ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
プリキュア5と魔法使いプリキュアの続編が放送されるらしいですね!
プリキュア5はなんだかんだ見ていたので楽しみです!魔法使いプリキュアはあんまり見ていなかったのでどんな感じになるのかわかりませんが…
まぁ、それはさておき、本編をどうぞ!
「なんか…めっちゃ疲れた」
「お、お疲れ様…ソウヤ君」
ましろさんの労いの言葉がありがたい…ホント、ここに来るまでソラの機嫌を直すために色々と苦労したが、そのおかげでなんとかソラは機嫌を直してくれた。
今、俺達はあげはさんが通うという保育学校の近くに来ている。
ソラシド福祉保育専門学校、保育士になるための専門学校らしい。
あげはさんがこっちに来た理由はこの専門学校に通うためらしく、今日はあげはさんがこの学校の校長先生に会いに行くということで、せっかくだから俺達もついていくことになった。
「える?」
エルが学校を指差しながらこれは何なのか?とましろさんに聞いている。
まぁ、言葉らしい言葉をまだ喋れるわけじゃないから、そんな感じの意味合いかな?という推測だが。
「ここはね、保育士さんの学校だよ」
「保育士?」
「まぁ、簡単に言えば、保育園とか幼稚園とかで子供達を一時的に預かって面倒を見るお仕事だな」
「そうなんですね!」
「うん。あげはちゃん、昔から保育士になりたいって言ってたから…なりたいものの為に頑張ってるの偉いよね!」
ましろさんの言葉に俺は頷く。
実際、なりたいもののために頑張れるのはすごいと思う。
そういえば、俺にもあったな…なりたいもの…未だにその思いだけはなかなか捨てきれない。
「エルちゃんは大人になったら何になりたい?」
「えるぅ?」
ましろさんの質問をエルはよくわかっていないのか、首を傾げている。
「ふふっ!エルちゃんにはまだ早いよね」
「ましろさんは何になりたいんですか?」
「私はね…」
ましろさんがそう言うと、しばらく間が空き、沈黙が続く。
そして、ましろさんが口を開いた。
「特にない!?」
「あぁ、なるほど…まぁ、そんなものじゃないのか?誰もかれもがなりたいものが決まってるわけじゃないだろうし」
「そうかもしれないけど!クラスの子達の中にはなりたいものが決まっている子達が居るんだよ〜!」
そう言いながら、ましろさんは頭を抱えている。
まぁ、悩むよな…そりゃあ。
「…そういえば、ソウヤは何になりたいんですか?そういう話をしてくれたこと、ありませんでしたよね?」
「あぁ…俺も今のところはないかな?昔はソラみたいにヒーローに憧れたことがあったけど…」
「ホントですか!?ソウヤもヒーローに憧れていたんですか?」
「めっちゃ食いつくな…まぁ、一応な…ん?なんだあれ?」
ふと、視線を移すと、小さなブタがこの前裏山で見つけた毒キノコが仕掛けられているあからさまな罠に向かおうとするのが目に入った。
え?なにあれ?昭和の罠か?しかも、あのキノコって例の毒キノコだよな…これってどう見てもカバトンの罠だろ。
こんなあからさまな罠に引っかかるやつなんているわけ…
「ブタさんが危ない!」
「いや、罠だよね!?」
「バカ!あんなの罠に決まってるだろ!」
そう呼びかけるが、ソラは既にブタを助け出していた。
「マジで何やってんだ…まぁ、ソラらしいと言えばソラらしいけどさ…」
そんなふうに呟いていると、案の定、ブタに化けていたカバトンが姿を現した。
「グフフ…まさか、このカバトン様がブタに化けていたとは…あっ、お釈迦様でも気づくめぇ!」
「な…なんてずる賢い!」
「コントかな?」
「えるえる」
「2人に同意だ…って、待て待て!ソラ!ペン取られてるぞ!」
「なっ…!」
ソラが異変に気づき、慌ててペンを探すが、見当たらない。
当然だ、今ペンはカバトンが持ってるんだから。
あんなアホみたいな作戦にも意味はあったようだ…この状況…思ったよりやばそうだ。
「カモン!アンダーグエナジー!」
そう言って、カバトンは毒キノコのランボーグを呼び出した。
「ギャハハ!プリキュアになれないお前なんか怖くないのねん!今度こそプリンセスを頂くぜ!」
