ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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第21話です!

今回でアニメの7話部分が終わります。

今回出てくるクラスメイトの名前があってると良いんですが…まぁ、一応確認したので大丈夫だとは思いますが。

それでは本編をどうぞ!


転校の挨拶のやり直し

「皆さん!お食事中にすみません!」

 

お昼休みを迎えた教室で、ソラは黒板の前でそう叫ぶ。

 

そんなソラの様子に教室の生徒達は疑問を抱いているようだが、それと同時に注目もしているようだった。

 

「転校の挨拶をもう一度やらせてください!」

 

「なるほど…その発想はなかったな…まぁ、ソラのことをちゃんと知ってもらうにはこの方が良いかもしれないな」

 

そんなことを呟きながら、ソラを見る。

 

すると、ソラは黒板に自分の名前を書いていく。

 

ルの部分が反転しているが、そんなのは些細な問題だろう。

 

「私はソラ・ハレワタールです!今はソウヤと一緒にましろさんのお家でお世話になっています!」

 

「最初の時と一緒じゃん」

 

「あんたは少し黙ってて」

 

さきほど会った眼鏡の男子生徒こと、軽井沢あさひ君の発言に思わず睨みつけそうになるが、同じくさきほど会ったポニーテールの女子生徒、吉井るいさんが止めてくれたおかげでなんとか落ち着けた。

 

ちなみに、さきほど会ったおかっぱの女子生徒は仲村つむぎさんだ。

 

話しかけられた時に改めて名前を聞かせてもらい、ようやく名前を覚えた。

 

「この学校に来た時、最初は目立たないようにしようと思っていました…皆さんと友達になれるなら自分を隠しても良いと…でも、もっも自分を出しても良いと、ソウヤとましろさんが言ってくれました…だから今、転校の挨拶をもう一度させてもらっています」

 

そう言って、一度深呼吸をしてソラは口を開いた。

 

「私は!ヒーローを目指しています!!」

 

そう言って、一呼吸置いて、ソラは言葉を続ける。

 

「だから、体を鍛えていて運動には自信があります!ちなみに、ソウヤも運動がとても得意です!」

 

「俺のことまで言う必要あった?ソラの自己紹介なのに…」

 

「私のことを話すには、ソウヤのことは欠かせませんから!」

 

「あはは…了解。でも、流石に全部話していたらキリがないぞ?」

 

「わかってます!皆さんには私とソウヤが互いに信頼しあっていることさえ伝わってくれれば良いので!」

 

「そ、そうか…とりあえず、続けて」

 

なんか恥ずかしいんだけど…何で皆の前で言う必要があったんだろう…なんか、皆からの生暖かい視線を感じるんだけど。

 

「はい!…私はここに来たばかりで、慣れないことも多くて…でも、ソウヤが傍に居てくれて、ましろさんと友達になって…この学園に通うのもすごく楽しみで!…私は皆さんと友達になりたいです!改めてよろしくお願いします!」

 

そうして、2回目の自己紹介を終え、ソラは深々と頭を下げた。

 

すると、教室からパチパチと拍手が聞こえてくる。

 

「話してくれてありがとう!」

 

「遠い国からようこそ!ヒーローガール!」

 

「私達、もうとっくに友達だよ!」

 

「あっ…皆さん…!」

 

ソラの表情が嬉しそうな表情に変わる。

 

このクラスの人達、良い人ばかりだ…良かったな、ソラ。

 

俺がそんな風に和んでいると、教室の扉が突如として開かれた。

 

「大変だ!なんかもう1人、転校生っぽい奴がいるぞ!」

 

「転校生…?」

 

転校生は多分、俺とソラの2人だと思うんだけど…もし、他に転校生が居れば話題になるはずだし…でも、俺は少なくともそんな話は一切聞いていない。

 

一体誰なんだ?

 

「なんでもモヒカン頭の不良で、購買部のパンを買い占めたり、学食のカレーを飲み干したり、やりたい放題らしい」

 

「マジか…」

 

絶対カバトンだろ…あいつ、こんな所まで来たわけ?

 

まぁ、なんであれ放置はできない。

 

俺はましろさんとソラにアイコンタクトを取り、一緒に教室を出るのだった。

 

///////////////

 

「よし、ここなら!」

 

教室を出た俺は途中で2人と別れ、屋上へと来ていた。

 

理由はプリキュアに変身するところを誰かに見られるのは非常に困るからだ。

 

それに周りを見渡しやすいから、カバトンを見つけやすいと考えたからでもある。

 

「さっそく見つけた!あいつ、桜の木のところでメロンパンを食べてるな…」

 

そんな風に見下ろしていると、カバトンが何やら言っているのが聞こえてきた。

 

「うまっ!目を閉じれば、北の大地でたわわに実ったメロンが舞い踊るかのようなのねん!」

 

いや、メロンパンにメロンは入ってないんだけど。

 

そうツッコミをしようと思った瞬間、ソラとましろさんの姿が見えた。

 

「そのパンは形がメロンっぽいだけで、メロンは入ってないよ!」

 

ナイスツッコミ!ましろさん!

