全仮面ライダーに変身し創造する少年のヒーローアカデミア   作:ルオン

7 / 9
気がついたらお気に入り登録が150件を超えてビックリしました( ゚Д゚)
登録してくださった皆様、そして読んでくださっている皆様、ありがとうございます!
お待たせいたしました!

今回は個性把握テストです!
それでは本編どうぞ!


STORY6:個性把握テスト/やりすぎの白狐

入学式を終え、ジャージに着替えた創一達A組は、相澤に言われた通り、グラウンドへとやって来た。

グラウンドには既に相澤と、先程のスーツを着た女性がいた。

 

「来たな?これより諸君等には、個性把握テストを受けてもらう」

 

『『『個性把握テストォオオ!?』』』

 

グラウンドに来た創一達は、相澤の発言に驚く。

 

「入学初日にそんな事するんすか!?」

 

「普通なら、今後の事についての説明会とかじゃないんですか!?」

 

「ヒーローになるなら、そんな悠長な事をしている時間はないよ」

 

赤い髪と黄色い髪の少年達。

だが相澤は、あっさりとしないと言い放つ。

 

「雄英は“自由”な校風が売り文句でな··········爆豪」

 

「あ″?」

 

「中学の時、ソフトボール投げ何mだった?」

 

「···········69m」

 

「じゃあ円の中に入って、個性を使ってやってみろ。円から出なきゃ、何してもいい」

 

相澤そう言われ、円の中へと入る爆豪。

相澤からボールを受け取り、手に力を込めた。

そして

 

「んじゃまぁ…………死ねぇえええ‼」

 

『(((…………死ね?)))』

 

爆をは物騒なことを言い放ちながら、個性を使ってボールを吹き飛ばした。

 

「まず自分の“最大限”を知る。それがヒーローの素地を、形成する合理的手段だ」

 

そう言った相澤は、創一達に見えるように端末の画面を向ける。

そこに表示された記録は、705.2mとなっていた。

 

「なんだこれ‼すげー面白そう(・・・・)‼」

 

「705mってマジかよ!?」

 

「“個性”思いっきり使えるんだ‼さすがヒーロー科‼」

 

創一と黒歌、緑谷と爆豪、そして赤と白の髪の色をした()()以外の生徒達は、個性を使用した事で出た記録を見て盛り上がっていた。

 

「…………面白そう……か」

 

『『『ッ‼』』』

 

盛り上がっていた生徒達は、相澤から発せられた静かなプレッシャーに気圧されていた。

 

「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのか?…………よし、トータル成績で最下位の者は、見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 

『『『はぁああああ!?』』』

 

相澤の発言に、創一を含んだ生徒たちが驚く。

 

「生徒の如何は、先生(おれたち)の“自由”。ようこそこれが……雄英高校ヒーロー科だ」

 

相澤その言葉を合図に、創一達の個性把握テストが始まった。

 

 

 

―第1種目:50m走―

 

「次、上鳴と仮面」

 

「うっす!」

 

「はい」

 

名前順で始まった個性把握テスト。

相澤に呼ばれ、順番が回ってきた創一は、先程の黄色い髪の少年と共に前に出る。

 

「俺、上鳴 電気!よろしくな!」

 

「仮面 創一だ。よろしく」

 

隣の少年、上鳴(かみなり) 電気(でんき)に挨拶しながら創一は、1つのドライバーを出現さた。

 

「なんだそれ?」

 

「まぁ見てな?」

〈ENTRY〉

 

創一がドライバー【デザイアドライバー】を、腰に装着した。

それにより、ベルトを中心に創一の姿が変わっていき、創一は狐のマスクをつけた全身黒いスーツを装着した姿、【仮面ライダーギーツ エントリーフォーム】へと変身した。

 

「へ、変身した!?」

 

「カッケェエエエ‼」

 

「驚くのはまだ早いぜ?」

BOOSTSET READY FIGHT〉

 

創一は出現させたアイテム、【ブーストレイズバックル】を、デザイアドライバーの左右にあるスロット、【ホップアップアセンブル】の左側にセットした。

それにより拡張領域が展開され、ベルトから下半身に赤い装甲が装着され、創一は【仮面ライダーギーツ ブーストフォーム】へとなった。

 

「な、何だ!?」

 

「下半身に装甲がつきましたわ!?」

 

「まだまださ」

アクセル

 

