まあ、いつものことだと思う。
あと短いけど、書きたいことは大体かけたと思うんだ。
というわけで、いつも通りのふわっふわで行きます。
……ホラーとコメディは紙一重が作者のモットーですので。
ーーー君たちは、逃げるんだ。これは『俺達の責任』でもあるから。
『生徒会長』と『生徒会のみんな』はそう言って、学校に残った。少しでも長く大型シャドウを倒し続けるらしい。学園のみんなが逃げる時間、稼ぐんだって。
「……逃げるぞ。ゆき」
「いいんですか!?だって私たちにも『ペルソナ』が!」
「……ダメよ。私たちでは、純粋に力が足りない。足手まといにしか、なれない……!」
学園生活部のみんなも、避難することにした。服の中に『生徒会長からの手紙』を縫い付けた状態で。
ちょっとガサガサするけど、ばんちょ……生徒会長からのお願いだもん!受け入れなきゃね。
(みんな、心配しすぎよ。あの子たちは、本当に強いんだから『大丈夫』に決まってるのに)
「うん。そうだねめぐねえ!生徒会長の邪魔しちゃったら大変だもん!逃げよ!」
そうと決まれば、すたこらさっさ、だ!イケイケゴー!
「あ、おい待てゆき!……そうか、ナイスだめぐねえ!追うぞ!」
わたしが走り出したのを見て、くるみちゃんが慌てて追いかけてくる。
「そうね!ゆきちゃんが言うなら間違いないわ!」
「話は後にしましょう!今は逃げ切るのが先決です!」
それに続いて、りーさんとみーくんも一緒に来る。
(こっちよ。こっちが一番安全!)
そうだよ!こっち!こっちがいいって「めぐねえ」も言ってる!
学校の外に出るのは、本当に久しぶりだ!そう思えば『真っ白な霧』で覆われたあいにくの空模様なくらい気にならない!
わたし、ゆき!どこにでもいる普通の高校生!ちょっと子供っぽいってよく言われるけどすっごい力もあるんだよ!
生徒会長が教えてくれた力『ペルソナ』!それで戦えちゃうの!……まあわたしのはなんかいるのかいないのか分からないしすっごい弱いみたいなんだけど。
「クソ!信じるぞめぐねえ!」
背中にシャベルを背負ってるくるみちゃんは、ものすごく強い。シャベルだけでほとんどのシャドウをボッコボコにできちゃう!
ペルソナも『カイヒメ』っていう、すごい強そうな女武者って感じのだ。
「佐倉先生……どうか、私たちのこと、見守っててください」
『よくわからない誰か』に祈りながら走ってるのが、わたしたちのおかあさんみたいな、りーさん。
どんな怪我もちょちょいで治しちゃうし、怒ると風がびゅびゅびゅーって吹く。
ペルソナは『シナトベ』っていうんだって!正直よくわからないけど。
「……逃げるのはこれで2回目……でも、今度は学園生活部のみんなが一緒にいるから……」
みーくんは前に初めて出会った時のことを思い出しちゃったみたい。泣きそうな顔をしてる。
いざ戦いになったら全部ビリビリってすっごい電気パワーとシャドウを殺す呪いパワーがあるのに、ほとんど笑わない。
ペルソナは『ミチザネ』……お化けの神様らしい。ちょっと怖い。
それからはしばらく走る走る!ちょっと横っ腹痛くなったけど『めぐねえ』が言うんだから仕方ない。
(はい。ここ!ここなら安全よ!)
「ふへぇ~。疲れたぁ……」
走りすぎて足が痛い。どっかの建物の中でべたりと倒れる。
「ここだ!すぐに入り口をふさぐぞ!」
「ゆきちゃん!?……よかった。怪我はなさそうね」
「……本当に、今回はゆきさんが居なかったらどうなっていたことか……」
いやあ照れるなあ。ほめられても、わたしはただめぐねえの言ったとおりにしてただけだし。
それから、わーわーバタバタして、お掃除をする。しばらくはここでキャンプらしい。
つまりこれが伝説の『野外実習』てことだ!やったね!
晩御飯を食べて、寝床を用意した後、寝る前のお呪いをやる。
「……よし!いつもの行くぞ!点呼!」
くるみちゃんの合図とともに始まる、学園生活部の合図だ。
「一番!
「二番。
「……三番。
それは、自己紹介。挨拶と自己紹介は、大事で基本。いつも、いつでも忘れちゃダメ。
学園生活部で一番大事なルールだって生徒会長も言ってた。
だから、わたしもやらなきゃいけない……
「四番!ゆき!」
「「「!?」」」
……なんで、みんなこっちを驚いたように見るの!?
よくあることじゃん『自分の名前』ど忘れすることくらい!?
