見たい話とかあったら、どしどしご応募ください。書けそうなら書きます。
……朝起きたら会長の最後の逃げ道が爆発四散してて吹いた。
キャル
Lv:50
クラス:シノビマスター
元ネタ:プリンセスコネクト
概要
北海道全域を領土としたランドソル王国第5王女『ユースティアナ・フォン・アストライア』の乳兄弟にして、護衛の獣人族のシノビマスター。
獣人族最強の血統の一人な上に厳しい訓練で磨き上げられている、みそっかすとはいえお姫様の護衛任されるくらいにはすごかった。
そして王位継承権がほぼほぼ回ってこない気楽な立場なお転婆王女の『お忍び』に何度も突き合わされた結果『限界Lv』に達した。
旅路の果てに『魔王』を倒したことがある勇者パーティーメンバー級ともいう。魔人級のLv詐欺。
旅人"様"が真っ黒な『車』に乗り込み走り去るのを、アタシはじっと見る。
(気づかれてなきゃいいんだけど……どうかしらね)
『組織』に伝わる秘伝の『ドロンパ』と『ニンジャ』の潜伏技術をフルに使った隠密。
『ランドソル』だったら見抜ける奴は殆どいなかったが、この世界だとどうなのか分からない。
少なくとも旅人様は気づいてなかったと思う。
こちらに視線を向けなかった……いや、あえて気づかないふりをしていだけかしら?
(……考えても仕方がないわね。今回は友好的な『ごあいさつ』で終わったもの)
どんな礼儀正しく貢物を出しても決して名を名乗らない旅人様と、最後までお忍び用の『偽名』で通したユースティアナ様。無礼であるのは双方同じ。
まあ、初めてのご挨拶としてはこんなものでしょ。
問題は、本格的に向こうが動くであろう『次回』ね。
(少なくとも、正面から戦ってどうにかなる相手ではないわね)
少なくとも『車』なんて『オーパーツ』と、『飛行機』とかいう『御伽噺』を実用化している連中だもの。
こちらの考えでは思いもよらぬ『何か』を持っている可能性は高いわ。
今の兵はいくら王国滅亡を避けるために選りすぐられた精鋭とはいえ、子供が作れる若手を選んだので精々Lv30から40くらいの実力しかない。
Lv50まで『極めた』と言えるのはユースティアナ様とアタシ、あとは賢者コッコロくらいしかいない。
幸か不幸か、ちょうどいい『
そんな状況でたかだか『200人程度』の近衛兵団しかいないこちらでは勝負にすらならない。
『恭順』以外はあり得ないというのは、ユースティア様の『ご学友』として一通り学んだ程度の学しかないアタシでも分かる。
(まったくユースティアナの奴いくらなんでも、捨て身過ぎるでしょ!?)
とはいえユースティアナのあの、礼儀作法を投げ捨てた立ち振る舞いには、かなりこちらも焦らされた。
これだからお転婆で鳴らした『第5』王女は!と、本人が一番言われたくないであろうそんな言葉まで飛び出しそうになったほど。
(……アイツら、一体何者なのかしら?)
