全仮面ライダーに変身し創造する少年のヒーローアカデミア   作:ルオン

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気づいたらお気に入り登録が50件を超えててビックリだ( ゚A゚ )
ご登録してくださった皆様、ありがとうございます!

今回はタイトルで分かる通りの話になります。
それでは本編をどうぞ!


STORY3:評価と再会と出会い

「実技総合成績出ました!」

 

雄英の中にある会議室で、教師兼ヒーロー達による入試試験で行われた実技試験の結果について、議論が行われていた。

 

「今年は豊作じゃない?」

 

「一般入試で、(ヴィラン)ポイント77、救助(レスキュー)ポイント0で5位。対照的に敵ポイント0で、救助ポイント60で11位。しかも、0P仮想敵(アレ)をぶっ飛ばしてだ」

 

「今まで何人か挑む人はいたけど、ぶっ飛ばす人は久しく見てない。それも今回は彼だけじゃなく、他に()()もいる」

 

実技試験の結果が書かれた書類に目を通しながら、試験会場に設置されていたカメラで記録された映像を見る教師陣。

1人の教師の発言で、モニターの映像が変わる。そこに映っていたのは、仮想敵を撃退している創一だった。

 

「もっとも凄いのは彼だね」

 

「武器を出しての攻撃、USBメモリのような物や、ボトルような物を使っての身体強化······敵ポイントで合格ラインを超えている」

 

「この時点でも凄いのに、彼は0Pが出現した際に姿を変えて、0Pを上空に殴り飛ばして、跳び蹴りを喰らわせて破壊」

 

「おまけに残骸を消したり、怪我した奴の治療したり、まさしくヒーローじゃねぇか!」

 

「だが、戦いなれしている」

 

創一の評価が好評の中、1人の教師が創一の動きに疑問をもった。

 

「どういう意味だ?」

 

「個性を使ってただ仮想敵を蹴散らすのと、仮面創一の戦い方は違う。ただ個性を使うのとは違い、仮面創一は武器の扱い方、適切な対応に判断力。コイツの動きは、ハッキリ言ってプロ並だ。ただの中学生がこんな動き出来ると思うか?」

 

「言われてみれば·······」

 

「確かに········」

 

1人の教師の疑問点に、周りの教師達も同じ疑念を抱く。

その時、ネズミのような教師が口を開いた。

 

「それについては問題ないのさ!彼については僕が保証するよ!」

 

「保証?」

 

「彼はあの、黒椀(こくわん)ヒーロー・Zの孫なのさ!」

 

『『『Zさんの!?』』』

 

『『『孫ぉおおお!?』』』

 

ネズミのような教師の言葉に、その場にいた全員が驚いた。

黒椀ヒーロー・Z。それは創一の祖父、ゼファーのヒーロー名である。

ここにいる教師陣の殆どは、ゼファーから教えを受けている。

それはNo.1ヒーローのオールマイトも例外ではない。

 

「(ま、まさか仮面少年がZ先生のお孫さんだとは·······やべぇ、先生に挨拶してねぇよ!怒られるよぉおおお!)」

 

ゼファーに対し、苦手意識を持つオールマイト。

その時、オールマイトの携帯から着信音が鳴る。

画面に表示された名前を見たオールマイトは驚き、会議室から直ぐに出て、電話に出た。

 

『よぉ。久しぶりだな』

 

「お、お久しぶりです!せ、先生!」

 

『元気そうで何よりだ。それよりお前、後継者見つけたんだってな?』

 

「な、何故それを!?」

 

根津(ねづ)から聞いた。お前、まともに教えてねぇだろ?というか、個性の扱い方すら教えてねぇだろ?』

 

「ぐっ!!お、仰る通りです」

 

『だろうな。だから3日後、テメエの後継者と会わせろ。場所は追って連絡する』

 

「えっ!?ち、ちょっと待っ―――て、切れてる」

 

電話を終えたオールマイトは溜め息を吐き、不安と恐怖を胸に抱きながら、会議室へと戻っていった。

 

 

―創一side―

 

 

雄英からの通知を受け取ってから3日、俺はゼファー爺ちゃんと共に、セバスが運転するリムジンに乗っていた。

理由は不明だ。

朝起きて、いつも通りトレーニングしてたらいきなりゼファー爺ちゃんが『今すぐ出かけるぞ!準備しろ!』って言い出して、有無も言わせず、連れ出された。

準備しろとか言ってたのにさ、セバスが既に俺が出かける際に持ってくバッグや、着てく服用意してんだもん。

これ、強制イベントまっしぐらじゃん。

しかも、いったい何処に行くのか、目的は何なのか聞いても、『いずれ分かる』と言われて、教えてもらえてない。

まぁ、ゼファー爺ちゃんが理由なしにこんな無茶苦茶な事する筈がないから、多分重要な事なんだと思う。

その証拠に、今回は特別なメイド達がいる。

 

