ということで、今回のキャラ。
名前:マリー
クラス:ガンスリンガータイプ悪魔人間系メシアンサマナー
Lv:41
元ネタ:ブルーアーカイブ、メタルマックス
悪魔の血が混じって産まれてきたためか差別を受け続けて生きてきた獣人の少女。
そのせいか荒れた生活をしてきたが、ある日メシアンに拾われてメシア教に入信した。
それからはメシア教の良さを心から理解して、極めて温厚なメシアンになった。
ちなみにとても地頭がいい。だからこその、温厚なメシアンである。
この世界に運よく漂流した後は穏健派メシアンの一員となり、日々の暮らしを慎ましく楽しんで生きている。
そう、彼女は真の意味で『メシア教に救われた敬虔なメシアン』なのである。
……あえて言おう。嘘塗れであると。
新たに判明した設定的に無理があるのでちょっと修正する。
ああ、神父様。お許しくださいませ。信じてはもらえないかもしれませんが、本当に悪気はなかったのです。
敬虔なるメシア教の信徒として、守らねばならぬ教えはきちんと把握していたつもりだったのです。
だからまさか『か弱い女子供からお菓子を奪ってはならない』などとは、夢にも思わなかったのです!
……意味が分からない?
だってそうでしょう?お菓子は食べなくては死ぬ『生きる糧』ではありません。だから、奪い取ってもよいものだと思ったのです。
無論、越えてはならぬ一線は弁えております。殺してはならない、当然ですね。殺してしまえばそれだけ『戦力』が減ってしまう。
まさか『身内の下らぬ争い』で『数を減らす』などという『無駄』は許されない。なのでディアで治せる程度の怪我で済むよう『拳』のみを用いて奪いました。
奪い取ったお菓子は甘美な味がしました。まさに勝利の味というものです。
……私たちのこれまでの暮らしについて知りたい?
そういえば逃げていたところを保護する前について、詳しく聞いたことがなかった、と。
分かりました。神父様がそうおっしゃるのであれば、恥おおき私の生涯を語るとしましょう。
まず私は幸運にも悪魔の血を引いて産まれることが出来ました。
……え?それは『不幸』ではないのか、と?
何故です?悪魔の血を引いた人間は『普通の人間より強い』のですから、幸運ではないのでしょうか?
私自身、その力には随分と助けられました。数多の『獣』から命と生きる糧を奪うのに役立ったのです。
それがなければ、恐らく私はとうに死んでいたでしょう。『砂漠』の砂に飲まれて。
……はい。私は『砂漠』の産まれです。どうかお導きください。捨てられてしまえば、また『獣』に堕ちてしまう。
私たちも、砂漠の住人のこの世界での噂は聞いております。大体、事実です。
あいつらは、人の皮を被った獣です。一瞬たりとて油断は出来ぬ、人語を介し、悪意に満ちている恐るべき猛獣です。
その獣から、身を守るために産まれたのが私たちの信じるメシア教というものであるのは、理解しています。
群れることで、人は獣から身を守る力を得て人に至ることが出来るのは、心から実感しています。
私自身、メシア教に誘われるまでは、その強さを実感することが出来ませんでした。
正直に申せば、わけのわからぬ連中であるとすら思っていました。
しかし、いざその力を見込まれメシア教に入った時、その素晴らしさを実感しました。
日に『二度も』得られる、パンと水という贅沢な食事。ふたたび獣に堕ちぬためにどんな命令も聞く小間使い。
獣どもは威光溢れる私たちの『装束』に身を震わせ、逃げていく。
まれに私たちに喧嘩を売る命知らずの獣はいましたが、数の暴力という力を持つ私たちの敵ではありませんでした。
ああ、なんと楽で、暮らしやすくなるものか。ああ、これがメシア教の御力なのかと思い至りました。
ーーーはい?天使?その力に縋っていたのか?と。
申し訳ありません。何故あんな『羽の生えた悪魔』が、力であるのですか?
むしろ『弱い』でしょう?だってあいつ等基本的に『銃に弱い』んですよ?
銃なんて『持ってて当たり前』の砂漠では『狩りやすい獲物』として有名だったのですが。
まあ、稀には銃の効かぬ天使もいましたが、それは、最初の一発で分かればあとは別の手段で袋叩きすればどうとでもなりますし。
あ、いえ。わかりました。確かに天使には随分と助けられました。
私たちのメシア教の神殿にはよく、生れ落ちたばかりの天使が訪れました。
なにか『私を崇めろ!』とかわけのわからぬことを抜かして、偉そうにしていたので、普通に射殺しました。そこから得られたものが、私たちの生きる糧となりました。
……世慣れた天使は、私たちを見れば全力で逃げるものでしたが、確かにそういう間抜けがよく私たちの糧になっていたのです。
ハンター協会が天使嫌いなせいかハンターオフィスでも結構な頻度で『今週のターゲット』に選ばれていたものですし。
世の中とは、メシア教に有利に出来ているものだと、実感したものです。
そして、私たちがこの教えこそが真に正しいと思える出来事が起きました。メシアの誕生です。
あの悪しき世界を支配していた神気取りの悪魔『ノアシステム』を、メシア様である『不死身のハンター』が見事に滅ぼしたのです。
世界に平和が訪れました。教えの通りです。
……残念ながら、メシア様はメシア教徒ではなかったのですが、まあ、教えに『メシア様がメシア教の信徒である』という教えは無かったので。
聖典?私はあの世界では見たことがありませんでしたね。すべて口伝でした。
恐らくですが、紙の本だったのでしたら、焚き付けにでも使われたのではないでしょうか?
