特急「たざわ」田沢湖・角館殺意の旅   作:新庄雄太郎

1 / 6
田沢湖で、女性の水死体が発見された。


第1章 田沢湖で水死体

秋風にのせて、南は歩夢と侑としずくと一緒に東京発8時00分の東北新幹線「やまびこ」に乗っていた。

 

「秋の東北も楽しみですね。」

 

「うん、せつ菜ちゃんも来ればよかったのにね。」

 

「昨日から風邪をひくなんて。」

 

「そうだよね。」

 

「秋の東北の旅は、田沢湖と角館なんだよね。」

 

「うん、「やまびこ」と「たざわ」で行くと3時間22分だよ。」

 

「へぇー。」

 

「東北新幹線って、結構便利になったのね。」

 

「そうだよ。」

 

10時36分、新幹線「やまびこ1号」は定刻通り、盛岡へ到着した。

 

「やっと、盛岡か。」

 

「そこからは、特急に乗り換えよ。」

 

「わーい。」

 

そう言って、特急「たざわ」が停車していた。

 

「じゃあ、乗ろうか。」

 

「うん。」

 

ファーン!

 

10時48分、南と歩夢達が乗った特急「たざわ5号」は盛岡を発車した。

 

東北新幹線が大宮~盛岡間で開業した年、1982年の11月に盛岡~秋田・青森のL特急として急行格上げで登場した。ヘッドマークには、田沢湖が描かれておりひらがなで「たざわ」と書かれてあり、辰子像が描かれている。歩夢達が乗った特急「たざわ5号」は10時48分に発車し、雫石、田沢湖、角館、大曲、終着秋田へは12時34分に到着する。

 

「単線になってるね。」

 

「本当だわ。」

 

と、歩夢と侑は車窓を眺めていた。

 

「新幹線で行くと、3時間で行けれるなんて。」

 

「本当だよ。」

 

11時28分、特急「たざわ5号」は田沢湖に到着した。

 

「うわー、美しいわ。」

 

「本当だわ。」

 

「ねぇ、写真撮らない。」

 

「うん、いいわね。」

 

そう言って、しずくはカメラで歩夢と侑の田沢湖の辰子像で記念撮影した。

 

「ん、何あれ。」

 

「どうしたの、侑ちゃん。」

 

「えっ、何これ。」

 

キャーッ!

 

と、歩夢と侑は叫んだ。

 

「どうした。」

 

「ん、何だあれは。」

 

近づいてみると、それは何と女性の水死体でした。

 

暫くして、秋田県警のパトカーが到着した。

 

「で、あなたが第一発見者ですね。」

 

「はい、私は上原歩夢です。」

 

「そして、私は幼馴染の高咲 侑です。」

 

「私が写真を撮っていた時に、死体を発見したんです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

そして、部下の野上刑事は言った。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、本当か。」

 

「はい、被害者は東京在住の二長節子さん23歳です。」

 

「それで、死因は。」

 

「恐らく溺死でしょう。」

 

そして、南は言った。

 

「彼女、どうして田沢湖へ行ったんですかね。」

 

「うん、私はそう考えると。」

 

「その女は自殺するのかな?。」

 

と、しずくは言った。

 

カシャッ。

 

と、記念撮影をした。

 

 




果たして、女は自殺なのか。

特捜班は謎を解けるのか、次回もご期待ください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。