Re;Start   作:ぶらまに

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さて、本編での出番もひと段落したようなので、そろそろネタバラシ。

名前:九頭竜八一
Lv:0
クラス:将棋星人
似た傾向のキャラ:黎明のボンドルド、ロイド・フォージャー、サンラク

解説

人間らしい愛情や社会常識もこの年齢にしては異様に把握しているが、それはそれとして将棋でどれだけ勝てるかがプロ棋士としての格に直結する、
フリーレンの魔族みたいな思考をしている、この世界における『標準的なプロ棋士』でもある元クズ竜王な九頭竜818段。
多分普通にネタにしてる。加藤1239段もういないし、そもそも師匠の清滝鋼介が『生涯無冠』なのに失冠した程度でへし折れてたら殴り倒されるわ。

だってこいつ、6歳の頃からプロ棋士の内弟子として暮らしてきて『人並以上に社会常識と人情味を持ってるけど、将棋への情熱がそれを上回る、
狂気を隠すことに特化したプロ棋士』に育ったとか言う珍種ぞ?
こいつの『ちょっと変で面白い将棋好きのお兄さん』を装うスキルはちょっとあたおかレベルである。
原作でも2か年計画で才能あふれる素人だったあいちゃんを本人に黙って『真の将棋星人』になれるようひたすら新手の敵に苦戦する方向にだけ育て仕込み続けていたのは伊達ではない。


特殊事例.感想戦

やあみんな!僕の名前は九頭竜八一。どこにでもいる竜王防衛失敗して失陥した無冠の818段(笑)さ!

 

……うがあああああああああああああああああああああああああああ!?

 

いやさ、俺だって努力したんだよ!?

竜王の挑決まで行ったのに普通に負けた歩夢と組んで必死になって対策したりさあ、アイツだけはぶっ殺せって本気出した元タイトル持ちどもと一緒に研究会やったりさあ!

 

アイツ、空気読めてねーんだよ。分かりやすい最強がいるってのは普及にはものすごい強いのは分かるんだけど、アイツ以外の棋士は全部雑魚とかそういう時代が来ちまう。

 

4タテされたので5戦目の会場に予定されてた旅館から「最強がこの街にやってくるって準備してたのに全部無駄になった」とか嫌味言われてたぞ。主に会長が。

……ズタボロに負けて放心アヘ顔晒した僕にクソみたいな野次入れる奴は同業とネットの連中くらいだ。

 

6番目が東京将棋会館で最後の会場が普通に大阪将棋会館だった辺りは、あ、これ負けるって見られてるなってのは流石に分かったけど。クソが。

 

とはいえ、その程度で負けるなんて選べるような奴はそもそもプロになれない。

将棋に勝つためならなんだってする!その程度すら出来ない奴はプロにはいないのだ。

 

まあそれはそれとして最強には困っている。だってアイツ人格が名人並に『まとも』なんだもん。

このままでは、他の棋士が全部「頭おかしいくせに将棋弱い雑魚」と扱われるアレな時代がまた来てしまう!

マエストロとかもうオレ、プロ辞めてただの風呂屋の親父になろうかな……とか言い出してるんだぞ!?

 

と、上の世代は大分戦々恐々としている、らしい。ま、僕は遊んで暮らせるくらいには貯金あるからどうとでもなる。

 

『将棋界で最も高い賞金額であるがゆえに名人と並んで最高峰』とされる竜王戦制覇の賞金額は伊達じゃない!

 

「このままではアカン。名人王朝時代の再来や。棋士たちの必死の努力が忘れられてまう!」

そして名人王朝時代の生き証人でもある清滝師匠は滅茶苦茶気にしてる。

 

「最近は女性プロも珍しくなくなったし、女性の弱点とされていた体力問題も急速に解決しているからね。これからは女流に力をいれるべきなのかもしれないね。

彼の『最強』が男であったことが不幸中の幸いだった。アレで女だったらもう将棋業界は死んでいたかもしれない」

才能あふれる女流や女プロがどんどん出て来てるせいかエターナルクイーンは大分余裕を見せてる。

最近は女王譲ったのとなんかずっと不自由だった脚が最新の医療技術で治ったせいか、趣味になった科学的トレーニングも兼ねて徒歩で次の女流業界を担える才能探すのを熱心にやってるらしい。

銀髪で顔が良い努力家みたいな子がいいとかどうとか。

 

でもさあ、才能発掘と称してなんかあからさまにカタギじゃない怪しい連中が出入りしてるような将棋会館で例のキメッキメドレスで『内弟子』引き連れて『女としか対局しない』とか言ってガチで流しの真剣勝負(かけしょうぎ)やりまくるのはどうかと思うの?