そんなことを言いながら毒キノコのランボーグでこちらに攻撃を仕掛けてくる。
ランボーグから触手のようなものが伸びてくるが、それをソラと俺で防ぐ。
「っ!ソラ!危ない!」
防いだ触手のようなものがソラの足巻き付こうしているのが目に入り、ソラを庇うように前に出る。
すると、俺に触手のようなものが巻き付き、そのまま身体を締め付けられ俺はランボーグに捕らわれてしまった。
「ソウヤ!!!」
ソラの叫び声が響き渡る。
「おっと、捕まっちゃったか…ふぬぬぬ!ダメか…流石に振りほどけないな…ソラ!ましろさん!エルを守ってくれ!俺は大丈夫だから」
「でも!!それじゃあソウヤが!」
「良いから!早く!」
俺がそう叫ぶと同時にあげはさんが、学校の中に入るようにソラとましろさんに呼びかける。
ナイスだ!あげはさん!ランボーグの大きさじゃ学校には入れない。
「ソラちゃん!行こう!」
「嫌です!離してください!!ソウヤを助けないと!!」
「今はダメだよ!エルちゃんを守らないと!」
「うっ!…ソウヤ!待っててください!絶対助けに行きますから!」
そうして、ようやくソラはましろさんに連れられて、学校の中に入って行った。
そうそう、それで良いんだ…このままここに居てもエルを守ることはできないだろうし。
「逃さないのねん!」
カバトンがそう言うと同時に少し小さめのランボーグが出現し、ソラ達の後を追う。
「みんな…気をつけろよ」
////////////////
「待っててください!ソウヤ!絶対、絶対に助けますから!」
階段を駆け上がりながら、私は絶対に助けると繰り返す。
でも、どうやって?キュアスカイに変身しないとランボーグは倒せない。
「一体どうすれば…せめて、ペンを取り返せれば…」
そんなことを考えていると、屋上にたどり着いてしまいました。
「エルちゃん、大丈夫だよ。お姉ちゃん達が守ってあげるからね!」
あげはさんの声が聞こえる…そうです…まずはエルちゃんを安全な場所に…
「あー、マイクテス、マイクテス…無駄な抵抗をやめて、今すぐプリンセスを連れて出てくるのねん!」
カバトンがそう叫ぶ…今すぐに飛び出してでもソウヤを助け出したい!でも、今は…
「くっ…!どうすれば…」
「ソラ!!聞こえるか!」
「ソウヤ!」
「あ、出てきちゃダメだぞ!俺の言葉を聞いてくれ!」
「はい!」
「ソラ!良いか?まず、エルは絶対に渡すなよ!後、焦らず冷静に状況を整理しろ…例え、今は逆転の方法が思いつかなくても諦めるな!諦めない限りは負けじゃない」
「お口チャ〜ック」
カバトンによって、ソウヤの口が塞がれる。
「ソウヤ!!どうすれば…」
「ダメ!」
「出てこないのねん…それじゃ」
カバトンが指を鳴らすと、ソウヤの周りにキノコの触手が現れ、攻撃を仕掛け始める。
軽くビンタするような攻撃でしたが、もっと強くなるかもしれない…なんとか、なんとかしないと…
「どこかに落ちてる金属バットを拾って戦えばワンチャン?いや無理…あーもう!何か良い手は…」
「落ち着いて…冷静に…いやそんなことできません!」
「助けなきゃ…ソウヤ君を助けなきゃ」
「そんなのわかってる!でも…」
「それでも、ソウヤ君ならきっと諦めない…ここで黙って見てるだけなんてしないよ!だがら、行かなきゃだよ!」
ましろさんがそう口にすると、ましろさんの前にミラージュペンが現れた。
「ましろさん!それは!」
_______
____
__
(あの光は…プリキュアの!そっか、ましろさんか!)
屋上の光に反応し、カバトンがランボーグと屋上に近づいた。
(ましろさんはソラとは別ベクトルのヒーロー性があったからな…プリキュアになれても不思議はない)
後はましろさんが自分の強さを信じることが出来ればきっと大丈夫だ。
俺はそう信じながら、屋上に視線を移すのだった。
といった感じの第11話でした!
次回でアニメの4話部分は終わると思います。
キュアプリズムに変身するまでの過程をどうするかは悩み中ですが、頑張って書いてみます。
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!