「ふふ♪どうかなさいましたか?創一様♪」

 

「もしかして、私達に見とれてたのかしら♪」

 

「おや、そうなのかい創一?」

 

「まぁソウたんも男の子ですからね、そういう

 のに気になるお年頃ですもんね♪」

 

「なんでもないよ。美哉、風花、鴉羽。それと

 松、今度からおやつの量、減らすからな」

 

「そんな~!」

 

俺の発言を聞いて、涙を流す松。

今、俺の視線に気づき話しかけてきたのは、仮面家のメイド――というよりは、俺専属の従者部隊【ガーディアンズ】に所属してるメイド、全体の指揮をとる隊長の美哉(みや)、遊撃班の班長を務める風花(かぜはな)、戦闘班斬り込み班の班長を務める鴉羽(からすば)、情報解析及び情報収集班の班長を務める(まつ)である。

リムジンに乗っているのは4人だが、リムジンの外を4人1組で護衛の車が2台、3人1組でヘリが1機、ビルを足場に移動する者が4人、リムジンのメンバーと合わせて合計、19人の従者が動いている。

ハッキリ言って異常だ。

俺が友人と出かけたり、何処かに出かけたりする時で、だいたい3、4人の従者が、隠れながら護衛をしてくれているが、こんなに動く事は今までなかった。

いや、()()()は今回以上の人数が動いてたな。

どちらにしろ、この人数が動くという事は、相当警戒しないといけない事なんだろう··············たぶん。

 

 

 

 

―数十分後―

 

 

 

 

 

「ゼファー様、坊っちゃま、駅に到着いたしました」

 

リムジンに乗って数十分後、俺達は駅に来ていた。

俺はゼファー爺ちゃんと共にリムジンから降り、ゼファー爺ちゃんの後を付いていき、駅の中へと入っていく。

 

「爺ちゃん、いったい駅に何しに来たんだ?」

 

「なぁに、旧友を迎えに来たんだよ」

 

「旧友?」

 

ゼファー爺ちゃんの言葉に、俺は首を傾げた。

その時だった

 

「元気そうだな?ゼファー、創一」

 

「ッ!?」

 

「来たか」

 

聞き覚えのある声が聞こえてきた。

俺は直ぐ様、声の聞こえてきた方へと顔を向けた。

そこには、予想通りの人物がいた。

 

「空彦さん!」

 

「よぉ、久しぶりだな空彦」

 

「あぁ。久しぶりだな、ゼファー、創一」

 

声をかけてきたのは、俺の師の1人で、ゼファー爺ちゃんの友人でヒーロー活動をしている、酉野(とりの) 空彦(そらひこ)さん。ヒーロー名はグラントリノ。

俺が仮面ライダーの力に覚醒した頃に、ゼファー爺ちゃん経由で知り合い、俺を鍛えてくれた。

 

「お久しぶりです!空彦さん!」

 

「おぅ。相変わらず元気だな?ちゃんとトレーニングしてたか?」

 

「もちろん!爺ちゃん、旧友って空彦さんの事だったの?」

 

「あぁ。これからある奴に会いに行くのに、空彦も連れてく事にしたからな」

 

「まったく、連絡貰って驚いたぜ。まさかアイツ、俺等に何の連絡もしないとは。会ったら説教だ」

 

「アイツ?」

 

「詳しい話は車の中でだ。行くぞ?」

 

そう言い、歩き出すゼファー爺ちゃんの後を、追いかける俺と空彦さん。

俺達はリムジンに乗り、駅から出発した。

 

「それで、アイツって誰です?」

 

「アイツってのは、俺やゼファー、お前を鍛えた奴等が特訓した教え子だ」

 

「まぁ、簡単に言えば、お前の兄弟子みたいなもんだ」

 

「へぇ~。爺ちゃんと空彦さんだけじゃなく、あの人達も教えた人。さぞ立派なヒーローになったんでしょうね」

 

「「いんや。まったく」」

 

「えっ!?」

 

2人の返事に、俺は驚いた。

 

「アイツは世間から人気を得ているが、俺達にとってアイツはダメダメだ。ダメ弟子だ」

 

「そんなにですか?」

 

「おう。実践形式で鍛えてたんだが、いっつも吐くか泣き言を言ってたな」

 

そう言って、2人して溜め息を吐く。

 

「それに比べて創一、お前は愛弟子だ」

 

