セブルス・スネイプと拳で語る妹   作:hamラビ

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※警告、お口が悪いです。





やはり暴力…!

 

 

 

 

 

 

セブルス・スネイプは疲れていた。

今日も憎きグリフィンドールの2人組に転ばされ、逆さ吊りにされて水をかけられたから……では無い。眼前に広がるこの光景に対してだった。

 

 

 

「待てやこの駄眼鏡!殺す!今日という今日こそ殺す!眼鏡割って目ん玉ほじくり出してついでに下の玉もぶっ潰す!インセンディオ!!」

 

「アグアメンティ!スピサ!君ほんとに女!?言ってることが下品すぎるよ!」

 

「あァ!?うっせーなこの童貞!一生独り身で孤独死してろ!インカーセラス!!」

 

「プロテゴ!大丈夫かプロングズ!助けに来たぜ!」

 

「さっすがパッドフッド!」

 

 

広場にはセブルスを除いて、3人の男女が居た。

グリフィンドールのジェームズ・ポッター、シリウス・ブラック……そして自身の片割れとして存在する双子の妹、スピサ・スネイプだ。

 

スピサとセブルスは仲が良い兄妹だ。家庭環境がアレ(・・)な為、お互いで助け合う事も多かった。但し少々(・・)男勝りで自分に対して過保護な面がある為か、ホグワーツに入学してから行われているポッターとブラックによる悪戯にここ最近は怒り狂っていた。

 

 

「邪魔しやがってこのホモ野郎!何回セブルスにちょっかいかけたら気が済むんだ害虫共!さっさと死ね!ホモはホモ同士で人様に迷惑かけないで乳くりあってろ!MotherFucker!」

 

妹は普段は明るくて気配り上手で優しい。自慢の妹だ。しかし怒るとそれはもうジキルとハイドの様に豹変する。端的に言えば、めちゃくちゃ口が悪かった。

 

 

罵倒された2人は対照的で、一方は口元を引くつかせ青ざめ、もう一方は怒りで顔を真っ赤に染める。

 

「ッだとてめぇ!俺たちはホモじゃねえ!女だからって容赦しねえぞ!」

 

「そうだそうだ!いくら女の子だからって聞き捨てならないね。僕にはリリーと言う立派な恋人が居るのに!」

 

「マジで妄想は大概にしとけよクソ眼鏡!」

 

 

そう言うと2人は杖を構え直し呪文を放った。

2人で魔法を放てば、1つは防げてももう1つは防げないと考えているのだろう、少し余裕ぶった笑みを浮かべていた。

呆れた目をしたスピサに気付かずに。

 

「「エクスペリアームス!」」

 

「プロテゴ!」

 

2人の狙い通り、スピサはもう一方の呪文により杖を奪われる。

が、杖が手から離れた瞬間に彼女はもう走り出していた。

 

「セブルス、後は任せた!」

 

双子だからだろうか、打ち合わせなどせずとも相手のして欲しい事は分かる。セブルスは片割れの意を即座に理解し行動した。

 

「エクスペリアームス!」

 

放たれた呪文は勝ち誇っていた2人に命中し、結果奪われたスピサの杖も合わせて三本の杖が手元に収まった。スピサが満面の笑みで向かってくる。

 

 

「流石セブルスなら分かってくれると信じてた!!おバカなグリカスさん達、勝ったと思って油断して杖取られるのってどんな気持ち?ねえ今どんな気持ち〜?」

 

妹は僕に抱きつきながらポッターとブラックを嘲笑していた。

 

あいつらを煽るのはいいが、万が一もある為グリカスは誰かに聞かれない様に気を付けろと後で注意しておこう。

 

 

「この杖は預かっておく。心配せずとも次の授業までにはマクゴナガル先生から返却されるだろう、説教付きでな」

 

さて、杖が無ければ少しは大人しくなるだろう。

さらに僕達は経緯を正確に伝える為、厳粛なマクゴナガル女史であれば厳重注意が期待できる。

 

 

「なッ卑怯だぞ、スニベルス!さっさと杖を返せ!」

 

「あ」

 

「え?」

 

セブルスがしまった、と思った時にはもう遅かった。やつは禁句を言ってしまった、よりにもよって妹の前で。セブルスは十字を切った。

 

 

「あ''ァ?!言いやがったなてめぇこのブサイクのドブカスがあーーーーッ!!!!!!誰がスニベルスだうちの兄はセブルスっていうクソ格好良い名前があんだよ脳みそ足りてねぇのか割って確かめてやるお前ちょっとそこ動くな」

 

妹は兄の名前が好きだ、スニベルスなんて呼んだやつは血祭りにして正門に張りつけてやると普段からよく言っていた。

ブチ切れたスピサは一気に距離を詰め、ポッターに襲いかかる。

 

「ジェームズに何しやがる!」

 

すかさず番犬が割って入るが、ああなった妹はそう簡単に止められないし止まらない。

 

 

「こおおおォォォ… ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!! おおおおッ!刻むぞ血液のビート!山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)!!!」

 

「げぶらッ!!!?!」

 

「シ、シリウスーーーっ!!」

 

日本人に習った武術とやらを放ち、それを受けた番犬はそこらの木より高く打ち上がり飛んでいった。広場には感情の高ぶり故か、黄金色の魔力が辺りに充満していた。

 

 

「次はお前だクソ眼鏡」

 

「ちょっと落ち着こう!?杖も無いのに流石に僕死んじゃうよ!?」

 

「男がごちゃごちゃ抜かすんじゃあねぇぞポッター。最初に言ったはずだ…殺すってなぁ!」

 

「いや、ちょ待っ____「オラァッ!!」へぶぁッ!!「1発じゃすまさねぇぞオラッ!」がふッ!?「気張らんかいッ!!」___!_」

 

 

スピサはオラ、オラッ、オラァッ!と修羅の如くばかすかポッターを殴り続け、トドメとばかりに男の急所目掛けて足を振り上げたところで見かねてストップを掛けた。流石にショック死の危険があったので。

 

 

やりきった顔の妹を背に、さて証拠隠滅はどうするかと考える。

 

「そういえば、近くの倉庫に壊れかけの箒があったはず…」

 

授業中にチラッと見かけたそれを思い出し、アクシオで呼び寄せ壊れかけの箒をポッターの近くに置いておく。やつは無断で箒を使用し事故にあった。偶然通りがかった僕達が医務室の職員を呼んだという事にしよう。

 

「ブラックは……まあいいか」

 

遠くに飛んで行ったし。最後に奴らの杖も適当に手放せば完璧だ、これで僕達はやり過ぎだと責められることも無い。

奴らがなにか騒ぎ立てたとしても妹は普段は唯の可愛らしい女の子だし、どちらの言い分が信用されるかなんて火を見るより明らかだ。

 

「それにスピサは……」

 

 

僕の視線に気づいたのか、妹は首を傾げる。

 

 

「?なあにセブルス」

 

「いや、何でもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………スピサはハッフルパフだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







さすがにブサイクの○ンカスはあかんかなと思いましてドブカスにしときました(山岸節)
やっぱ呪文じゃなくて拳ですね。
別でも投稿してます。

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