展開された装甲に驚く生徒達をよそに、創一はガイアメモリの1つ、【アクセルメモリ】とラビットフルボトルを体に突き当てた。

それによりクロスアビリティが発動。

体に赤いラインが浮かび上がり、両肩に赤くなり、兎とAのマークが浮かび上がる。

創一はその状態で、上鳴と共にスタートラインに立つ。

 

「準備はいいか?」

 

「うっす!」

 

「はい!」

 

相澤に聞かれ、走る体制に入る創一と上鳴。

そして

 

「よーい…………スタート‼」

 

「ッ!!」

 

相澤の合図と共に創一は地面を蹴り、一瞬にしてゴールしてしまった。

 

「ふぃ~」

 

「なっ!?」

 

「いつの間に!?」

 

「先生‼彼のタイムは!?」

 

創一が一瞬にして50m走り抜いた事に対して驚く一部のクラスメイトと、鬼気迫ると言った感じで相澤に聞く、教室で飯田天哉と名乗っていた少年。

 

「仮面 創一、50m走…………0秒51」

 

「よし‼」

 

『『『はぁああああああああ!?』』』

 

「0秒51·······確か100mやってみた時のタイムが2秒ジャストだったから·········凄い!タイム縮めてるね創一くん!」

 

「やっぱり創一は凄いにゃん♪」

 

創一のタイムを聞き驚くクラスメイトと、凄いと称賛する黒歌と緑谷。

再び始まり、次は黒歌の番がやって来た。

 

「次、塔城と常闇」

 

「は~い♪」

 

「御意」

 

相澤に呼ばれた黒歌は、常闇と呼ばれた少年と共にスタートラインに立つ。

 

「私は塔城 黒歌♪よろしくにゃ♪」

 

「常闇 踏陰だ。よろしく頼む。そして相棒で個性のダークシャドウだ」

 

「ヨロシクナ」

 

少年、常闇(とこやみ) 踏陰(ふみかげ)から、影のようなモンスター【黒影(ダークシャドウ)】が現れる。

 

「準備はいいな?」

 

「問題ないにゃ!」

 

「こちらも」

 

「では···········スタート!」

 

相棒の合図で、黒歌は自身の個性【猫又】に備わっている力の1つ、仙術を使って身体能力を底上げし、地面を蹴って走る。

常闇はダークシャドウを使い、ゴールに向かって飛ばした。

 

「塔城 黒歌、2秒22」

 

「やったにゃ♪」

 

「常闇 踏陰、3秒52」

 

「チクショウ!」

 

「無念!」

 

先に走りきったのは黒歌で、黒歌より遅かった常闇とダークシャドウは悔しがる。

そしてその数分後、緑谷の番がやって来た。

 

「次、緑谷と爆豪」

 

「は、はい!」

 

「·············」

 

相澤に呼ばれ、慌てて返事する緑谷と、返事をしない爆豪。

2人ともスタートラインに向かうが、緑谷は緊張してか、ガチガチであった。

そんな緑谷に、創一が声をかける。

 

「出久!」

 

「ッ!?そ、創一くん?」

 

「緊張すんな。いつも通りにやれよ?」

 

「ッ!うん!」

 

創一に言葉をかけられ、緊張が解けた緑谷はスタートラインに立ち、個性を発動させる。

 

「(ワン・フォー・オール······フルカウル!20%!)」

 

「ッ!?」

 

緑谷は、創一とゼファー、グラントリノ達との修行期間中に個性であるワン・フォー・オールをコントロールする上で生み出した状態、【フルカウル】を現在をコントロールできる出力の20%で発動させる。

その状態を見た爆豪は目を見開き、驚いていた。

 

「2人とも、準備いいな?」

 

「はい!」

 

「ちっ!!」

 

無個性だと思ってた緑谷が、個性を発動した事を問い詰めようとしたが、相澤の声がけにより聞けず、体制に入る。

 

「よーい·········スタート!」

 

「爆速ターボ!」

 

相澤の合図で、爆豪は自身の個性【爆破】を両手で発動し飛ぶ。

隣にいた緑谷は、爆破の被害を受けつつも走り出し、爆豪を追い抜いた。

 

「なっ!?」

 

追い抜かれた事に驚く爆豪。

そのまま緑谷が先に走りきり、数秒後に爆豪もゴールした。

 

「緑谷 出久、2秒54」

 