『いつかメシア様が現れ、世界を救い、それから滅びの日が訪れるがメシア教を信じているものは救われる』
それが私の知る、一番大事な教えです。他にもまあ、『人であるために』必要な教えはいくつかありましたが。
どれもこれも必要なものでした。なければ、秩序というものを保てないのです。それが理解できぬものは獣でしたので、処分しました。
それからは、あの『滅びの日』まで、よきことが続きました。
まず各地に、多くの装備と、糧が転がり落ちるようになったのです。
稀に砂漠に姿を見せていた、あの、機械なんだか人間なんだかわからぬ神気取りの悪魔の手先。
そいつらが、暴走したのです。そう見えました。
なにせあいつ等『一か所にとどまり儲けもないのに怪物ども相手に戦い続ける』という愚かなことをしたのですから。
砂漠では怪物を見たら、まずは、逃げる。戦うのは、逃げ切れなかった時と安全に勝ててかつ、収支がプラスになると確信してからでよい。
そんな、砂漠では獣や子供でも知っている『当然』が出来ぬのであれば、死ぬしかないのは、砂漠では常識でした。
そして、無惨に怪物どもに食い荒らされた後には、無数の貴重な装備や食料、水が転がっていたので、それを拾い、私たちはさらなる力を得ました。
私の使っている大型拳銃とCOMPも、その時に手にしたものです。COMPは、砂漠では『戦車に匹敵』するほどの貴重品でしたので、まさに神のお導きを感じました。
ちょうど、私たちがよりよい装備を漁っているときにCOMPの使い方を教えるので助けてください。メシアンにしてくださいという信徒も手に入れましたし。
……え?そうです。ナカツカサ族のキリノ。彼女がその信徒です。新参ですが、中々に強かったので、統率者の一人に選ばれました。チューキューシミンとかいう産まれだそうです。
生まれつきCOMPを扱う一族に生まれたというのは少しうらやましくも思いましたが、それももうメシアンになったのなら、どうでもよいことでしょう。
確かに彼女はちょっと不思議ですね。お菓子も、自分の割り当て分だけ急いで食べた後は、全然奪おうとしませんでしたし。強いのに。
そうしてキリノから使い方を教わり、私たちは、悪魔を使役できるようになりました。主に、天使や妖鳥です。
あいつら、銃に弱いので銃で瀕死にして銃口突き付けて服従か死か選ばせると結構折れるので。
あとは、あいつら、空を飛べるので、移動手段にはちょうど良かったです。足の確保は、砂漠では最も重要なことの一つでした。あとは、食料と水です。
天使や妖鳥で移動し、あちこちに転がっている物資を手に入れ、信徒を増やす。そうこうしているうちに、あの『滅びの日』が訪れました。
どこからともなく、大量の悪魔が現れました。砂漠では禁忌とされる『人喰い』を平然と行う、危険な悪魔です。
……え?悪魔かどうか見極めるのに一番簡単なのが『人喰いか否か』ですよね?アナライズ?戦車に匹敵するCOMPが必要な技ですよ?そうそうできません。
だから『人喰い』を犯した者は、等しく悪魔です。砂漠では常識でしたので、どんな獣でも、人喰いだけは避けていました。駆除されるので。
とまあ、そんなこんなで、悪魔が大量にでました。一匹でも指名手配悪魔級という恐ろしい強さです。
無論、逃げましたよ?ハンターオフィスの指名手配悪魔指定も今週のターゲットも更新されなくなって久しかったので、儲けにならない。戦う意味がない。
……そこでも、メシア教のお導きを感じました。妖鳥や天使で空を飛ぶことで他の獣よりはるかに遠く早く逃げられましたので。
果たしてどれだけ逃げ続ければよいと思ったかですか?
無論、救われるまで、です。
私たちはただただ信じてきたのですよ?
『信じることで、救われる』という教えを。熱心に、ひたすらに。
そして、事実として『救われた』のです。教えは、正しかった。
そう、私たちは予定通りに『滅びの日』を乗り越え、あなた方、楽園の同胞たるメシアンに救われ、この楽園に至ることが出来たのです。
……ところで、この世界のメシアンには『懺悔』というものがあると聞きました。お願いしても?
ああ、ありがとうございます。神父様。では、さっそく。
なんなんだよあの『砂漠の兎』のクズはよぉ!?『メシア教信じてねえ獣』くせに『アタシらより良い暮らししてる』とかおかしいだろうが!?
