セセリアさんがナルシストに言い寄られるようですよ?   作:ガラクタ山のヌシ

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続き出来ました〜。


第74話

ブリオン寮の一室にて、セセリア・ドートは同級生達と共にちょっとしたお茶会をしていた。

各々が各々、自身の恋人との惚気やら注意という名の文句をつけてきた教師への愚痴や不満やらを吐き出しつつ順々に話し合い、時折相談するという流れが出来ており、そしてそれはセセリアの番になった。

 

「まったく〜…それでドゥラメンテったら、どれが似合う?って聞いても、どのドレスも似合う〜だなんて言ってくれちゃってさ〜…答えになってないでしょってね〜…」

 

セセリアのそのセリフに、一通り聞き終えたひとりの同級生が思ったことを告げる。

 

「セセリアって、最近彼くんのことばっかり話すよね〜…」

 

うんうんと周囲が頷くのを見て、ハッとした表情のセセリアは何故か焦ったように否定する。

 

「は…はぁ〜?別にそんなことないと思いますけど〜?」

「い〜やいやぁ〜…だって、話してることの半分くらいはドゥラメンテくんのことじゃん?」

「もしかして〜…自覚無いの〜?」

「へ?そ…そんなに?」

 

本当に自覚がなかったのだろうその反応に、周囲は大いに盛り上がる。

 

「今が一番楽しい時期だもんね〜分かる〜」

 

セセリアの方を彼女の同級生のひとりがぽんぽんと軽く叩く。

 

「はぁ!?別に楽しいのは今だけじゃ無いし…」

「うんうん。これからもずっと楽しいと良いよね〜」

 

そう言われたセセリアは、そのまま根掘り葉掘り質問に応じることとなってしまうのだった。

 

「って…感じのことがあってさ〜」

 

談話室のソファに腰掛け、隣に座るドゥラメンテにそうこぼすセセリア。

 

「ふむ…実を言うとオレも先日、似たようなことをエドモンドから言われてな…」

「ふ〜ん…アンタもアタシのことばっかり話してるって〜?」

 

睨むようにセセリアの目が細められるが、その眼差しは穏やかそのものだ。

それを分かっているからか、ドゥラメンテもセセリアを優しく見つめ返す。

肩が触れそうなほどに近くなる。

 

「ああ。だが、それが問題だとは思わないな。否定はできないが」

「も〜…相変わらず甘いんだから〜」

 

セセリアは近付いてきたドゥラメンテの肩に寄りかかるように頭を乗せつつ、呆れた様子でそうぼやく。

 

「なに、それだけセセリアのことが大事ということだ。オレ自身それを誇らしいと思いこそすれ、恥ずかしいとは思わないさ」

 

見上げる形になったセセリアの顔を覗き込みつつ、真っ直ぐにドゥラメンテは言う。

それを見て、セセリアはおかしそうにクスクスと笑う。

 

「も〜、そんな真剣に言わなくっても〜…からかってるだけだってば〜。でも…ま、ありがと」

 

そんな会話をしていると、思いの外時間が経過していたのか、壁や天井に埋め込まれたスピーカーから予鈴が鳴る。

 

「さて…次は、経営戦略科との合同授業だったな。確かモビルスーツのパイロットと、その経済に於ける影響…だったか」

「ふふっ…ちゃ〜んと隣同士で席取ってあるからね〜」

 

まずドゥラメンテが立ち上がると、「ん〜」と腕を伸ばして甘えるセセリアに彼が手を伸ばし、立ち上がった彼女が腕を絡める。

 

周囲もそれに最早慣れた様子で、二人はそのまま学内を移動する。

道中で冷やかされるのももはや気にしていない。

 

なお、授業を終えた二人は…。

 

「む〜…セセリア、後で詳しく教えてくれるか?」

「は〜いはい。しょうがないんだから〜」

「助かる。やはりセセリアは頼りになるな」

「おべっか使っても、ちゃ〜んと覚えるまで寝かせないからね〜?」

「フッ…望むところ」

 

そんなやり取りをしつつ、無自覚いちゃつきを続けていたのだった。




そういや授業回ってあんまやってないなぁと。

スレッタとペトラが同じ授業受けてたっぽいので、学科合同の授業もあるんだろうなぁと妄想。
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