「爆豪 勝己、4秒13」

 

「や、やった!」

 

「なっ!?」

 

緑谷のタイムを聞き、驚いた爆豪は、隣で喜んでいる緑谷を、信じられないといった視線を向ける。

そしてその笑顔が癪に触ったのか、爆豪は怒りの形相で、手の平を爆破させながら緑谷に掴みかかりにいった。

 

「デェぇぇクゥぅぅ!!」

 

「ッ!?」

 

フルカウルを解除し、反応に遅れた緑谷は、爆豪から逃れる事ができないと判断し、咄嗟に腕をクロスする。

しかし

 

「はい、そこまで」

 

「がっ!?」

 

ギーツに変身していた創一が高速で移動し、爆豪を組伏せた。

 

「テメエ!離しやがれ変身野郎!」

 

「やだね」

 

「んだとぉ!」

 

創一の言葉にイラついた爆豪は、手の平から小さな爆発を起こす。

だが、創一はビビる事なく、爆豪の拘束を解かない。

 

「てか、何に怒ってんだお前?負けた事がそんなに悔しいのか?」

 

「うるせぇ!おいデク!テメエ、俺を騙していやがったのか!」

 

「い、いや」

 

「無個性って騙してて、楽しかったか!?えぇ!?このクソナーd「馬鹿なのか?」んだと!?」

 

緑谷に怒鳴り散らす爆豪だったが、創一の言葉に反応し、標的を創一に変えた。

対して創一は、爆豪を呆れた目で見ていた。

 

「あのさ?普通、個性が発現しただけと考えない訳?」

 

「馬鹿な事言ってんじゃねぇ!個性の発現は5歳だろうが!」

 

「それはあくまでも平均でだ。日本は勿論、海外でも5歳になる前の3歳や4歳で発現する人もいれば、10歳や13歳、20歳に発現する人もいる。現に、個性が人々に知られるようになった切っ掛けとなったのは、0歳の赤子だったし、その後に様々な年齢の人々が個性を発現している。個性についての勉強の際に、教科書に書いてたろ?てか、テレビでも報道しているだろ?」

 

「だったらあの動きはなんだ!?発現して1年前後の奴ができる動きじゃねぇ!」

 

「それは俺がアドバイスしたからだな」

 

「なんだと!?」

 

創一の発言に、目を見開いて驚く爆豪。

そんな爆豪をよそに、創一は言葉を続ける。

 

「出久が個性について相談していた相手がいてな?その知り合いの知り合いに、俺の爺ちゃんがいてねぇ。それで知り合って、一緒にトレーニングしながら、アドバイスしたんだよ」

 

「····················」

 

創一の説明を聞き、黙ったものの睨むのを辞めない爆豪。

そこへ、相澤が2人へと近づく。

 

「仮面、良く止めたな」

 

「いえいえ、ただ友人が危なそうだったから止めただけです」

 

「そうか。爆豪、次同じ事をしたら、最下位関係なく除籍にするぞ」

 

「ちっ!」

 

「··········仮面、拘束を解け」

 

「了解」

 

相澤に言われ、創一は爆豪の拘束を解く。

拘束を解かれた爆豪は、創一と緑谷を睨みながら、離れていき、個性把握テストが再開された。

 

 

―第2種目:握力―

 

「よっ‼」

―グシャ―

 

「ありゃ?」

 

「先生‼創一が測定機壊しちゃいましたにゃ‼」

 

「仮面、一応コレ、2トンまで計れるんだが?」

 

「アハハ……すみません」

 

「相変わらずの力だね、創一君」

 

「「……………………」」

 

創一は変身したまま、手に赤黒いエネルギーを纏わせて握ったら、測定機が壊れてしまった。

それを見ていた、周りよりデカイ数字を叩き込んでいた、2人の男女が唖然として見ていた。

 

 

 

 

―第3種目:反復横とび―

 

「反復ならコレだな」

〈SET DUAL ONNINJA

NINJA AND BOOST

 

創一は新たなレイズバックル【ニンジャレイズバックル】を召喚し、右側のホップアップアセンブルに装填した。

それにより、上半身に緑色をメインカラーにしたアーマーが装着され、創一は【仮面ライダーギーツ ニンジャブーストフォーム】へと、フォームチェンジした。

 

「またアーマーが出てきた!?」

 

「今度は上半身ね?」

 

「加えてコレも」

 