悪魔人間より弱い人間の分際で、COMPも持ってなかった雑魚の癖に、舐めてんのかあいつ!?
この世界に『殺すな』って掟無かったら全力で行ってたわ!クソが!
……ふう、落ち着きました。大丈夫、理解しています。嫉妬は大罪であると。他人を羨んで、自らの境遇を嘆いていてはキリがないと。
そう、教えてくださったのは神父様ではないですか。その理由には納得しています。
神父様。私たちは、その生涯をメシア教に捧げるつもりです。どんなことでもお命じください。
なにしろ『信じたものが救われた』のです。この素晴らしい世界に祝福を!
あの地獄そのものだった砂漠からこの楽園に至ることが出来たのですから、今更信じることを辞めるなんて、恐ろしいことは、出来ません。
この楽園を守るためでしたら、命すら捨てて見せましょう。どうか、我らを導いてください。神父様。
……少し、顔色が悪いようですが、大丈夫でしょうか?神父様。
砂漠というマイナスにメシアンというマイナスをかけることでプラスに至る……そんなお話。
砂漠の住人は『人の皮を被った獣』です。おまけに知能まで人間並みでシェルターから大量に流されてきた銃で武装しているという恐ろしい獣です。
……獣なので、非常に憶病かつ打算的に動きます。一方的に勝てて儲けが出ると見たら全力ですが。
ちなみに最後の悪魔の群れは『登場人物全員、自分だけでも生き残ることにかけて全力でバラバラに逃げるサバイバー系ゾンビ映画』状態でした。
戦ったら死ぬのは見切ってたのと、勝てない怪物から逃げるのは日常茶飯事だったので。
砂漠
大体メタルマックスな世界。文明崩壊前の電子機器類はノアシステムによりほぼほぼ破壊しつくされたため、ガラクタしか残っていない。
なのでCOMPは全部シェルターで生産されたものである。
普段はほぼほぼ普通のCOMPとして使えるが、ノアシステムと分霊である親愛なるコンピュータが簡単に乗っ取れるようになってる。
そしてマグネタイト生産のために霊的素養のある人間をシェルターで管理し、平穏な暮らしとちょっとした娯楽を提供した。
霊的素養に乏しい『悪魔のサル』と『管理された指名手配悪魔』による壮大なマッチポンプ娯楽ショーである。
その娯楽で発生する市民のマグネタイトと、生産管理されたシェルターの余剰となった『不用品』で稼働に必要なマグネタイトを確保していた。
悪魔のサルに全滅されても困るので、最低限生きて経済活動できるくらいの物資は流していたし、最低限の戦力として銃器くらいは渡していた。
たまに、戦車やCOMPも少しだけ渡して、ちょっと強い指名手配悪魔を狩れるようにもしてた。
限界Lvは50前後のちょっと弱めの世界であった。
そんなSDGS感あふれた世界だったわけだが、悪魔のサルに最強最悪のバグこと『不死身のハンター』が発生した。
こいつ、中身がまんま砂漠な癖に強かったので、廃棄されたガラクタと悪魔のドロップ品と正規装備の寄せ集め戦車で徒党を組み、ノアシステムぶっ壊したのである。
さしものノアシステムもスパゲッティコードとすらいえない謎戦車のハッキングは出来ず、最終的にホローチャージの餌食となった。
ちなみに倒した理由は「なんかいて襲ってきたから」というまさに砂漠であった。だってこいつ倒さなくても一応EDに行ける仕様なんだもんメタルマックス。
かくて、管理された世紀末は終わりをつげ、真の世紀末が訪れたのであった。
メシア教(砂漠)
弱肉強食と極限環境、そして悪意に満ちた砂漠の風に吹かれ続けた結果、余計なものが全部なくなったメシア教。
残ったのは『群れると強い』と『群れという強さを保つのに必要な掟』と『信じたときに得られるもの』という、秩序そのものであった。身内限定ではあるが。
この周回に至ったメシア教徒は、この教えを心から信仰している。何しろ彼らにとっては『信じる者が救われた』のだ。そりゃあ信仰する。
ただ、一定以上の勢力にはなれなかった。根本的に物資に乏しい砂漠では組織だっても『養える人数』に限りがあったので。
ちなみに砂漠の住人からは蛇蝎の如く嫌われてるし『メシア狂』呼ばわりされている。
なにせこいつら『身内以外には一切容赦しない』し『身内になるのも難しい』のである。結局のところ、砂漠の住人なのに変わりはない。
……メシア教穏健派には頑張ってほしい。何しろ君らが救うべき『迷える子羊そのもの』なのだから。
下手に捨てたら一瞬で狼になるから、気をつけろよ?コイツら、その辺の割り切りは普通に『砂漠』だからな?
なお、シェルターにおいては一切信仰されていなかった。親愛なるコンピューターは、カルトの蔓延を許さないのである。