「だな。お前さんは多少の弱音ははいても、しっかり特訓についてきて、教えた事を吸収していく。流石は俺の()だな!」

 

「待て空彦。創一は俺の孫であって、お前の孫ではないぞ?」

 

「何言ってる。コイツが赤ん坊の頃から、色々世話してんだ。もう孫みてぇなもんだろ?てな訳で創一、今からでも遅くない、正式に俺の孫にならんか?」

 

「何言ってやがる!んなこと許さんわ!」

 

空彦さんの発言に怒ったゼファー爺ちゃんと、空彦さんの言い争いが突如勃発した。

一緒に乗ってる美哉達は苦笑いする。

長くなると判断した俺はスマホを取り出し、耳にイヤホンをつけて、お気に入りの歌手達の歌を聞き入る事にした。

 

―創一sideout―

 

 

 

 

―緑谷side―

僕の名前は緑谷(みどりや) 出久(いずく)

雄英から合格通知を貰ってから3日後、僕は多古場海浜公園へと来ていた。

その理由は

 

「やぁ!久しぶり―――いや、3日ぶりかな?

 緑谷少年!」

 

「オールマイト!」

 

彼、No.1ヒーロー、オールマイトに呼ばれたからだ。

約1年前、僕はヘドロ敵に襲われ、体を乗っ取られそうになった。だけど、そんな僕を駆けつけたオールマイトが助けてくれ、僕が書いていたヒーローノートにサインをしてくれた。

そしてヘドロ敵を持っていたペットボトルに詰めていたオールマイトは、敵を警察に引き渡そうとその場から跳んだんだけど、僕はオールマイトに聞きたい事があって、咄嗟に彼にしがみついた。

オールマイトは近くのビルに着地して、僕を降ろした。その時僕は、オールマイトの秘密を知る事になった。

オールマイトの体から湯気がでて、段々と萎んでいき、筋肉で逞しかった体は、ガリガリの体へとなっていた。

僕は最初、オールマイトの偽者と疑ったが、違った。

約6年前に戦った強敵との戦いで呼吸器官半壊、胃の全摘出を必要とする重傷を負ってしまい、度重なる手術と後遺症の影響でなってしまったということだった。

その後、僕はオールマイトと話を、質問をしてオールマイトがビルから去った後、僕もビルを後にした。

 

ビルを後にして数分後の事だった。

捕まえた筈のヘドロ敵がペットボトルから逃げ出していて、暴れていた。

周りにいたヒーロー達はM()t().()()()()()()()()、個性の相性が悪いと言って何もしていなかった。

そしてヘドロ敵に視線を向けた僕は、驚愕した。

ヘドロ敵は僕の時のように人の体を乗っ取ろうとしていた。その乗っ取られそうになっていたのは。僕の幼馴染みであるかっちゃんこと爆豪(ばくごう) 勝己(かつき)だった。

ヘドロ敵に体を乗っ取られそうになっていたかっちゃんの顔を見た途端、僕は無意識の内にその場から駆け出していた。

周りのヒーロー達から『止まれ!』という言葉が聞こえてきたが、僕は足を止めなかった。(たす)けてほしい······そういった顔をしたかっちゃんをほっとく事なんかできない。

僕にはかっちゃんやヒーロー達のような力はない無個性だったけど、かっちゃんを助けたかった。

そんな僕の行動に感化されたオールマイトが助けに来てくれ、僕もかっちゃんも無事にすんだ。

 

その後、オールマイトは僕に会いに来てくれた。

その時、僕はオールマイトから『君はヒーローになれる!』と言ってくれた。同時にオールマイトの個性の秘密を教えてくれた。

オールマイトの個性の名は【ワン・フォー・オール】。

何世代に渡って引き継がれてきた個性。無個性だった僕はその後継者に選ばれた。

ただ、個性を受け継ぐのに、僕の体は適していなかった。その為、僕はオールマイトが組んでくれたトレーニングメニューをこなしながら、ここ、多古場海浜公園に捨てられていた電化製品等、不法投棄されたゴミを片付けをした。

やりきったのが試験日当日で、僕は試験日に個性を引き継いだ。

だけど僕は個性をまったく使う事ができず、実技試験は散々なものだった。

何とか救助ポイントで合格できたけど、ワン・フォー・オールを上手く扱えない。

悩んでいたその時、オールマイトに多古場海浜公園に来るよう昨日連絡を貰って、僕はきた。

 

「それでオールマイト。今日はいったい何を?」

 

「じ、実はね緑谷少年。君には言ってなかったが、雄英と雄英外部に、ワン・フォー・オールの秘密を知る者が複数人いるんだ」

 

「そうだったんですか!?」

 

オールマイトの発言に、僕は驚かずにはいられなかった。

 

「で、き、今日はその知る者の中で、私を鍛えてくれた人がいてね。雄英の秘密を知る人から情報が行ったみたいで、君に会わせろと」

 

「僕に?」

 

「た、多分····いや間違いなく、君を鍛えようとしてくれてる筈だ。ぞ、存分にしごかれると良い」

 

オールマイトを鍛えた人。どんな凄い人なんだろ?

