新特急「谷川」上越スキー旅行殺人事件   作:新庄雄太郎

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新特急「谷川」で殺人が起きた。


第1章 列車の死

承太郎は、荷物をまとめて準備をしていた。

 

この日、承太郎は上野から特急「谷川」に乗って上越へスキー旅行へ行く事になった。

 

「新特急「谷川」か、一度は乗って見たかったよ。」

 

と、言った。

 

「香澄ちゃん、ワクワクして来たよ。」

 

「特急に乗ってスキー旅行。」

 

「あっ、承太郎だ。」

 

「ごめん、ごめん。」

 

「今私も着たとこなの。」

 

「大丈夫よ、まだ時間があるから。」

 

「そうだな。」

 

一方、南と高山は上野から新特急「谷川」の警乗に当たった。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

「行ってきます。」

 

と、特捜班を出発した。

 

「ご苦労さん、頼むよ。」

 

高杉は南と高山に言った。

 

この日、南と高山はスキー列車の警乗に当たった。

 

上野駅から新特急「谷川1号」が入線して来た。

 

「あっ、あれが上越特急「谷川」ね。」

 

「うん、これに乗ってスキーに行けれるのね。」

 

「うん。」

 

承太郎と香澄と沙綾たちは7時10分発の新特急「谷川1号」に乗り込んだ。

 

「ご苦労様です。」

 

「公安隊です、これから警乗させていただきます。」

 

と、挨拶して乗った。

 

ファーン!

 

7時10分、新特急「谷川1号」は上野を発車した。

 

新特急「谷川」は1982年11月15日に、急行「ゆけむり」の一部を格上げし、185系を使用した特急「谷川」が誕生した、当時は上野から新潟へ結んで走っていた特急「とき」が上越新幹線開業を機に廃止された、昭和60年に新特急に名称変更された、又スキーシーズンになると越後湯沢と石打まで延長された。

 

「ワクワクして来たよ。」

 

「うん。」

 

「スキーと言えば上越よね。」

 

「うん。」

 

上野と石打を結ぶ新特急「谷川」はその名の通りヘッドマークには谷川岳が描かれている、上野を7時10分に発車し、赤羽、浦和、大宮、上尾、桶川、熊谷、本庄、高崎、新前橋、渋川、後閑、上牧、水上、越後中里、越後湯沢、終着石打には10時04分に到着する。

 

ところが、承太郎と香澄達のスキー旅行が殺人事件が起きるとはだれも予想はしなかった。

 

「あっ、南さん。」

 

「やぁ、香澄ちゃん乗ってたの。」

 

「うん、今日は承太郎と一緒に上越へスキーに行くのよ。」

 

「へぇー。」

 

「でも、どうして南さんも。」

 

「ああ、ちょっと警戒態勢でね。」

 

「それで、「谷川」に乗っていたのね。」

 

そして、事件は起きた。

 

香澄がトイレに行った時の事だった。

 

「あれ、入ってるのかな。」

 

と、開けようとした、その時。

 

キャーッ!

 

「ん、何だ今の声は。」

 

「行って見よう。」

 

「大変だよ。」

 

「どうしたんだ、体の具合が悪いのか。」

 

承太郎が声を掛けたが、息はなかった。

 

「この人、死んでるの。」

 

「えっ、何だって。」

 

そこへ、南と高山がやって来た。

 

「どうしました。」

 

「大変だよ、トイレで人が死んでるのよ。」

 

「な、何だって。」

 

「これはいかん、直ちに連絡しておこう。

 

と、南は言った。




次回は、香澄達はスキーを楽しむのだ。

お楽しみに。
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