ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
すみません。今回は本来、マジェスティの覚醒回の予定だったのですが、思いの外、白銀のプリキュアのシーンが長くなってしまったので、次回に持ち越しになります。
それでは、本編をどうぞ!
「鳥さん達が言っていたのはあいつです」
そう言って、ツバサ君が指を差したのは以前に戦った時よりも巨大になっているミノトンでした。
以前とはまったく雰囲気が違います…あれはまるで…
そんなことを考えていると、スキアヘッドが姿を見せる。
「スキアヘッド!ミノトンになにをしたんですか!?」
「奴はアンダーグエナジーによって生まれ変わった。我らの目的を果たす忠実な下僕としてな」
「プリキュア…倒す!…」
「ソウヤに使ったのと同じ手を!許せません!」
「あなた達にエルちゃんは渡さない!」
「もはや、我々はプリンセス・エルを連れ去ることに拘ってはいない」
「それは、どういう…」
「…つまりあなた達は、エル諸共私達を消し去るつもりということですか…アンノウンが言っていた通りですね」
そう言いながら、キュアナイトが姿を見せる。
「その通りだ。ここで貴様ら諸共消えてもらう」
「そうですか…みなさん、ミノトンの相手は任せます」
そう言って、キュアナイトはゆっくり前に出ました。
そして、さらに言葉を続けた。
「スキアヘッドは私が相手をします」
そうして、キュアナイトは凄まじい速度でスキアヘッドに攻撃を仕掛ける。
「守れ」
昨日、私達の攻撃を防いだ黒いバリアによりキュアナイトの攻撃を防ぐ。
ですが、徐々にスキアヘッドが後ろへと下がっていく。
「バカな…!」
そんなスキアヘッドの呟きの後、キュアナイトにバリアを展開したまま大きく後ろへ飛ばされる。
そして、キュアナイトはスキアヘッドへと再び接近していきました。
「…スキアヘッドはキュアナイトに任せましょう!私達はミノトンを!」
「うん!いこう!」
「プリンセスは安全な場所へ!」
「える!」
そう返事をして、エルちゃんが安全な場所に移動したのを確認し、私達はプリキュアへと変身した。
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「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「「「「レディ・ゴー!」」」」
「「「「ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」
そうして、プリキュアに変身した私達は臨戦態勢を取るのだった。
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「ここなら大丈夫そうですね」
スキアヘッドを殴り飛ばし、その後を追ってきた俺はそう言いながら、臨戦態勢を取る。
「キュアナイト…やはり貴様は危険だ。ここで排除する」
スキアヘッドは俺を睨みながらそう口にする。
『ソウヤ様、ここは私に任せてくれませんか?』
『それは構わないけど…あの姿に変身できるのか?』
『はい、可能です!私もスキアヘッドを許すことは出来ません…お願いします。私に任せてください』
『わかった。やろう!』
『ありがとうございます。ソウヤ様』
エトの言葉を聞き、俺はエトに交代する。
「変身を解除したのか?愚かな。…消し飛ばせ」
そう言いながら、スキアヘッドはこちらに闇のエネルギー波を放つ。
だが、それをエトは手を翳し、その攻撃を防いだ。
「なに…?」
「邪魔をしないでくれませんか?初めての私の見せ場なので」
そう言いながら、エトはミラージュペンを手に持ち、変身した。
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「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
スカイトーンを起動し、マイク状に変化したミラージュペンにセットする。
「ひろがるチェンジ!エンシェント!」
マイク状にANCIENTの文字が浮かび上がり、エトがステージへと舞い降りる。
「煌めきホップ!」
長い白髪が長い銀色の髪へと変化し、ハーフアップになる。
「爽やかステップ!」
純白のドレスアーマーと白のロングブーツを身に纏い、瞳が白色の瞳へと変化した。
「晴れ晴れジャンプ!」
白の長手袋が装着され、左肩に黒のマントが装着され、変身が完了した。
「降臨する古代の奇跡!キュアエンシェント!」
そうして、ここに新たなプリキュアが誕生した。
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「キュアエンシェント。それが貴様の名というわけか」
