とりま死亡フラグを回避せよ   作:neko0125

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今回は、個人的には結構難産でした。
一番書きたかったところが書けたのでぜひ、読んでくれると嬉しいです。



鬼ごっこってこんなんだっけ 

 

「あら、別に今は取って喰おうってわけじゃないからそんな緊張しなくていいのよ?」

そういって皮肉げに笑ったのは真依さんだ。

「今日は夜蛾学長に用があって来ただけなの。また会いましょ。」

 

そのまま真依さんは流し目に俺のことを見ながら歩いて行ってしまった。

いや怖ぇー、、、、あ

腕にある時計を見ればもうすでに少し授業開始時刻を過ぎていた。

急いで俺も校庭の方に走っていった。

「お?なばりじゃねーか」

「、、、」

もうすでに少し稽古が始まっていたのかボロボロの伏黒と真希先輩がこっちを見る。

「お久しぶりです真希先輩。」

「雅楽川、真希先輩と知り合いだったのか?」

「あーまぁ、前にちょっと稽古つけてもらって。」

「そんな事言わなくてもまた稽古つけてやるよ。」

そういって真希先輩はニヤリと笑って俺に薙刀を向けてきた。

のほほんとしていた会話から一転、ピンッと糸が張り詰めたような緊張感が走る。

その静寂を破ったのは伏黒だ。

「じゃあ、2対1ってこと、、、っですか?」

きっと意図してない後ろからの攻撃をさすが先輩というべきか見事に真希先輩は薙刀で防いだ。

「いいぜ。来な」

先輩が伏黒の攻撃を防いでいる間に一気に距離を詰める。

そして足払いをかけようとして

真希先輩の薙刀を持っている方と逆の腕が鳩尾に入った。

「っう゛ぇ」

「上ばっかに気ぃ取られすぎ。」

「っ!」

前を見るとちょうど伏黒が真希先輩に足払いをかけられているところだった。

敢え無く倒れた俺たちに向かって真希先輩はまだ全然元気だ。

俺たちも立ち上がって次の攻撃に構えたときだった。

「おかかー!」

と、狗巻先輩の声が聞こえた。

それと同時に緊張していた空気がふっと和らいだ。

狗巻先輩のジェスチャーを見てあーって納得している二人とはてなを浮かべる俺に後ろで野薔薇と戦っていたパンダ先輩が翻訳してくれた。

「あーっと、交流会のときはさ体術だけじゃなくて術式も使うから術式の練習もしようーて言ってるな。

まぁ交流会じゃあ味方同士だしな。互いの術式知ってたほうが色々便利だろ?」

な?ってもふもふの手で翻訳してくれるパンダ先輩に抱きつきながら聞いた。

もふもふとした感触と、ふわりと香る温かい香りにまじで癒やされる。

アニマルセラピーは大事。

そうやってパンダ先輩で回復、、、話している内に稽古の内容が決まったのか伏黒の声が聞こえた。

「俺とパンダ先輩、雅楽川と狗巻先輩で代わり鬼をやることになった。」

「しゃけしゃけ」

「おー、じゃ私は野薔薇に稽古つけてくるわ。」

「棘は以外に運動神経いいから気をつけろよ〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー森の中ーーーーーーーーーーー

鬼 狗巻棘   人 雅楽川隠

触れることで攻守交代とし、鬼に触れられた回数が多いものを負けとする。

制限時間は一時間

 

遠くの方で伏黒とパンダ先輩が戦っている音が聞こえる。

そんななか、俺は1人

 

 

コロコロコロコロコロコ、、、、、、、

 

最大限小さい大きさの小石になって動いていました。

え?なんで人間の姿にならないのかって?

人間になって歩けば残機が見えてしまうのでわざわざ動きにくい石の姿になっているのだ。

周りを見渡せば、木、木、木、、、

やっぱ森の中に隠れるのは森だっけ?

