0P仮想敵の元へ跳ぶ。

そして

 

「オリャアアアアアアア!」

 

『@Ⅰ¢$=%★¥#!?』

―ドガァアアアアアン―

 

創一は封印エネルギーを溜めた右足で、0P仮想敵に跳び蹴りを叩き込む。

0P仮想敵は跳び蹴りを喰らった事で更に上空へと吹き飛び、蹴られた箇所から封印エネルギーが全体へと行き渡り爆発した。

サイクロンメモリの能力で風を纏い、地上へと着地した創一は、爆発した事で粉々になった0P仮想敵の残骸が落ちてくるのを確認する。

 

「あのまま落ちたら、他の受験生や街が危ないな

 来い!無銘剣虚無!」

 

創一が言うと、創一の手にライドブックと聖剣を使って戦う【仮面ライダーファルシオン】の聖剣、【無銘剣虚無(むめいけんきょむ)】を召喚し、刀身にエネルギーを蓄積する。

 

「消えされ!」

 

創一は無銘剣虚無から巨大なエネルギーの斬激を放ち、0P仮想敵の残骸を呑み込む。

それにより残骸は粒子となって消え去り、それを確認した創一は変身を解除した。

そして

 

『終了~‼』

 

プレゼント・マイクの試験終了の号令が会場に響き渡った。

創一は無銘剣虚無を左手に持ち、辺りを見渡しながらし歩き出した。

そこへ、先程創一に助けられた4人が近寄ってきた。

 

「お~い!」

 

「ん?あぁ·······さっきの」

 

「お前凄いなぁ!あんな巨大な仮想敵ぶっ壊すなんてさ!」

 

「しかも、仮想敵の残骸も消したよね?どうやったの?」

 

「あれは、この剣の能力を応用して、残骸を無にしたんだ」

 

「無にした!?凄いなその剣!」

 

「ところで、さっき辺りを見渡してたけど、どうかしたの?」

 

「特に意味はないよ。ただ怪我してる人いたら、俺の治癒能力で治そうと思ってね」

 

「そんな事もできるの!?」

 

「まぁね。じゃ、俺は怪我してる人いないか捜してくるから。お互い運良ければまた会おうな」

 

「ま、待って!」

 

「俺達も手伝うって!」

 

創一は4人の男女と共に歩き周り、怪我している者の治療をして回った。

数十分後、創一は校門の前に来ていたセバスチャンと真那の2人と合流し、セバスチャンの運転する車に乗って仮面家へと帰っていった。

 

 

―数日後―

 

 

「ふぅ··········少し休憩するか」

 

試験から数日、創一の元にはいまだ、雄英からの通知が来ていなかった。

周りにいる執事やメイド達は、皆心配でそわそわしていたりするが、当の本人である創一は気にする事なく、トレーニングルームでトレーニングをしていた。

トレーニングを一時止めた創一の元へ、部屋の隅から2匹の蝙蝠【キバットバットⅡ世】と、息子の【キバットバットⅢ世】が近づいてくる。

 

「創一、貴様心配ではないのか?」

 

「何が?」

 

「何が?って、いまだに雄英から通知こねぇんだぞ?焦ったりしないのかよ?」

 

「焦ったところで結果は変わらないよ。今はひたすらトレーニングしておくしかないさ。合格にしろ、不合格にしろね」

 

そう言い、部屋に置かれていた冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し、少し飲んでトレーニングを再開しようとする創一。

するとその時、トレーニングルームの自動ドアが開き、美鈴と咲夜が慌てた様子で中へと入ってきた。

 

「し、失礼いたします!」

 

「創一様!来ました!雄英から通知が来ましたよ!」

 

「やっとか!」

 

「ようやくか」

 

「来たか」

 

通知を持っていた咲夜から受けとり、中身を確認する創一。

中には小さな機械が入っていた。

 

「何だコレ?」

 

「プロジェクターか?」

 

「とにかく、このスイッチみたいなの押してみるか」

 

創一はそう言いながら、スイッチを押す。

すると、機械から映像が映し出された。

 

『私が投影された‼』

 

「なんだこのおっさん?」

 

「確か、No.1ヒーローの······」

 

「オールマイト?」

 

映像に投影されたのは、No.1ヒーロー【オールマイト】であった。

 

『私が何故投影されているのか、それは簡単‼今年から私が雄英の教師を務めることになったからだ‼』

 

「へぇ……雄英の教師に」

 

『さて、早速だが、試験の結果についてだ。筆記試験は全て満点‼実技での成績は152P‼この時点で合格ラインを突破しているが、雄英が審査していたのは、敵を倒す実技だけにあらず‼雄英はもう1つのポイント、救助活動、レスキューポイントを見ていた‼君は仮想敵に追い詰められた同じ受験生達助け、落ちてきていた仮想敵の残骸を消して他の受験生や街を模した試験会場を守り、怪我をしていた子達を治療して回っていたね!君のその行動に80P‼合計で232Pの文句なしの首席合格だ!』

 

「へぇ首席合格·········首席合格!?」

 

「やったな創一!」

 

「おめでとうございます!創一様!」

 

「流石です!創一様!」

 

『来いよ仮面少年‼ここが、雄英が、君のヒーローアカデミアだ‼』

 

創一は無事に雄英を合格した。

数分後、仮面家の全員が合格した事を知って喜び、合格したのをゼファーから聞いて祝福しに来たアインとビンズを加えて、その日の夜はパーティーが開かれる事となった。

 

to be next story




今回はここまでです!

次回は創一がゼファーに連れられ、ある人物達に会いに行きます。
次回も是非読んでください!

雄英入学までに緑谷が扱えるワン・フォー・オール出力は幾つがいいですか?(フルカウルは使えるようにします)

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