最近の東京は、昭和かな?みたいな戦術研究甘いのにガチで生活かかってるってくらい必死に戦ってる若い女の子の真剣師多いって言うのは聞いてたけど、そっから磨けば光る才能探すって、ちょっと体当たり過ぎる。

 

『寄る年波には勝てず、ついに女王の座から降りた『永遠の女王』が、次の『永遠の女王』になりうる若い才能を探してる』

 

とか言うド根性系将棋ストーリー(笑)まで用意してさあ!?そう言ってだまくらかして集めた原石が多いこと多いこと。

既にもうアンタ美少女の内弟子何人いるんだよ!?状態らしい。そのうち将棋の女学校でも作る気か!?ってレベル。

……その子ら全員に『将棋でのし上がってやる!』って野望の元に自分の経営するシュネーヴィットヒェン(ドイツ語で『白雪姫』)で

住み込み店員兼内弟子として滅茶苦茶切磋琢磨させてるので、絶対近寄らないようにしてる。

 

歩夢とか『我が忠誠と愛は師匠にすべて捧げている!なのに、手料理だの占いだのセクシー衣装だの!そんな暇があるなら将棋を鍛えろというに!』とか愚痴こぼしてた。

 

なんかセンスが全体的に中二病というか時代がかってる子が多いのよねシュネーヴィットヒェン(ドイツ語で『白雪姫』)にいる子らって。

そのせいか、基本エターナルクイーンなセンスの服が似合う似合う。まさにここだけファンタジーかな?ってなる。

 

……顔良いのと性格まともそうなの中心に集めてるみたいだからそのうちアイドルユニットでも組ませるつもりかな?とは思ってる。

 

そんなわけで今回の竜王防衛戦では清滝師匠が方々に頭を下げてくれたし、エターナルクイーンの指導で女流棋士としてはそこそこ程度にはなった桂香さんも全力でサポートしてくれたのに……

 

でもダメ。勝てなかった。ストレート負けだった。

 

研究会で出前するために教えてもらった『もうグルメレポライターでも食ってけるレベル』な『峠なゆた9段』の紹介してくれた店、大体当たりなのは流石だと思った(こなみ)

そんなわけで、将棋業界に再び恐るべきタイトル独占の一強時代が来てしまうのかと思っていたとき、明るい話題が一つだけ入って来た。

 

「ところで元ドラゲキン。貴様、ネット上に現れたという『未来の名人』の噂を知っているか?」

「元って言うんじゃないよ!?事実だけどさあ!?」

そのことには触れないでいただきたい。しゃあないやん。他の棋士全部殺せるやべー奴だよ?神とか言われてた頃の名人より強いとか言われてる奴だよ?

……今後20年はタイトル独占しそうで困ってるらしい。まあ僕は食える程度には稼げてるからどうとでもなる。

まあタイトル1回、1期取るだけでもできたプロどれだけいるかと言われたら、ね?

そもそも清滝師匠からしてタイトルは一回挑戦権得たくらいで取れてないくらいだし。

 

周りがメンタル折れて将棋やめたり発狂したり自殺したりが普通にある『地獄の三段リーグ』越えてようやく『普通の雑魚プロ棋士』扱いな将棋業界。多少改革しないと人増えないと思うの。

 