当初は木になろうと思ったが、やっぱり木になると面積が大きくなるのでその分隠れたときの呪力を誤魔化すのにボロが出ると踏んで石になることにした。

万が一、狗巻先輩の呪言により人間の姿に戻っても大丈夫なように隠れているのは川の辺りだ。

交流会で多分花御と戦うところになる場所でもある。

まじでパッと見絶対わからないように呪力を極限まで似せ、石自体もめっちゃ観察したので個人的にはかなり完成度が高くできたと思う。

狗巻先輩は、俺の術式を知らない。

対して、俺は狗巻先輩の術式を知っている。

正直言って、これは俺がかなり有利だと思っている。

探索系、もしくは五条先生の六眼レベルのものだったらワンちゃん見つけられたかもしれないが隠れるという点においてこの俺の右に出るものはいないだろう。

それに、狗巻先輩の術式は呪言であり、何かあれば呪力で耳を塞げば済む話だ。

狗巻先輩の呪言は、無機物には効かない。だけども俺みたいな無機物のフリした有機物には効くかもしれないのだ。

対策しておくに越したことはない。

(盛大な死亡フラグを建設したことについては黙っていてほしい。)

それから、数十分たっただろうか。

ついに俺が隠れている場所まで狗巻先輩が来ていた。

キョロキョロとあたりを見渡している姿を見ているとちょっと申し訳ない気持ちも浮かんできたり、こなかったり。

その時だった。

狗巻先輩の手にあまり見たくないものをみた。

 

 

 

拡声器だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、耳を呪力で塞いでおけば別にどうってことない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ

呪力、、隠してたんだ。

 

 

 

 

 

呪力を出した途端、狗巻先輩と目があった。

 

目と目が遭う〜その瞬間、好きだと気づいた〜

 

貴方は今〜どんな気持ちでいるの〜

 

やばい☆

急いで、元の姿に戻り駆け出す。

 

が、とてつもないスピードで狗巻先輩が後ろから走ってきた。

そりゃそうだ。

今まで、三十分近く探していたのだ。ボロをだしたら、そりゃあ

 

「追いかけてくるよなぁ!」

 

必死で逃げるがどんどん距離を詰められる。

そういえば、狗巻先輩はファンブックで運動神経が10段階中9だった、、。

アレ。

これはもう、空に逃げるしかない!

手短にあった。木に上り、一番上のところから足に呪力を乗せる。

そして、その状態で一気に飛んだ。

「朧ノ起!!!」

体を紙に変える。

ゆっくりと、しかし、空気抵抗を体中に受けながら俺の体は風に飛ばされていく。

逃がすものかと狗巻先輩が地上で追っかけてくるのがよく分かる。

が、一瞬でも視界からはずれればこっちのものだ。

次に变化したのは鉱石だ。

一気に重くなったことにより重力が体を引っ張る。

ものすごいスピードで落ちていき、そのまま地面にぶつかる瞬間に紙に変わる。

こうして、衝突死を免れた俺はその状態で体をタイヤに変えた。

コロコロと回るそれは、さっきの小石とは比べ物にならないスピードで森の中を駆け巡る。

そこまでやっても振り切れない狗巻先輩には正直ちょっと引いた。

いやだってこれ、時速かなりでてるはずよ?

人間じゃないやん。

 

そうやって前半からは考えられないぐらい熾烈な鬼ごっこを数分繰り広げたときだった。

おもむろにスピードを落とさないまま狗巻先輩が拡声器を前に掲げた。

呪言がくる

 

呪力で耳を塞がなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ

今タイヤだから耳どうすればいいの????

 

 

 

ゑ?

 

 

 

 

Q.外の音って俺どうやって聞いてる????

 

 

 

 

 

A.体で感じ取ってる

 

 

 

 

 

 

アッッスゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、詰みです。

 

 

 

 

 

詰みです。

 

 

間に合いません。

終わった。

 

「  止  ま  れ  」

 




今回は本当に捏造八割でしたので時系列とかおかしいと思うかもしれませんが大目に見てください。

私的には時系列順は

オリ主入学
特訓(オリ主の術式判明)
先輩との稽古
伏黒恵と一緒に任務
虎杖入学
釘崎と会う
初めての特級との戦い
両面宿儺と戦う      虎杖はいない
実家帰省           ↓
真人と戦う          ↓
交流会の前(今作)       ↓


という感じで進めてきました。
これからも進めていきたいと思うのでよろしくおねがいします!







次回!交流会!!虎杖復活ー!お楽しみに〜
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