そう考えながら、オールマイトへ視線を向けると

 

怖ぇ······怖ぇよ·········震えるな!この足め!」

―バシ!バシ!バシ!―

 

オールマイトがガチ震いしてるぅううう!?

ど、どういう事!?もしかして、とても怖い人なの!?

と、そんな事を考えていると

 

「よぉ。久しぶりだな、俊典」

 

ビクゥ!!

 

1人の老人がやって来た。

見た目からしてヒーローだと思われる。多分、オールマイトの本名だと思う、【俊典】という名前に、オールマイトが反応していた。

 

「お、お久しぶりです!グラントリノ!」

 

「おぅ。そんで?そいつがお前の後継者か?」

 

「そ、そうです!緑谷少年!此方、私の先生の1人で、プロヒーローであるグラントリノだ!」

 

「は、初めまして!この春から雄英ヒーロー科に通う、緑谷出久と申します!宜しくお願いします!」

 

僕は名前を名乗り、震えながら頭を下げた。

だってあのオールマイトが怖がるような人だよ?震えるに決まってるよ!

 

「そう畏まんなくていい。俺はグラントリノ。まぁ最近じゃまったくヒーロー活動してねぇが。宜しくな坊主?」

 

「は、はい!」

 

思ってた反応と違い、少し動揺してしまう僕。

 

「さて俊典。電話の内容から察してると思うが、坊主を鍛える為に今日は呼んだ。でだ、見たところ、坊主は全然駄目だな。ワン・フォー・オールを使いこなせてない。違うか坊主?」

 

「そ、その通りです。全然使えないです。引き継げたのも、試験日当日でしたから」

 

「やっぱりそうか。そう思って、助っ人を呼んでおいた」

 

「助っ人?」

 

「よぉ·····久しぶりだな?俊典」

 

「ッ!!」

 

僕達が話していると、別な人物の声が聞こえてきた。

その声にいち早く反応したのはオールマイトだった。

オールマイトは直ぐ様、声の聞こえてきた方へと顔を向け、僕も同じように声の聞こえてきた方へと顔を向ける。

そこにいたのは、驚きの人物だった。

 

「黒椀ヒーロー········Z!?」

 

「お、お久しぶりです!Z先生!」

 

そこにいたのは、伝説と呼ばれるヒーローの()()である人、黒椀ヒーロー・Zだった!

僕がZに驚いていると、隣にいたオールマイトは土下座していた。

 

「何土下座してんだ?」

 

「ぜ、全然挨拶行かず、誠に、誠に申し訳ございませんでしたぁああああ!」

 

土下座しながら謝罪(?)するオールマイト。

Zとグラントリノの2人は、そんなオールマイトを見て溜め息を吐く。

 

「お前な?俺がそんな事でいちいち怒ると思ってるのか?」

 

「俊典·····弟子の前で、そう土下座してんじゃねぇよ」

 

「は、はい」

 

2人に言われたオールマイトは、土下座をやめて立ち上がった。

すると、Zが僕の方へと顔を向けてきた。

 

「お前が俊典·······オールマイトの後継者だな?」

 

「は、はい!緑谷出久と申します!」

 

「ふむ···········」

 

僕が名乗ると、Zは僕を品定めするように見てきた。

 

「まだまだだが、いいもん持ってるな。家の孫と良い勝負だ」

 

「お孫さん?」

 

「ああ。丁度来たぞ」

 

「?············ッ!?」

 

Zが顔を向けた方向に、僕も顔を向けた。

その先にいた人物を見て、僕は驚いた。

何故なら

 

「まったく、先に行かないでよ?ゼファー爺ちゃん」

 

試験日の日、実技試験の説明会を行ってる際、僕の隣にいて、僕を注意してきた眼鏡の人を論していた少年が、羽織を着た十数人を従えるようにやって来たからだ。

 

―緑谷sideout―

 

 

to be next story




今回はここまでです!

次回は創一と緑谷の修行回の予定です。
次回も是非読んでください!

雄英入学までに緑谷が扱えるワン・フォー・オール出力は幾つがいいですか?(フルカウルは使えるようにします)

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