とまあそんな僕の想いを無視して歩夢は語りだす。

「棋風自体は非情に粗削り。どうも最近ようやく雑誌を買って読みだしたレベルの素人同然だという。最新の研究は存在すら知らんだろう」

「ふむふむ、それで」

「そして超早指し、持ち時間を使うという概念そのものがないらしく、平均3秒で次の手を打ってくるという。悪手もそこそこ混じるがお構いなしだ」

「うん。完全に地元の最強(笑)アマチュアって感じだ。将棋させる人まったくいない地元では最強の典型だねうん」

イカちゃんかな?あいつのことは一刻も早く忘れたいんだけど。

「で、女流や奨励会でも級持ち程度だと基本火だるまにされるレベルで強い。既にアマチュアや女流は『未来の名人』の名を見ただけでそっ閉じするレベルだという。

……ぼろくそに負けた記憶のフラッシュバックがきついらしい。祭神雷だけは何度負けても爆笑しながら平気で対局希望出すと聞くが。

かくいうマイシスターもその一人だ。名前を見るたびに奴とやりあうのは時期が悪い。などというようになってしまった。それほどに強いのであればむしろ挑まねば強くなることなどできんのに!

とはいえ、今はそれとなく子供たちがへし折れないよう、奴には出来るだけ触れるなってお触れも密かに出ている。それでも挑んで頓死する奴が絶えんが」

何それ怖い。もう将棋妖怪じゃん。FOEじゃん。

 

「特に振り飛車党は戦々恐々としてるな。基本は居飛車の本格、得意戦法は『基本としては』相がかりと一手損角交換という、もはや古典と化したかつてのお前の得意戦法。

それでいてやたら手堅い清滝師匠の鋼鉄流並の堅さでありながら、隙を見せた瞬間殺しに来る野生の獣!まさにデンジャラス将棋ビースト!らしい」

あー、そういえばマエストロが何か元気ないの、なんかネットで強いって話題のと対戦してからとか言ってたな。

オレの捌きが……たったの30回で盗まれてるだと!?とか驚愕してたとかどうとか。

「そしてなにより恐ろしいことに、奴はな、見た技を容易く奪い去る恐るべき異能(スキル)を持つのだ!」

「見た技を奪う……え!?もしかしてマエストロと30回やりあったらマエストロの『ゴキゲン中飛車』実戦投入できるレベルで再現できるようになった!?」

「そのようだ。他の戦法についても有用と見た瞬間に奪いだす上に独自の研究を乗せてくるらしい。そして加速的に進化していく……相手次第で戦法が変わるというおまけつきだ」

それはかつての名人と同じスタイル。対局で見せた研究の成果を献上させ、自分で発展させるという『それが出来るなら苦労はしねえ!』としか言いようがない代物だ。

 

もうね、最初は指導対局なのらーで7割キープするようにしてたんだけど、最近はどんどんガチ度上げないと食い破られるので本気出すってのがプロにも出始めてるらしい。

もう自分の最新の研究ぶつけて改良してもらうのを狙うなんてマネする『勝手に研究会』やってるアマチュアや女流もちらほらいるという。

結果的に『未来の名人』敗北率酷いことになってる……うん。

「それで折れないって怖くね?メンタル超合金かなんか?」

「うむ。真に恐ろしいのは敗北を全く恐れずそれでいて素直に受け入れる精神。そのメンタルはダイヤモンドレベルと言われている!さらに無様に頓死した後も丁寧にあいさつを欠かさない人格者だ」

ええー……それもう人間じゃないよ神様かなんかだよ。全力だしたのに頓死とか俺だったら悔しさにのたうち回るもん。てかそれしない奴いないもん。

 

とはいえ、それが出来る奴……最低でも『タイトル持ち』にはなれるくらいの『将棋星人』に違いない。

(でも今の将棋業界にそんな奴いたか?)

該当する存在がまったく見えてこない。

プロでも精々400人しかいない将棋業界は意外と狭い。そんな怪物が居たらどっかで引っかかるはずなんだけど。

 

「……それについて、一つ噂がある」

「噂?」

 

「それほどの怪物が表舞台に姿を見せぬ理由、それは、未来の名人が自ら語ったらしい。本人曰く『ただの将棋好きのJSだから』だそうだ」

 

 

……

 

………!?