そう言った創一は再びラビットフルボトルを召喚し、体に付き当て、両肩に赤い兎のマークが浮かび上がった。

 

「よし……準備完了」

 

「じゃあよーい…………スタート」

 

「ッ‼(能力全開!)」

 

創一はバックルとフルボトルの能力を全開にし、左右に跳んだ。

やがてアラームが鳴り、創一は動きを止める。

 

「そこまで…………記録、777回」

 

「よっしゃぁああ‼ラッキーセブン!」

 

「ちょっとやりすぎにゃ」

 

「創一くん、もう少し自重を」

 

「オイラの十八番がぁあああああ!」

 

呆れる黒歌と苦笑いする緑谷をよそに喜ぶ創一。

そしてその傍らでは、紫頭の少年が、膝をついて絶望していた。

 

 

 

―第4種目:立ち幅跳び―

 

「立ち幅跳びならコレだ」

 

創一はフルボトルの1つ、【タカフルボトル】を召喚し、体に突き当てる。

すると、両肩にタカのマークが浮かび上がり、背中にオレンジカラーの翼が生えた。

 

「今度は翼が生えた!?」

 

「いったいどんな個性なの!?」

 

「よっと!」

 

次々に起きる創一の能力を驚く黒歌と緑谷を除いた、周りの生徒達。

そんな生徒達をよそに、創一はその場から飛んだ。

 

「·········仮面、いつまで飛んでられる」

 

「以前、祖父に鍛えられて、とりあえず何かしながらでも、最低2日間は飛んでられます。何もしなければ5日間です」

 

「…………仮面、(むげん)

 

「もう自重しろってのが、無理にゃ」

 

「えっと········あははは」

 

∞を叩き出した創一。

それに対して黒歌は自重する事を願うのを諦め、緑谷は苦笑いする事しかできなかった。

 

 

 

―第5種目:長座体前屈―

 

ルナ

 

「くねくね~♪」

 

創一はガイアメモリの1つである【ルナメモリ】を召喚し、体に突き当てた事で、体に黄色いラインと、両肩に黄色いLのイニシャルが浮かび上がり、腕を伸ばした。

 

「えっと……270だね」

 

「なんでもありかよ、仮面の奴」

 

「もう俺、アイツが何しても驚かねぇよ」

 

創一の記録を見て、上鳴やクラスメイト達が、諦めたような雰囲気になってしまう。

 

 

―第6種目:持久走―

 

「持久走ならこっちだな」

〈REVOLVE ON〉

 

創一はデザイアドライバーの右側にあるスイッチ、【リボルブアンロック】を押すことで、メインユニットである装備転換装置【リボルブシアター】のロックを解除し、リボルブシアターを時計回りに回転させる。

それによって、創一は出現した輪状の【リボルブリング】に包まれながら空中へ浮かび、マスク部分が一度外れてから頭部が引っ込み、180度回転。

回転する事で装着されていた装甲も形を変え、再び出てきた頭部にマスクが装着されて、創一は【仮面ライダーギーツ ブーストニンジャフォーム】へとフォームチェンジした。

 

『『『えぇええええええ!?』』』

 

「な、なんだよ今の!?」

 

「180度回転してるのに、手と足の位置が変わってねぇ!?」

 

「どんな体の構造してるの!?」

 

「そこは気にしないで♪」

 

『『『気にするわ!!』』』

 

「そう?まぁいいや。おいでコンちゃん!」

 

クラスメイト達にそう言われてしまうものの、創一は気にする事なく、ブーストレイズバックルを使用する事で召喚する事ができるバイク型マシン【ブーストライカー】を召喚して跨がる。

 

「こ、今度はバイクが出てきた!?」

 

「というか仮面!お前免許持ってんのか!?」

 

「大丈夫大丈夫。ちゃんと持ってるから」

 

「おい、驚いてないで準備しろ」

 

『『『は、はい!』』』

 

相澤に言われ、クラスメイト達もスタート地点に移動し、相澤の合図で一斉にスタートした。

ブーストライカーに乗った創一は、グラウンド10周を2分で走り抜いた。

 

 

―第7種目:上体起し―

 

「次は上体起しだ········仮面は切島と組め」

 

「分かりました。よろしく切島」

 

「こっちこそよろしくな仮面!」

 