本当に、わけがわからない。あんなに礼儀正しい『詐欺師』がいるくせに、あんな『賊』どもを野放しにしてる奴らが。
そして『賊』ごときにあんなにいい『装備』を渡している理由が。
(悪魔を呼ぶ小手。初代様が使えたって言う……)
旅人様は賊と同じ、悪魔を呼ぶ小手や、似たようなものであろう悪魔を呼ぶ板を持っていた。
王家に先祖代々伝わる、王位継承権3位までしか使えないはずの代物。
なんでそんなものを持ってるのか分からなかったので『賊』と判断したら即座に殺していた。喋らせようなんて『甘い』考えは捨てた。
ーーー
大陸統一までに培われた、経験則。それを守ってきたからこそ、王国は大陸を統一できた。そう教わった。
アタシの『バッドステータスからの殺しの手管』も『反射すら貫通する呪殺』もそのために編み出された技だ。
ドロンパからの不意打ちですべてを終える、ニンジャは
少なくとも、これまでに来た『賊』はすべてそれで葬り去ることが出来た。だが、今後もそれが続くとは思うべきじゃない。
(ーーー戻ろう。考えるのは、シノビの仕事じゃない)
考えるのは姫や賢者の仕事だ。アタシは完全に車が見えなくなったのを確認して、お館に戻った。
*
「ーーー以上よ。少なくとも旅人なんて代物じゃないわね」
「でしょうねえ。旅をしててあんなに奇麗な格好してるはずないですもん。まあ向こうも隠す気はなかったんじゃないですか?」
アタシの報告にユースティアナ様も頷く。お転婆剣士『ぺコリーヌ』やってた頃の経験則だろう。旅しててあの奇麗さはあり得ない。
磨き上げられた靴に、埃の一つもついていない服。しっかりと鍛え抜かれた身体と隙の無い身のこなしに、
奇麗に整えられた髪、奇麗に反り上げられた髭、汗のにおいも糞尿の匂いもしない代わりに漂う、清潔な石鹸の香り。
トドメに荷物から当然のように手土産として渡される『びっくりするほど真っ白な砂糖』
……それで旅人は無理がある。だからこそ。
「あの『詐欺師』には注意しないとね。騙されないようにしないと」
「あの『王子様』と会うときまでに出来る限り準備を整えておかないといけませんね。次こそ名乗るのですから」
アタシとペコ……ユースティアナ様との意見の違いに、お互い首をかしげる。
「……アイツ、ユースティアナ様のおっぱいガン見してたし所作に品が足りてなかったわ。付け焼刃よ。だから、詐欺師だと思うんだけど」
「いやいや。あそこまで善意に満ち溢れた人が詐欺師なんてできませんよ。なので王子様です!」
お互いの所見を述べる。うん。確かに言われてみると……けど。
「でも。そんなのってある?礼儀作法なんて、王侯貴族なら真っ先に叩き込まれるでしょ」
「あら、王族にはたまにいますよ?礼儀作法だけは苦手な人。というか私も割とそうですし?」
くっ、反論できない!?
「……勝負ありましたね。わたくしも『王子様』という意見に賛成です」
こっそり審判をしていたらしい賢者コッコロが判定を下した。
見た目こそ幼いが、初代様の『仲魔』でもあり、兵団のエルフを束ねるコッコロは、王国でも名の知れた賢者であった。
……その割に、ただの『エルフの魔法使い』名乗ってぺコリーヌの
そしてそのまま知見を述べる。
「流石に王族では聞いたことのない珍しいケースですが、貴族ではたまにありますよ『平民として育った後貴族に加わった庶子』って」
……それだ。
お貴族様のお手つきで産まれて、家督の関係で呼び戻されて貴族に仲間入りする。そこそこあるケースだ。
そして、そのタイプは大体『貴族の義務を理解しない愚物』か『無難な貴族』か『平民の事情まで理解できる賢君』のどれかになるという。
前者が圧倒的に多い。真ん中引ければまあ当たり。そして後者になれば一族は安泰とまで言われてる。
……なるほど、ユースティアナ様が全力で取り込もうとするわけね。そう納得したところで、次の手を決める。
「ーーー歓待の準備は整えておくわね」
「ですね。全力で『歓迎』いたしましょう!」