「そういうことになりますね…さぁ、始めましょうか」
キュアエンシェントはそう呟くと同時に姿を消す。
そして次の瞬間、スキアヘッドは殴られていた。
「は…?」
そして、吹き飛ばされた先にもキュアエンシェントがおり、再び蹴り飛ばされる。
「くっ…守れ」
そして、スキアヘッドがバリアを展開する。
だが…突如としてバリアが消失し、そのまま蹴り飛ばされて地面に叩きつけられた。
「どういうことだ…なにをした?」
「何もしていませんよ。ただ、あなたの行動がなかったことになった…それだけです」
「なかったことになった、だと…」
「言葉の通りです。試しにもう一度やってみたらどうですか?」
「くっ…消し飛ばせ」
そうして、黒いエネルギー砲を放つが、キュアエンシェントに命中することなく消失する。
「バカな…!」
驚くスキアヘッドに目もくれず、キュアエンシェントは少しずつ距離を詰めてくる。
その間、スキアヘッドは何度も攻撃を放つが、すべて命中することなく消失した。
そして、キュアエンシェントが再び殴り掛かる。
「守れ」
そう言って、バリアを再び展開するが、またしてもバリアが消失した。
そして、距離を詰めたキュアエンシェントがスキアヘッドにボディーブローを喰らわせた。
「かは…っ!」
そして、そのまま蹴り飛ばされ、壁へとぶつかった。
「ふぅ…これで少しは気分が晴れましたね。私達諸共エルちゃんを消そうとするだなんて、許されることではありません。ここで始末しましょうか?」
そう言いながら、キュアエンシェントは汚物を見るかのような目をスキアヘッドに向ける。
その目を向けられたスキアヘッドに今までにない感情が溢れてくる。
(なんだこれは…体が動かない…手が震える。まさか、私が恐怖を覚えている?)
「…その目、怯えているんですか?まさか、あなたにそんな感情があったとは驚きですね。…興が削がれました…この程度なら、わざわざキュアナイトに変わってもらうまでもありませんでしたね。まぁ、私としては私達を傷つけようとしたものに罰を与えられて満足ですが」
そう言って、キュアエンシェントはその場を後にしようとする。
「トドメを差さないのか?」
「トドメを差して欲しいんですか?あなたがお望みなら、今すぐにでもトドメを差しますよ?」
その言葉にスキアヘッドは反射的に首を横に振る。
そして、自分の無意識の行動にスキアヘッドはキュアエンシェントに対して、恐怖を覚えていると理解する他なかった。
「それでは…私はみなさんを助けに行かなければならないので」
そうして、キュアエンシェントはその場を後にした。
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『ソウヤ様ぁぁ!あれで大丈夫ですかね?あんな偉そうなこと言っちゃいましたけど!』
『大丈夫だよ。実際、スキアヘッドはかなり恐怖を覚えたみたいだし…時間制限があることもバレてないたろう』
『良かったです…』
先ほどの威圧感はどこへやら…まぁ、エトの心配もわかる。
平たく言えばキュアエンシェントの能力は時間操作だ。エトが一瞬でスキアヘッドに接近し、攻撃を当てられたのは少し先の未来に飛んだから。スキアヘッドのバリアやエネルギー砲を消せたのは、言葉の通りスキアヘッドの行動をなかったことにしたからだ。
そんなとてつもない能力を持つキュアエンシェントだが、1つ欠点がある…それは10分間しか変身できないことだ。
さっき、戦いを途中で切り上げたのも時間制限があることがバレないようにするためだ。
キュアエンシェントには他にもいくつか能力があるし、むしろ時間制限がないと俺の身体が保たないから、時間制限があるのは仕方ないが、敵にそれがバレるのはあまり良くないだろう。
そんなことを考えているうちにみんなの元へと辿り着いた。
すると、ミノトンから放たれた巨大なエネルギー波が放たれた所で、みんながバタフライの蝶型のシールドを支えて、必死にエルを守ろうと攻撃を防いでいる。
「エルちゃんは!」
「プリンセスは!」
「私達が!」
「絶対に!」
「「「「守る!」」」」
「みなさん!」
キュアエンシェントがみんなに駆け寄ろうとすると、ミノトンの攻撃とプリキュア達のシールドがぶつかり合い、消失した。
『急ごう!』
「はい!」
そうして、俺達はみんなの元に向かうのだった。
といった感じのメインルート第105話でした!
今回はエトとソウヤが合体したプリキュア、キュアエンシェントが登場しました。…個人的にちょっと強くしすぎたような気がしますが、時間制限付きですし、大丈夫ですよね?まぁ、流石に出番は少なめにする予定ではありますが…
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!