相澤に言われ、創一は切島と呼ばれた赤髪の少年と組む。

創一はニンジャレイズバックルを取り外し、下半身のアーマーを消し、再びアクセルメモリ出して、体に突き当てる事でアクセルメモリの能力を宿した。

 

「では仮面、始めろ」

 

「おりゃぁあああああ‼」

 

「うぉおおおお!」

 

相澤に言われた創一は、両腕に装備されているエキゾーストパイプとアクセルメモリの能力を駆使して、上体起しをやり始めた。

足をおさえている切島は、自身の個性を使用し、飛ばされないようにしていた。

 

「そこまで…………300回」

 

「大丈夫か切島?」

 

「な、なんとかな。にしても、凄いな仮面」

 

「まだまださ。次は俺がおさえる番だな」

 

「おう!頼むぜ!」

 

創一は切島と位置を代わり、今度は切島の足をおさえるのだった。

 

 

―第8種目:ハンドボール投げ―

 

「えいっ」

―ヒュゥ~~~~―

 

「麗日、∞」

 

「すげぇ‼また∞出たぁ!?」

 

「凄いわお茶子ちゃん‼」

 

「えへへ♪」

 

「次、仮面」

 

「はい···········ん?」

 

ハンドボール投げで、∞を叩き出した少女、麗日と入れ替わるように円の中へと足を進める創一だったがドライバーから違和感を感じた。

創一がドライバーに目を向けると、ブーストレイズバックルがカタカタ動いていた。

 

「あ······やべっ!」

 

「どうした仮面?さっさと円の中n「先生離れて!」ッ!?」

 

創一の声に反応した相澤は、瞬時に創一から離れた。

すると、創一のドライバーからブーストレイズバックルを吹っ飛んでいった。

それにより、創一はブーストフォームからエントリーフォームへと強制フォームチェンジしてしまった。

 

「あちゃー·······やっぱ制限時間だったか」

 

「おい仮面、なんだアレは?」

 

「えっと········実はあのバックル、使用制限時間がありまして、制限時間が経つと、あんな風に吹っ飛んでいっちゃうんですよ」

 

「で?アレはどうなる?」

 

「1分程経てば消えて、俺の中に入ります。たまに俺に当たりに来ますが、他の人にはぶつかりませんので」

 

「分かった。とりあえず、円に入ってボールを投げろ。円から出なけりゃ、何してもいい」

 

「分かりました」

 

相澤へ一通りの説明を終えた創一は、円へ向かって再び歩き出す。

 

「(さてさて、ブーストバックルが飛んでったからなぁ。どうしたものか)」

 

向かいながら、ボール投げをどうするか考える創一。

やがて円に辿り着いた創一は、ある方法を思い付いた。

 

「(まだ持続時間は1分にも満たないが、する価値はある)」

 

「仮面、早くしろ」

 

「分かりました」

 

返事した創一はある物を召喚する。

それは、歴史に名を残してきた偉人の魂が宿りし眼、

眼魂(アイコン)】のと呼ばれる、命を燃やして戦った【仮面ライダーゴースト】が使用していたアイテムの1つ、【ニュートン眼魂】だった。

すると、ニュートン眼魂からパーカーのお化け、【パーカーゴースト】が出現し、踊りだした。

 

「なんかパーカーのお化けが出てきた!?」

 

「んでもって、踊ってるぞ!?」

 

「パーカーゴースト···········まさか!?」

 

「創一くん、いけるの!?」

 

「少しならな?来てくれニュートンさん!」

 

創一が呼ぶと、ニュートンのパーカーゴーストは創一へと覆い被さる。

それによってギーツの眼が青くなり、左手に引力の力を宿した【リパルショングローブ】、右手に斥力の力を宿した【アトラクショングローブ】と呼ばれるグローブ型のアイテムを装備し、創一は【仮面ライダーギーツ ニュートン魂】へとゴーストチェンジをした。

本来なら、専用のアイテムを使わなくてはできないが、全ての仮面ライダーに変身できる彼だからこそ、できる事なのだ。

 

「パーカーのお化けを着た!?」

 

「どうなってんだよ!?」

 

「(やべぇ····結構しんどいな)ちゃっちゃとやりますか」

 

そう言った創一は、引力の力でボールを引き寄せる。

そして

 

「オラァアアアア‼」

―ブォオオオン―

―キラーン☆―

 

斥力の力でボールを吹き飛ばし、ボールは星となった。

 

「仮面……∞」

 