「わたくしも賛成です。恐らく次は『本職』が来るでしょうから」
旅人様は王子様。そうと分かれば、すべきことは決まる。
王子様、つまり『死ぬかもしれない外交に駆り出される王位継承権の低い王族』とみれば、大体わかる。
血統を絶やさぬために必要な王を確保した後に出る『余りもの』は、王族の義務を果たすための『手駒』になる。
それこそ『捨て駒』になってもいいくらいの。魔王討伐を『黙認』されたユースティアナ様がそうだったように。
旅人様はその条件を満たす。というか言われてみればそれにしか見えない。
*
それから数日後。その日はきた。
「ーーーそう、来たのね」
手下の一人から送られてきた、伝書鳩の手紙を見て時が来たのを察した。
明らかに今まで見たことないほど『デカい』車が来たという報告。
つまりこの国の『真の覇者』の一角が姿を見せたということだ。
「ユースティアナ様、どうやら旅人様が御来訪されたようです」
「分かりました」
その言葉と共に、ユースティアナ様は立ち上がる。
「総員。準備の状況は?」
ユースティアナの号令に、各部隊の隊長が報告をあげていく。
「はっ!重装歩兵近衛騎士団!総員、鎧の準備は整っております!これより、歓待の準備をします!」
「軽装歩兵警邏隊はいつでも行けますぜ。まあ所詮俺らは数合わせって奴ですがね」
人間の由緒正しい騎士様の隊長と、傭兵上がりの凄腕がいつも通りに。
「獣人ニンジャ部隊は、いつも通り。いつでも動ける状況よ」
「獣人前線僧侶隊も、法衣の繕いと洗濯を済ませております。いやはや着るのは久しぶりですがね」
アタシの率いるニンジャ部隊と、前線で果敢に回復をこなす僧侶隊も、しっかりと準備を整えた。
「エルフ弓兵団も問題ない。矢が作り放題だったからな」
「エルフ大魔法部隊には、ぬかりありませんわ。まあいつも通りです」
矢筒一杯に矢を詰め込んだ弓兵隊と、エルフ大魔法部隊……
隊長の『賢者コッコロ』の弟子たちで構成された初撃と掃討部隊が戦場に出る準備を整えたことを報告してくる。
「いいでしょう。これより私は湯あみと着替えを行います。キャル、手伝いなさい。総員、正装を整えてください」
「「「「「「了解!」」」」」」
全員が、緊張と共に声を揃えて言う。
なんせ、この世界における『初めての戦』だ。
外交は、戦ぁ!舐められたら、負けなのである。
それが『常識』である以上は全力を尽くさねばならない。当然の話ね。
そもそも伏兵おけるほど、兵に余裕がない。ならば全部晒して見せつけるしかない。
我ら『ランドソル王国』最後の生き残り、つまりはユースティアナ様率いるアタシたちこそが『ランドソル』なのだから。
そして、この日のために用意しておいたとっておきの石鹸を使い、ユースティアナ様を磨き上げる。
「……ふう。思えば湯あみなんて久しぶりですね☆」
「流石に毎日するなんて贅沢はできないものね」
少し荒れたユースティアナ様の御髪を見ると、心が痛む。
『ぺコリーヌ』やってた頃より、随分と痛んでいる。まあ、この世界で生きてるだけでも儲けものだろう。
「……勝てるでしょうか?」
「分かんないわ。勝つとか負けるとかは、アタシらにはどうしようもないモノだし」
そんなの、神様にだって決められない。当たり前の話だ。
だから、全力を尽くして生きてるのだ。
「……旅人様に、嫌われるかも知れないのが、一番怖いですね」
「……いやあ、大丈夫じゃない。前にもう『ぺコリーヌ』見せてるから、それで大丈夫だったなら今更よ」
あの時のユースティア様は姿はまさに『ぺコリーヌ』だった。
まだ『魔王殺せば何とかなる』くらいには『平和』だった頃の、アホな剣士そのものだった。
懐かしすぎて、ちょっと吹き出しそうになったほどだ。
「あああああ……それなんですよねえ!?なんであんなことしちゃったんでしょう!?」
「……え?なに!?外交の初手としては結構いい感じだったと思うんだけど」
ユースティアナ様が突然頭を抱えたことに首をかしげる?なんだ?なにかがおかしい?
