ちょっと文章がおかしなところとかあると思うのですがそこはフィーリングでお願いします。
ぐっと、真希さんの腕から薙刀が放たれる。
トンッという軽い音の割にはものすごいスピードで迫ってくるそれを前に思考する。
避けるか。
いや、間に合わない。
なら、
重心を下に。
薙刀よりも低く。
間髪容れずにビュンッと空気を切り裂く音が頭のすぐ上でなった。
ほっと息をつくのも束の間、目の前には真希さんが走ってきているのを視界が捉えた。
そのまま回し蹴りをしようとしたところで足を捕まれそのままグルンッと遠心力で吹っ飛ばされる。
ここまでは想定内だ。
バックテンポの要領で地面を蹴り空中で体制を整える。
ふわりと舞う砂埃が俺の視界を遮ると、同時に前方にいた気配がふっと消えた。
急いであたりを見渡すが誰もいない。
右
左
上かっ
グラウンドの砂を握り上に投げる。
「はっ、目隠しか。だが、遅せぇ」
1歩早く背後に立った真希さんが回収したらしい薙刀を持って接近してきた。
左手に隠し持ったナイフで応戦してみるが力の差は歴然だ。
両手でナイフを支えても片手の薙刀にかなわない。
この状態が拮抗すればまずいと脳みそに警告音が流れた。
グラウンドを強く蹴り逃げの一手をとりたいところだが強く押し付けられる薙刀のせいでそれもできない。
だったら、、、
力ずくで押しのける!
大きく舌打ちをして相手の意識を俺の顔に移させる。
そのまま睨みつけ目が合うのを確認して予備動作なしの蹴りを無防備は腹に食らわせる。
「ちょっと、、油断しすぎ、、じゃないっすか?」
やっと一撃入ったことで俺は浮かれてつい言ってしまった。
思わぬ後輩の煽りに真希さんが少し驚いたように目を見開いたあとニヤリと笑う。
「いうねぇ。」
その瞬間、俺は悟った。
アッこれミスった。
踏んだらいけないスイッチ押した。
蹴った反動で距離を離してはいるが、次になんの攻撃が来るのかわからない。
そうして警戒していると何を思ったのか真希さんはゆっくりと近づいてきた。
1mほど近づいたところでふわりと揺れて消えた。
さっきも同じ攻撃をしてきたことを思い出す。さっきは、、そう。
弾かれたように上を見る。
が、想像と違って綺麗な青空が広がるだけだった。
やばい。これは、、、、。
そう思って後ろを振り向いたとき、ゴッと人体から聞こえちゃいけない音がして脇腹に衝撃が走った。
「ッガハッ」
受け身をとる暇もなく3mぐらいふっ飛ばされる。
そのままグラウンドの硬い地面に追突すると目をつむったがいつまでたっても衝撃はこなかった。
かわりに、ぼふっと柔らかい音をたててふさふさな何かに俺は突っ込んだ。
「おーい。大丈夫かー?」
死ぬとき最後まで残るのは聴覚らしい。
そんなクソどうでもいい事を思い出しながら俺の意識は暗闇に沈んでいった。
小鳥の囀る音が聞こえる。
それは小さいときよく見た夢を思い出させた。
リビングに入る木漏れ日。夢と違うのは体をつつむおひさまのような香り。
それはまるで時間がゆっくりになったかのような錯覚を覚えた。
俺は何をしていたんだろう、、、?
そうだ。真希さんにふっ飛ばされて、、、。
「はっ」
勢いよく体を起こす。
「お?起きた」
そういって俺を覗き込むのは意識を失う前最後に受け止めてくれたパンダ先輩だ。
どうやら意識を失ったのは一瞬だったようで真希さんが休憩にすっかと歩いてくるのが見えた。
休憩ということで俺は今パンダ先輩と真希先輩の二人と一緒にグラウンドに座ってさっきの試合の改善点を教えてもらっていた。
「まず、最初に投げた薙刀に意識持っていかれすぎ。
あれじゃ、すぐに攻撃いれられるぞ。
あと、最後、受け身忘れんな。」
、、、、、、、俺的にはわりと頑張ったつもりだったんだけどな、、、。
そう落ち込むと
「ただ、まぁ、最初に比べたら成長したな。」
といって肩にぽんと手を置かれた。
「あ、ありがとうございます!」
「じゃ、次は俺と一緒に体術をするかー。」
「え゛」
そうして、俺の十分もない休憩時間はパンダ先輩に連れて行かれることで終わりを告げたのだった。
消毒液の香りとうっすらとしたタバコの匂いが鼻についた。
俺は今パンダ先輩による地獄の特訓が終わり保健室で傷づいた体を癒やしてもらいに来ている。
俺も反転術式を身につければ死亡エンド回避できるなーと思いながら家入さんによって自分の怪我が読み上げられるのを聞いていた。
「一応治して見たが、今も痛みが続いたりしているか?」
「いえ、ないです。」
「じゃ、帰っていいぞ。」
反転術式というのはすごい。
家入さんが手をかざすだけで腕の傷とジクジクとした痛みがなくなっていくのがわかる。
漫画ではよく見ることも実際に受けてみると感動が段違いだ。
動かしたときに痛みがないのを確認して家入さんに礼をいいドアを開ける。
と、そこには任務が終わったらしい五条先生が立っていた。
そしてはいこれと渡されたのは自分の学生証だ。
やっぱりね?学生証が渡されたらまずすべきことは、、、、自分の級の確認だッ!
せめて4級。三級だったらいいな。
そう思い学生証にくまなく目を走らせれば案外すぐに見つかった。
自分の顔写真の上辺りに丸で囲われた準2の文字。
、、、、、、、、準2!?
つい驚いて顔をあげるとそこにはニンマリとした笑顔が合った。
「アッ嫌な予感」
「大丈夫。その予感は外れてないよ。って言うわけで準2級になった記念にこれ。」
そういってひらりと差し出された紙にはこう書かれていた。
”特級呪物 両面宿儺の指の回収任務について”
読んでくださりありがとうございました。