でもみんなの顔が本当に泣きそうで、怖くてしょうがない。
「……正直、覚悟はしてた。いつかは、こうなるって」
「どうしましょう……ゆきちゃんが居なかったらもう」
「……こんなの、酷すぎますよ!これもう、生きてる意味ないじゃないですか!?」
いやいや大げさな。そんなの冗談だよって、笑ってよ。
そう思ったのに、みんなずっと泣きそうって言うか。みんな……泣いてる?
……あれ?もしかして、これ……本当にやばい?
流石に不安になった、その時だった。
(ゆきちゃん……ちょっと『お散歩』してきましょうか)
ナイスめぐねえ!そうだね!こういうときはそれが一番だよね!
「あ、おい!?ゆき!?」
「もう嫌!?こんな世界で生きてる意味あるんですか!?」
「……待って。もしかしたら、だけど……うん。もう、信じるしかない」
後ろでみんなが何か言ってるのを聴きながら、お散歩に出た。
「あはははは!真っ白、真っ白!何も見えない!」
なんだかどんどん力がわいてくる気すらする。
それがうれしくて、楽しい。
そうだ。ようやく『終わり』にできる。
そう思ってた時だった。
(これまで、色々あったわよね)
めぐねえが、語り掛けてくる。
(あのクリスマスの日にTVから霧があふれて、生徒会長がみんなを避難させて、それからみんなで生き残るために色々して……)
あーうん。それはちょっと聞きたくないかなあ。
(あの日、とうとう『私』が死んだんだよね。アンタが逃げ遅れたの助けようとして、バカだよね)
うん。ちょっと静かにして?
(そこをつけ込まれた。私が産まれた。だからお前は『シャドウ使い』になれたんだ)
黙って。
(ばっかじゃねえの?逃げてんじゃねえよ)
黙れ。
(……もう、わかるよね?私なんか『めぐねえじゃない』って)
そいつは……めぐねえの顔をしたナニカが言った。
(言いなさい!言え!名前を告げろ!そうすれば私は、力を得られる!叛逆しろ!このクソったれな霧の『その先』に至るために!)
……いくらわたしでも分かる。こんな奴は『めぐねえ』じゃない。
だって先生は、私が大好きだった『佐倉慈』先生はこんなひどい奴じゃない!
どこからか、すごい勢いで、風が、吹いている。
「わっぷ!?」
顔にべったりどっかから飛んできたのが張り付いて、気持ち悪い。
それを『ベリベリ』と剥がしながら、言う。
「よくも騙したな!この悪魔!……騙した分だけ、力を貸して『メフィストフェレス』!」
(そうだ!それこそが私の名だ!ようやく、ようやくだ!これで次に至れる!)
風が、吹いている。すごい風。すべての『霧を吹き飛ばす』暴風だ!
我は汝。汝は我。
そんな言葉と共に『化けの皮』が吹き飛んでいく。
出てきたのは、悪魔。わたしのなかにいる『いちばんわるいわたし』
わたしには似ても似つかない『悪魔の女の子』だ!
(行けよ相棒!次に至る道は『すぐそこ』だ)
言われなくても!
わたしは、見えた『出口』に全力で飛び込む。
……出口を抜けるとそこは八十稲葉に暮らす人間ならば着たことない人なんてない、いつも通りの『ジュネス』だった。
「え?今この子『TV』から……?」
「いやいやマジで?いや、流石に見まちがいだろ?」
「てかこの子の制服、八十校の……」
「えっと、君はどこの子だい?名前、言える?」
そうだ!わたしの……わたしの『名前』は!
「八十神高等学校、学園生活部!『丈槍由紀』です!八十神高等学校生徒会長『瀬田総司』からの救援依頼のお手紙を、持ってきました!だれでもいい!みんなを!助けて!」
やっと言えた。それから花村陽介『副会長』のお父さんが近づいてくるのを見ながら、わたしは、気絶した。
この後どうなったか?は作者にもわかりません!(ゲス顔)
というわけで『八十神高等学校』が『霧の世界』で生き延びようとした周回の子です。
キャラ紹介いきます。
丈槍由紀
Lv:20
クラス:ナビタイプペルソナ使い(P"5"式)
原作:がっこうぐらし!
設定
クリスマスの日に霧に飲まれた八十稲葉高校の学生の一人。
急遽生徒会長に就任した『番長』の異名を持つ『瀬田総司』とその友人で固められた『八十稲葉高校生徒会』の下部組織『学園生活部』に所属していた。
八十稲葉高校はそれでしばらく生徒とその家族が暮らす避難所の役割を担っていたが、ゾンビ映画の如く崩壊。
全員に配られた『生徒会長からの手紙』を持って全員散り散りになった。
学園生活部は原作通り4人で構成された『シャドウ使い』のチーム。校内の雑魚シャドウを討伐していた。
使用するシャドウは『めぐねえ』だったがこれが『先生の死を受け入れられない自分』と見破ったことで悪魔のペルソナ『メフィストフェレス』を手に入れた。