 

「ファッ!?」

し、師匠すらいないガチのマジでJSだと!?それでその強さってもう……

 

「将棋業界の意見は二つ。こんな怪物世に出してはならんという意見と、この怪物を見つけ出してデビューさせれば将棋業界はさらに飛躍するという両方の意見だ」

 

ま、まあ理屈は分かる。そんなの成長したらプロだろうがなんだろうが容赦なく虐殺する未来しか見えない。世に出したら女流とか絶対酷いことになるわ。

 

でもやっぱ将棋指しとしてはぜひとも将棋業界に入って欲しい。間違いなく史上初の女子中学生プロ棋士にはなれるはずだし、もしかしたら史上初の女子小学生プロ棋士も狙えるくらい。

最強に挑むJCプロ棋士とか、一体どれだけの人間を将棋沼に沈められるか……純粋に、気になる。

 

本人の意思?それはまあ将棋好きなら全力で勧誘しても許されるよね?たとえ人生が将棋色になっても将棋の発展の礎になれるなら本望のはずだよ?

そのためなら親御さんへの土下座も辞さない覚悟の人、うちの師匠筆頭に5人くらいはいるよ?多分もう会長辺りは動いてるよ?将棋を発展させるためには必要だもんね?

 

そう、将棋指しとは広報要員でもあるのだ。将棋ってこんなに面白いんだよ!ちょっと発狂がよくある程度には難しいけど!と、全国の素人どもを吸い上げるための存在。

それが『極まった将棋指しってこんなにすごいんだよ!』ということを知らしめる客寄せパンダ。それが『日本最古のプロゲーマー』であるプロ棋士だ。

やり過ぎた結果『自分の子供だけはプロ棋士にしたくない』という将棋ファンが続出するとかいう本末転倒な結果になってるんだけどね?ほら、将棋指しって基本超負けず嫌いだからさ?

 

「……それともう一つ。未来の名人の素性を探ろうとすると、国家権力レベルの妨害が入るらしい。我ら将棋業界の全力を鼻で笑うほどだ」

何それ怖い。やっぱそいつ、将棋の神様かなんかだよ。天界から降りたてでまだよく現在の研究知らないだけで、やってることは明らかに将棋星人だもん。

 

「そしてもう一つだけ分かっているのはだな……未来の名人が尊敬する棋士は『九頭竜八一』だそうだ」

……え?最強でも名人でもなく……僕なの!?

 

「それを聞いたとき、聞いたものは戦慄したという、それはまさに昔のお前ではないかと」

あーうん。だろうね鵠さん(仮)は聞いたらびっくりするよね。知り合いの名前がダイレクトだもの。

あと、『嬲り殺しがネットで素人に嬲り殺されかけてた。詰めで悪手なければ死んでた』とかいう噂もある……間違いなく、未来の名人やろなあ。

鵠さん(仮)、ネット将棋って聞くと一瞬、顔が引きつるらしい。大天使(仮)から聞いた。

 

「それで本題なのだが……元ドラゲキン。貴様、隠し子とかいないよな?」

「いないよ!?そもそも童貞だよ!?」

そもそも17歳の童貞の美少年にJSの娘いるとかどういう状況だよ!?




名前:夜叉神天衣(九頭竜天衣)
Lv:89
クラス:外道悪魔召喚師
元ネタ:りゅうおうのおしごと!/ゴブリンスレイヤー/少年軍師ロキ(Venus Blood Ragnarok)/探索者

設定

あの世界においては神話そのものが隠匿されたが故に忘れ去られたであろうクトゥルフ神話との戦いに最も長けた天敵のまとめ役。
大体どんな世界でも生き延びられる、をコンセプトにしていて生存性を重視した構成になっている裏13生徒会の王将。
子供特有のできないことは大人に相談したり丸投げできる潔さとアイドル並の善性とプロ棋士並の知性と勝利への執念、
どんな状況でも単独で生き延びられるだけの豊富な戦闘経験と根性に、wikiくらいには信用できる情報源のロボ秘書で作られてる。

ただちょっと『相手の内密にことを進められるかの慎重さ、民度、文明レベル、基礎Lv、戦術思考力、こちらの事情まで察せるかを確認しつつ、
最後に自分たちの周回の最強戦術ぶつけてそれを上回れるかを確認する真剣試合(ディッター)』しただけなのにやべー奴判定になった。
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