Re;Start   作:ぶらまに

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よくよく考えたら、こういうのに一番向いてそうなキャラ出してなかったことに気づいた。
というわけで、はいドン。

キノ
Lv:??
クラス:旅人
元ネタ:キノの旅

『滅びそうな国』に迷い込んだ旅人。詳しいことは分からないけど、なんか滅びそうらしい。
噂ではもう少ししたら『宇宙怪獣』が出てくるとかどうとか。現代知識もそこそこ持ってる。
じゃあそれを見るまではいつも通り旅をしようか。お金は足りなくなったら稼げばいい。
そんなノリで動いてる。大体原作のキノ。戦闘シーンは省略。無理はしないので。

大体ちょっと詳しい日本人くらいにはオタク知識もある。特撮もまあまあ。だってその方が面白そうなんだもん。
滅びそうな国の事情に関わる気は一切ない。旅人だもの。



事例33.滅びそうな国

ボクの名前はキノ。いつも通りモトラド(注.二輪車。空を飛ばないものだけを指す)に乗って旅をしている。旅人。

いつものように旅をしていたらいつの間にか『滅びそうな国』に迷い込んでいた。

奇麗な街並みに、活気ある人々。美味しい食事に、やたら元気のない人と、元気が有り余ってそうな人。いかにも面白そうな色々なこと。

もうすぐ滅びを迎えようとしているなんて信じられないくらい、活気にあふれた国だ。

戦う力を持たない普通の人(そういう人がたくさんいないと、国ってのは動かないのは知ってる)が住んでる街に、

戦う人たちやボクのような漂流者(違うところから来た人たちのことをこう呼ぶらしい)が多く住んでいるレルムとかいう地区。

人と悪魔が殺し合いしたり仲良くしあったりしてて、日々どこかで事件が起きてる、そんな国だ。

「ねえキノ。ここは危険な気がするよ。早く離れた方がいいんじゃないかな?」

モトラドのエルメスが言った言葉に、首を振る。

「もったいないよ。だってもうしばらくしたら『宇宙怪獣』が見られるっていうんだもの。せめてそれを見てから去ろう」

そう、この世界、なんと宇宙怪獣と戦ってるらしい。最初に1体。その次は2体同時。次は3体か、いっそ4体かなんて言われてる。

 

ちなみにウルトラマンでも出てきて勝手に倒してくれるの?って聞いたら爆笑された。

いるのは精々『科学特捜隊』くらいらしい……いやそっちはいるのかよ!?とは思った。

 

ちなみに戦隊ものっぽい『巨大化怪人』なら見た。すごく大きい女の怪人だ。こんなんが普通に街中に現れるのが滅びそうな国だということなんだろう。

……巨大ロボでも来るのかなってわくわくしてたら、どこからともなく表れた人たちがすごい勢いで倒してた。そういうお祭りだったらしい。

怪人の謎ビームを謎ビームで相殺するなんて、まるでドラゴンボールだなって思った。

ちなみに有料みたいで、謎ビーム使いのリーダーっぽい女の人が、すごい勢いでお金を貰っていた。世知辛い。

 

それを見た後は、あちこちの別の怪獣を見て回った。どっかでは巨大ロボとのバトル見れるかなと思ったのだ。

……どうも『地球怪獣』だから『宇宙怪獣』より弱いらしく、どこも巨大ロボなしで倒してた。残念。

 

蛇怪獣は、なんかこう『真っ黒い人たち』に囲まれてボッコボコにされていた。仮面をつけた怪しいコスプレの幹部とロボ軍団。どっちかって言うとこっちのが悪の組織な気がする。

鳥怪獣は、出てきた瞬間にすごい勢いで銃で撃たれて消滅した。出待ちとか鬼かって思った。

 

一番ヤバそうだったのは『巨大化怪人(男)』だったかな。

 

ただでさえ殴り飛ばされてグシャッてなったのを急いで治療して再び殴りに行くスタイルなのに、乱戦だからか同士討ちが頻発している。

まあ、この国の人たちは慣れているのか、それで同士討ちあってもすぐに処理してる、この手慣れてる感じはすごいなって思う。

そうこうしていたら今なら銃撃が弱点ですよ!って声がかかったので、記念に何発かパースエイダーで撃ってみた。ダメージは結構与えられたと思う。

 

