ノロイ×呪怨【映画ノロイの登場人物が呪怨の呪われた家に入ったら】   作:小林雅文

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第二話「気配」

-佐伯家の中-

 

小林「おじゃましまーす。あ、宮島くんカメラ回してる?」

 

カメラマン「おじゃまします…大丈夫です、この家に着いたときから回してます。」

 

小林達は家に入り部屋の中を見回す。

 

「中はやっぱり普通ですね…ちょっと不気味な雰囲気がする位だ。」

 

小林「そりゃ警察が処理してるからね、目に見えるものは違和感なんてないよ。」

 

家の中に入った小林達二人は話をしながら家の中を見ていく。

 

小林「見て宮島くん、ここが父親に息子が殺された風呂場だよ。」

 

カメラマン「確か風呂の浴槽に沈められて殺されたんでしたよね。よくそんな事ができるなその親も…」

 

ニャー

 

カメラマン「ん?猫の鳴き声?小林さん、今鳴き声しませんでした?猫の」

 

小林「いやしてないよ」

 

カメラマン「気のせいかな…」

 

小林「次は2階に行こう」

 

小林達は2階にある妻が夫に暴力を受けていたという2階の部屋に向かった

 

カメラマン「うわ…何でふすまにガムテープがしてあるんだ…?」

 

警察が事後処理をしたはずなのに何故か押し入れのふすまには何かを隠すように厳重にガムテープが貼られてあった。

 

小林「ここに何かあるのか…?」

 

小林がそのふすまに手をかけようとしたその瞬間

 

タタッ

 

何かが後ろを走った

 

カメラマン「!」

 

宮島がその気配に気づき後ろを撮る、しかし誰もいなかった。

 

カメラマン「こ…小林さん!今何か居た気配がしましたよ!出ましょう!ここ何かやばいですよ!」

 

小林「えっ?そんな気配した?じゃあ後で映像見返そう」

 

小林は宮島の言う事に耳を貸さず押し入れのふすまを開ける

 

小林(不幸になる原因があるとしたらここに違いない…!)

 

スッー

 

ふすまを開けるとそこは空の押し入れだった

 

カメラマン「な…何だ、何もないじゃないか、前に入った誰かのイタズラですよ多分」

 

小林「いや、見て宮島くんこの押し入れの中、天井裏があるよ」

 

そう言って小林が宮島にみせたのは天井裏への開け口だった。

 

カメラマン「こ…小林さん!!!危険ですよ!天井裏なんて一番家で不気味な所じゃないですか!」

 

小林「何言ってるんだ宮島くん、そういう所が一番心霊現象が起こる場所じゃないか。そこを突き止めないと意味がないよ。」

 

小林(やっぱりさっきのふすまのガムテープはイタズラじゃなかったか。うわ、ホコリがすごいな暗いし)

 

小林「宮島くんカメラ貸して撮るから」

 

カメラマン「は…はい、どうぞ」

 

小林は天井裏に上半身だけ入れてカメラのライトで天井裏を照らして辺りを撮る。すると何かを引きずったような音がする。

 

小林(何だ…何かが這っているような引きずられているような音がする…。)

 

カメラマン「小林さん!天井裏から音がしますよ!これ間違いなくヤバいヤツですよ!逃げましょうって!!!」

 

宮島は猫の声、何かが後ろを走る気配、天井裏の気配でもうこの家がただの噂の一人歩きではないと悟った。

同時にこの天井裏の気配は今まで小林と体験してきた心霊現象とは比べ物にならない程の現象だとも感じた。

 

小林「何だ…?アレ…」

 

あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛

 

這い回る音と共に何か喉を潰したような声も聞こえだした。

 

カメラマン「ひぃぃ!!!何だこの声!!!」

 

そして天井裏を撮っている小林の視線の奥に声の音の正体が姿を表した。

 

小林「はぁぁぅうぁゎぁぁ!!!」

 

小林はそのモノを目にした瞬間驚きのあまり天井裏から驚きの声を上げて転げ落ちた。

 

カメラマン「小林さん!!!どうしたんですか!?」

 

小林「み…宮島くん!何かヤバいヤツがいた!!い…一旦逃げた方がいい!!!」

 

小林達二人は逃げようと部屋から出ようとした時宮島はソレを撮ろうとその押し入れにカメラを向けた

 

カメラマン「っ!!!」

 

するとその天井裏から全身血だらけでゴミ袋をまとった女が這い出てきて立つ事ができないのか這って追いかけて来ていた。

 

小林「撮った!?宮島くん!!!アイツ!!!」

 

カメラマン「撮りました!!!でも今は逃げましょう!!」

 

小林達は階段を駆け下り玄関のドアを開ける。そしてノロイの家から飛び出た。

 

小林「ハァッ…!ハァっ…!ハァッ…!」

 

カメラマン「な…何だったんだアレ…まるで心霊映画とか心霊ビデオに出てくる化物じゃないか…!」

 

 

小林「ハァッ…!ハァッ…!ま…間違いない…ハァッ…!アイツがっ…!ハアッ…!、原因だよ…ハアッ…!」

 

 

宮島はノロイの家を見返す、だがさっきまで追いかけてきた女は追いかけて来ない。

 

カメラマン「や…やばいですよ!家に入ったら不幸が起きるってアイツの事だったんですよ!」

 

小林「今回は…ハァッ…運がよかったよ。ハァッ…多分アイツから逃げ切れなかった人はあのまま捕まって殺されたんだ…!それが不幸な事が起きるという事の正体だよ。」

 

カメラマン「アイツ這ってるから遅かったですもんね…。捕まった人は腰が抜けたりして逃げれなかったんでしょうか…」

 

小林「ハァッ…ふぅー、とにかく一度映像を確認しよう。宮島くんが言ってた猫の声と何か後ろを通った気配、そしてあの女の姿を。」

 

カメラマン「ㇵ…はい改めて確認するの怖いですけどね」

 

小林「何いってんだ散々色々見といて」

 

カメラマン「慣れないですよこんなの、しかもあれは桁違いでしたよ今までのとは。」

 

そう言って小林達は映像を確認するために車の中に戻っていった。しかし小林達は知らない…逃れられたと思っているノロイは終わりの始まりだという事を…

 

 

あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛

 

 

 

 

登場人物紹介

 

佐伯伽椰子

 

言わずと知れたホラー界の有名人。この物語の伽椰子のイメージは柳ユーレイ出演のVシネマ版呪怨です。

 

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