貴族の外交ならともかく、お互い正体隠した腹の探り合いだったんだから、問題なかった気がする。
なのにこの反応。一気に不安になる。なんかこう、ヤバい気がする。
「おやおや。面白くなってまいりましたね」
アタシたちの様子を見にきたコッコロが、口元を抑えてニヤリと笑ったのが分かった。
*
クソデカい車が止まった。
「ーーー総員!歓迎しろ!」
奇麗におめかししたユースティアナ様がやるわけにもいかないので、アタシが代理で号令を飛ばす。
その言葉と共に、全員が一糸乱れぬ『歓迎の挨拶』を見せつける。こちらの『初撃』だ。
「ククク……予想以上に面白い連中が釣れたものだ」
「まさかいるとは思わなかったぞ。ファンタジー軍団」
その言葉と共に、のっそりと姿を見せるのは、旅人様と似たような恰好の男と少女型の悪魔。恐るべき実力の持ち主の2人。
さしづめ名もなき『護衛1号』と『護衛2号』ってところか。
(これほどの強さを持つものが護衛ってことは、旅人様が特別なのか、それともこのくらいが普通なのか……)
まずは、互角、いや、こちらが劣勢か。全員でかかってどの程度『削れるか』って程の実力者だ。
まあ、そりゃあそうだ。護衛が王族より弱いなんてあるわけがない。
『王族にしては強すぎる』って言われてるユースティアナ様だってアタシよりは弱い。
王族ってのは味方を鼓舞するために戦場で前線に出ることはあっても、戦場で死んじゃいけない方々の筆頭ですもの。
その護衛ならば、当然最強クラスのものが当てられるに決まっている。
「……こういうのは伊丹にでも任せておけよ……聞いてないぞ。ここまで本格的なの来るなんて」
ぶつくさと言いながら姿を見せる恐らくは外交官。軍属上がりか?動きが微妙にそれだ。
「……お待たせしました。遅くなり申し訳ない」
そして姿を見せる旅人様。なんか緊張している。やっぱりコッコロの予想が正しかったらしい。
「いえいえ!そんなことありません!むしろ早すぎてびっくりです☆」
バカ!?なんでいきなりぺコリーヌ丸出しになる!?王族の礼儀作法はどうした!?
「……申し訳ありません。思わず歓迎の意を示そうと力んでしまいました……その、お許しくださいましね?」
流石にやらかしたのは分かったらしい。顔が耳まで真っ赤だ。
恥ずかしいから……だよね?ね?そう言って。
「いえいえ!お気になさらず!その、むしろ可愛らしいかなと思います」
「まあ……素敵な言葉ですね☆」
うーん。なんだろう。さっきからぺコリーヌの姿見てると、不安が増す。
なんかこう、嫌な予感がする。魔王と戦う直前でもここまで嫌な予感はしなかったぞ。
(ふふふ。何度見ても心躍りますねえ。『少女』が『女』になる瞬間は)
辞めろよ!?テレパシー使ってまで送ってこないで!?ぶっ殺すわよ!?
人が必死に目を反らそうとしてる現実を突きつけるクソ賢者コッコロに殺意込めた視線を送る。
並の人間なら粗相くらいはする奴なんだが、あのクソ賢者涼しい顔をして受け流した。
(クソ、これはもう応援するしかないのか!?ランドソルのためにも!)
普通王族は相手に恋をしたりしない。辛くなるだけなので。愛とは結婚後に育むものだ。
けど稀にいる。大恋愛するやつ。微妙に『格』が釣り合っちゃうと、それはもうヤバいほど『バカ』になると言われている。
恋煩いとはよく言ったものだ。下手な病気より、よっぽど怖い。
こうなったらもう、腹を括って祝福するしかないのか!?
そう思った時だった……
嫌な予感がする。
え?オイオイオイ待て待て待て。
そんなアタシの願いを知ったことかというように『真の敵』が姿を見せた。
「……『御幸』さん?こちらはどなたなのかしら?」
それは、一見すると地味な格好をした、女だった。
目いっぱいのおめかしをしたペコと正反対な真っ黒で簡素な服を着ている。
……その地味な格好でも隠せないほどの『高貴さ』を自然に身につけてる。王族級の大貴族の娘だ。
黒髪で、貧乳……ぺコリーヌとは正反対。そして、恐ろしく艶やかに磨き上げられていた。
ギリィ、と歯を食いしばった音がした。そこには見たこともない『能面みたいな笑顔』のペコがいた。
そう、それは誰がどう見ても旅人様の
「え!?いやその、た、多分まだ名前聞いてないから……」
クソ!?顔を赤らめながら回答!?ふざけんな!?
ちょっと弱気な顔を見せるな。可愛いだろ!?
ペコが能面みたいな笑顔したまま真っ赤になったぞ!?
「まあ、そういえば『まだ』名乗っていませんでしたわね。わたくしとしたことが、うっかりです☆」
乗るな!死ぬぞ!どう見てもこっちが劣勢だぞ!突撃するなペコ!