『『『お前は万能超人か何かか!?』』』

 

再び∞の記録を叩き出した事に、生徒達に一斉に言われる創一。

これにて全種目を終えた創一達は、1ヶ所に集まり、相澤による結果発表を待っていた。

 

「じゃあパパット結果発表な。コレがトータル結果だ」

 

相澤がそう言ったと同時に、端末から映像が映し出された。

結果としては1位は創一であった。修行仲間である黒歌は3位、緑谷は5位だった。

峰田と呼ばれている、紫頭の少年だった。

膝をつき、悲しむ峰田と、哀れむ目で見つめる創一達。

 

「因みに、除籍処分は嘘な」

 

『『『えっ?』』』

 

「君等の全力を計るための合理的虚偽」

 

『『『はぁああああああ!?』』』

 

相澤の言葉に、創一と1人の少女以外が声をあげながら驚く。

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない。ちょっと考えれば分かりますわ」

 

さも当然かのように言う少女。

しかし

 

「残念だけど、相澤先生は本気で除籍処分する気だったよ」

 

「えっ?」

 

「確かに他の教師は除籍処分はしないけど、相澤先生だけは違う。ヒーローになれるかなれないか見極めて、除籍処分をするかどうかを考えて見ていた。理由は簡単。単純に面白そうだからヒーローになったヒーローは、誰も守れないし、ヒーロー自体も死んでしまう。それを無くすために、先生は見極めていたんだ。面白そうだからという理由では、誰も守れないから…………ですよね先生?」

 

「……やはりお前は気づいていたか、仮面。仮面の言う通り、俺はお前達にヒーローになれる要素がなかったら除籍処分にする気だった。だが、あいにくお前らには要素があった。だから除籍はなしにした」

 

「じ、じゃあ俺たち」

 

「要素がなかったら、マジで除籍処分にされてたのかよ」

 

「そうだ。だから除籍されなかったとはいえ、気を抜くんじゃないぞ」

 

『『『『『はい‼』』』』』

 

「では今日は解散だ。家でゆっくり休め」

 

そう言い、グラウンドを後にしようとする相澤。

だがそれを、一緒にグラウンドへ来ていた女性が止めた。

 

「待ちなさいイレイザー。まだちゃんと自己紹介してないでしょう?」

 

「教室で名乗ったろ?」

 

「本名はね?ヒーロー名とか言ってないわ。現に皆、あなたがどんなヒーローか分かってないわよ」

 

「はぁ······分かったよ」

 

ため息をつきながら、創一達に向き直る相澤。

 

「改めて、お前達の担任を勤める相澤だ。ヒーロー名はイレイザーヘッドだ」

 

「イレイザーヘッド?」

 

「何か、聞いた事あるような?」

 

「メディアにはあまり映らないヒーローだ。確か個性は、相手の個性をつかえなくする個性、でしたよね?」

 

「正確には違うが、だいたいそんな感じだ。で、さっきからうるさいコイツが、お前達の副担任だ」

 

「うるさいは余計よ、イレイザー。副担任の美神(みかみ) 麗花(れいか)よ。ヒーロー名はサンジェルマンよ」

 

『『『サンジェルマン!?』』』

 

相澤のヒーロー名を聞いても反応しなかったかのに対し、美神のヒーロー名を聞き驚く創一と黒歌以外の生徒達。

 

「サンジェルマンって、あのヒーロー事務所【パヴァリア】の三女神と呼ばれてる1人ですよね!?」

 

「そんな人が副担任!?すげぇ!!」

 

「ふふ♪ありがとう♪では皆、教室に戻ったら各々帰っていいわ」

 

『『『はい!』』』

 

「それからそ······仮面君は教室に戻ったら、職員室に来て。渡したい物があります」

 

「分かりました」

 

創一にそう言い、相澤と共にその場を後にする美神。

2人が立ち去った後、創一達も更衣室に行き、着替えてから教室へと向かった。

 

to be next story




今回はここまでです!

今回出てきたキャラクター、美神 麗花の容姿は、戦姫絶唱シンフォギアのサンジェルマンです!
そして今回出した、仮面ライダーギーツ ニュートン魂は、劇場版で仮面ライダーマッハがゴーストチェンジをしようとしていたシーンがあったので、やってみました!

次回は放課後の話と、創一がある人物達に会う予定です。
次回も是非読んでください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。