ひとしきり撃ってすっきりした後は、ウルトラマンっぽい見た目の仁王立ちした石像……のような普通の人間(ややこしい)の前に行った。

屋台が出ていたのでそれを買って、ウルトラマン(仮)の周りで繰り広げられる謎の踊りを見ながら食べる。結構おいしかった。

ウルトラマン(仮)の前に置かれた賽銭箱にすごい勢いでお金やら宝石やら突っ込まれてくのは、お金に困らなくて羨ましいなと思った。

 

それから最後に、たくさんの雑魚が出て来てて乱戦状態になってるって場所まで行った。

雑魚が沢山いたので、勝てそうなやつを倒していく。懐が大分寂しい。ここらで一丁稼いでおこうかなと思ったのだ。

 

……倒しまくった末に拾った戦利品にあった宝石が滅茶苦茶レアなアイテムだったらしく、すごい値段で売れた。

多分、少なくともこの国にいる間はお金に困ることは無いだろうってくらいのお値段だ。

なんでそんなに必死なのか聞いたら、なんでも宝石を9個集めると謎の宝石パワーで強くなれるらしい。

ついさっき判明したらしい。いや宝石パワーってなんだよ。しかも判明したのがついさっきってどういうことだよ。

滅びそうな国は、謎の風習が多い。

 

……このあと、何回か地球怪獣復活して、そのたびにすごい勢いで倒されていた。

製作費とかすごそうだ。てかこの勢いで倒されたら赤字とか酷いことになりそうだけど……

いや、むしろビルとか壊される前に倒すことで街の被害を減らすって配慮?

同じ着ぐるみなら使いまわしも聞くだろうし、その方が安いのかもしれない。

まあ、お祭りを盛り上げるために使われたのなら中の人も本望だろう。

滅びそうな国の人たち曰く、どうも今回のお祭り主催した『中の人』いるらしいから。

 

懐が温まったので、普通に現地の人に聞いたお勧めのホテルに行く。

 

ベッドも奇麗だし、謎の端末で漫画読み放題だし、TVで映画やらアニメも見放題らしい。

もう何日もここにこもってるって言う、目の下にがっつりクマが出来てる人が言ってた。死にそうだけど、大丈夫なのかな?

 

まあ、これ面白そうだなってのを適当に見て、眠くなったら寝る。最高に贅沢な時間の使い方だ。

旅人じゃなかったら許されてないレベル。

 

朝起きて、それから昨日途中まで見た仮面ライダーの映画の続きを見る。

仮面ライダーももう数多すぎてショッカーの中の人も大変だなって思った。

 

ちなみに滅びそうな国には『仮面ライダー』は結構いるらしい。流行ってるそうだ。どこの誰にか、は分からないけど。

この前は悪いヤクザを悪の『仮面ライダー』の群れがボッコボコにしてヤクザの本拠地ごと潰したって。

 

……正直見たかった。ヤクザvs仮面ライダー(悪)たくさんって、噂だけ聞いても面白そうとしか思えない。

 

あとは、失踪したアイドルが仮面ライダーになってこの世の悪と戦ってるって噂も聞いた。

この国だと仮面ライダーの主人公は女の子でもいいらしい。

 

最後は、優雅に朝食を食べに行く。

ホテルからちょっと歩いたところにある、お菓子屋さんだ。朝10時に開店する。

 

「いらっしゃいませ」

 

なんかこう、ものすごい殺し合いに慣れてそうなネコミミが生えた店員さんに出迎えられ、席に着いて、注文する。

 

「お待たせしました。クスノキスペシャルセットです!」

 

黒髪の若い店員さんが持ってきてくれた、ご機嫌な朝食。

(朝っぱらからケーキ4個とか、普通出来ないよ)

ケーキが4個に、たっぷりの紅茶、お土産にクッキーがついて1,500円。

最高に贅沢な朝食だ。昨日の宝石で稼げてなかったら、流石にやろうと思わないスペシャル感。

 

結構同じ考えの人がいるらしく、朝なのに結構人がいる。

(さて、今日は何をしようか……)

どうせ目的も当てもない、気ままな旅人だ。これからどうするかもじっくり考えるとしよう。

 

そう考えながら、キリギリス掲示板を見てたら昨日の『黒い人たち』の集合写真アップロードされてて、紅茶を吹き出しそうになった。

 

『心の怪盗団with黒の騎士団』ってマジであの人ら悪の秘密結社だったの!?

そう思いながら、滅びそうな国ってつまり、特撮物そのまんまな世界なんだなって、ようやくわかった。




というわけで、漂流者には珍しいであろう『観光客』目線です。謎風習は謎のまま流します。
こんな感じで各地の面白スポット巡ってくれるでしょう。時間にも金にも余裕ありますし。
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