いやいやいや。まずいでしょ?王族が『婚約者持ち』に『ガチぼれ』するとか、絶対ヤバいやつじゃない!?
王国でも何度も血の雨降らせたし、なんならそれで滅んだ領地すらあるのよ!?
(でも、向こうもほら理解しているようですし……『恋愛は戦』だと)
クソ賢者のテレパシーで気づく。向こうの黒髪貧乳も、滅茶苦茶能面みたいな笑顔してる。明らかに『敵』を見る顔だ。
……クソ!?あっちも『ガチぼれ』かよ!?絶対血の雨が降る奴じゃない!?
なんなのあの王子様!?婚約者いるとか、普通方便だし、いても貴族の義務の白い婚約とかでしょ!?
しれっと降りてきた向こうの従者も明らかにやっべ!?って顔してるじゃない!ふざけんじゃないわよ!?ぶっ殺すわよ!?
「その、あらためてまして。私は、ヤタガラスより派遣されてきました。白銀御幸と申します……その、先日は名乗らず、ご無礼いたしました」
辞めろ!男の癖に軽々しく頭下げるな!女に甘くするな!
「はい。ミユキ様ですね。改めてご挨拶申し上げます。わたくし、ランドソル王国の第5王女『ユースティアナ・フォン・アストライア』と申します。
以後は親しくお付き合い願えると嬉しく存じます……ええ、個人的にも、です。いつでも歓迎いたします」
クソ!ぺコリーヌがどんどんヤバさましてる!?全力で演じてやがる!てかこんなん、アタシでも見たことねーぞ!?
「あらあら。これはこれは『御幸』さん。随分と良い人とお知り合いになったのですわね。わたくし、御幸さんの『婚約者』の四宮かぐやと申します。
ユースティア様とおっしゃいましたか。金色の手入れの行き届いた御髪によくお育ちになられた身体で驚きました……本 当 に お か わ い い こ と」
辞めて!ペコもちょっとは気にしてるのよ!?髪の手入れちょっと荒いのと、前衛よりだから筋肉多めのゴリラなの!?
てかコイツ、絶対ヤバい貴族の家の子でしょ!皮肉の言い方が完全にそれだもん!?
ヤバい。空気がミシリってしたわ!?ペコが力貯めてる!?てか向こうもうっすら冷気漂わせてる!?
なんなのアイツ、大貴族の娘の癖に殺し合い上等の滅茶苦茶手練れじゃないの!?どうなってんのよこの世界!?
この場じゃなかったら、普通に殺し合い始まってる気配が漂ってる。てか止めてよ護衛1号と2号!
「……か、かぐや?一体何が?」
「……御幸様。お覚悟なさってください。どうやら、ここからが本当の『
事情を理解できてないらしく困惑した御幸様に対して、従者のメイドがぽん、と肩を叩いて言った。
「……白銀御幸め。オレの想像すらはるかに超えてきた……北海道は全力で欲しがるだろう。東京もだが」
「まさか婚約者いながら異世界ファンタジーお姫様との『ラブコメ』を外交で決めるとはな、驚いたぞ。予想以上の逸材だ」
後ろでやたら偉そうな護衛1号と2号が何か言っていた。
(まあ負けても第二婦人にはなれるでしょう。というかさせます。ランドソルの賢者として、全力で)
黙れクソ賢者。テレパシー送ってくんな。
本日の勝敗:白銀の負け(自分に惚れるやつが『2人も』出ると思わなかったため)
以上です。かぐや様の本編ではできなかった。面倒くさい奴です。頑張って!(無責任)
そしてボーナストラック!
コッコロ
Lv:50
クラス:賢者
元ネタ:プリンセスコネクト
概要
初代国王の仲魔であり数百年を生きたエルフの賢者。見た目ロリだが槍術と魔術両方を使いこなすすごい奴。
実は初代様に抱かれてたし、王国にエルフ引き込んで仕えさせたりもした。
数百年の間に培った知識と技術はまさに賢者と呼ぶにふさわしいし、この歳になってもなお、魔王倒しに行くくらいアグレッシブ。
つまりバグレベルのLv詐欺である。