 

と、そんなこと考えている場合じゃなかった。

 

そう考えながら、変身しようとする。

 

「ソウヤ君?こんなところでどうしたの?」

 

「仲村さん?そっちこそどうしたの?」

 

慌ててペンを仕舞い、仲村さんに声を掛ける。

 

「つむぎで良いよ!3人が教室から出ていったのが気になって、来たんだけど…ソラちゃんとましろんは?」

 

「あぁ…途中で別れたからわかんないな…安心してよ、もうしばらくしたら戻るからさ」

 

「うん!それじゃあ先に戻ってるね!」

 

そう言って、仲村さん…いや、つむぎさんは教室へと戻って行った。

 

そして、屋上から出ていくのを見送った後、一応扉を開けて確認してみると、つむぎさんの姿はなかった。

 

その後、扉を閉じて屋上へと戻った。

 

「ふぅ…バレるかと思った…マジで焦った」

 

「カモン!アンダーグエナジー!」

 

どうやら俺が色々とやっている内にカバトンがランボーグを呼び出したらしい。

 

「しかも、よりよってあの桜を!許せない!」

 

あの桜の木にはましろさんも思い入れがあるんだ…倒して、元の桜の木に戻さないと。

 

「ヒーローの出番だ!」

 

_______

 

____

 

__

 

「静寂ひろがる夜のとばり!キュアナイト!」

 

キュアナイトに変身し、屋上から飛び降りる。

 

「ナイト!カッコいい登場の仕方ですね!」

 

屋上から飛び降りると、すでに2人はプリキュアに変身していて、臨戦態勢を取っていた。

 

「そうでしょ?さぁ、行きましょうか!2人共!」

 

俺の言葉に2人は頷く。

 

そして、俺達はランボーグとの戦闘を始めた。

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグがそう叫びながら、桜の砲撃を放つ。

 

それを回避し、プリズムが白色の気弾をランボーグにぶつける。

 

「たぁっ!はぁっ!」

 

「ラ、ランボ…」

 

プリズムの攻撃を受けたランボーグが怯む。

 

そして、ランボーグが怯んだ隙にスカイがキックをしてランボーグをノックバックさせた。

 

それを見た俺は瞬時にランボーグの後ろに回り、そのまま蹴り落とした。

 

すると、ランボーグがうつ伏せに倒れた。

 

ランボーグの近くに居たカバトンはそれに巻き込まれ、ランボーグの下敷きになっていた。

 

「ギャー!重ーっ!お前、何ト〜ン?」

 

「一応念のため、これもくらえ!」

 

そうして槍を出現させ、それをランボーグに投げつけ動きを封じる。

 

「今だ!」

 

「はい!プリズム、いきましょう!」

 

「うん!やろう!スカイ!」

 

そうして、2人は必殺技を放つ。

 

 

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!」」

 

2人が放った必殺技により出現していた円盤から差している光にランボーグが吸い込まれていく。

 

「スミキッタ〜」

 

そして、光に吸い込まれていったランボーグは消滅し、元の桜の木の姿に戻るのだった。

 

///////////////

 

「転校初日…色々とありすぎて、あっという間に終わってしまいました!」

 

「終わりよければすべてよし、だよ!」

 

「ましろさんの言う通りだ。色々とあったけど楽しかったし!」

 

ランボーグを倒したあと、元に戻った桜の木の下で、2人とそんな会話を交わす。

 

「そうですね!私も、とても楽しかったです!」

 

ソラが満面の笑みを浮かべながらそう口にする。

 

「そっか、それは良かった!あっ、そうだソラ」

 

「はい?」

 

「今度のデート、楽しみにしててくれ」

 

「…!はい!楽しみにしてます!」

 

…宣言した以上、頑張って考えないとな。

 

ソラも楽しみにしてくれてるしな。

 

「あ、居た居た!ヒーローガール!」

 

ソラと話していると、軽井沢君がそんなことを言っていた。

 

「ソウヤ君!ソラちゃん!ましろん!一緒に帰ろう!」

 

つむぎさんのその言葉を聞き、俺達はみんなと一緒に帰路につくのだった。

 




といった感じの第21話でした!

次回はアニメの8話部分といきたいところですが、オリジナルでソラとのデート回を書きたいと思います!

それでは今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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