ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
今回はあげはとのデート回になります!
次回からアニメの10話部分に入る予定です。
後書きにちょっとした短編を書いていますので、良ければご覧下さい。それでは本編をどうぞ!
「あげはさん、わざわざありがとうございます!」
「良いよ!むしろ、わざわざ付き合わせちゃってごめんね」
「いえ、あげはさんと出かけられるのは嬉しいので大丈夫です…そういえば、買い物というのはどういう買い物なんですか?」
「まぁ、色々と…なんてね。ごめん、実はソウヤ君と出かける為の口実なんだ…あれ」
「そうだったんですか?そんな口実使わなくても、一緒に出かけたいって言ってくれれば行きましたよ?」
「あはは…それにはちょっと事情があってね。まぁ、それは置いといて、今日はソウヤ君の行きたい所に行こう!」
そう言って、あげはさんは笑みを浮かべる。
それにしても、俺の行きたい所か…そういえば、そんなこと考えたことなかったな。
「良いんですか?俺の行きたい所で…あげはさんは退屈するかもしれませんよ?」
「良いの良いの!ソウヤ君はさ、他の人のことはよく考えるけど、自分のことはいつも後回しじゃない?たまには、自分のことを優先するのも良いと思うんだ」
「なるほど、確かにそうかもしれませんね…とはいえ、行きたい所と言われても……あ!そうだ!この辺にカードショップってありませんか?」
「カードショップ?…あ!男の子が遊んでいるカードゲームのお店だね!確か、この辺で前に見かけた気がする…OK!それじゃあ早速行こう!」
「自分で言っておいてなんですけど、本当に良いんですか?」
「うん!ソウヤ君の行きたい所に行くって決めてるからね!」
「…わかりました。それじゃあお願いします」
そうして、俺達はカードショップへと向かうのだった。
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「おぉ!すごい!めちゃくちゃカードが置いてある!ストレージもあるじゃないか!これはカード弄りだけで1日中過ごせるかも!」
「ソウヤ君、いつになくテンションが高いね!」
「すみません…カードゲームが好きなもので…あげはさん、びっくりしましたよね」
「確かにね!でも、ソウヤ君がこんなに楽しそうにしてるの初めて見たから、むしろ嬉しいかな!」
「あはは…それにしても、俺が楽しそうにしてるのってそんなに珍しいですか?」
「うーん…普段も楽しそうだけど、なんていうか…今のソウヤ君は全力で楽しんでるって感じ!」
「確かにそうかもしれませんね…今、めちゃくちゃワクワクしてますし!」
久しぶりのカードショップにテンションが上がっているのが自分でもわかる。
ショーケースのカードを見て回るのも良いし、ストレージから掘り出し物を見つけるのも楽しそうだ。
とはいえ、ストレージを漁るのはまた今度にしよう…一度火がついたら2〜3時間ぐらい普通にこの場所に居そうだからな…流石にあげはさんをそこまで付き合わせるわけにはいかない。
「とりあえず、パックを何パックか買って、ショーケースのカードを見たら次の場所に行きましょう!」
「OK!…でも、良いの?もう少し長く居ても良いと思うけど…」
「出来れば、そうしたいとこですけど…他にも行きたい所があるので、ずっとカードショップにいるわけにもいかないんですよ」
「なるほどね…よし!せっかくだし私もパック?っていうのを買ってみようかな?ソウヤ君、何かオススメはある?」
あげはさんにそう尋ねられ、思考を働かせる。
オススメか…あげはさんは別にカードゲームをやってるわけでも、コレクションしてるわけでもないだろうしな。
シンプルに可愛いカードが当たりやすいパックが良いかな?まぁ、人によって可愛いの定義は変わるだろうけど、美少女かモフモフの獣っぽいやつが妥当かな?
「そうですね…じゃあこれなんかどうですかね?」
「良いね!表紙の女の子も可愛いし!こんな可愛いカードもあるんだね!」
「最近はそういうカードも増えてきてるんですよ!可愛いと強いを両立したカードも多くて」
「そうなんだ!ねぇ!私、ちょっと興味湧いてきちゃった!色々と教えてくれると嬉しいな」
「わかりました!俺で良ければ喜んで!じゃあ、とりあえずこのデッキを組む感じで考えていきましょう!」
そうして、あげはさんが選んだパックをBOXで買って、開封した後、俺のアドバイスを聞きながらあげはさんはデッキを作り上げていった。
「出来た!これで遊べるようになるんだよね?」
「はい!」
「じゃあ一回やってみない?どんな感じか気になるし!」
「そうですね!とはいえ、俺はデッキ持ってないしな…あ、そうだ!あげはさん、余ったカードを使わせてもらって良いですか?」
「もちろん!」
「それじゃあ、速攻でデッキを組むので待っててください!」
そう言って、余ったカードでデッキを組み始める。
幸いにも今回オススメしたパックは特定のテーマのカードだけが収録されてるから、デッキを組みやすい。
まぁ、本格的なデッキを組むには足りないけど、お試しでやるくらいなら、そこまで本格的なデッキである必要はない。
そんなことを考えながらデッキを組んでいると、すぐにデッキが組み上がった。
「よし!出来ました!」
「ホントにすぐ出来たね!よーし、やってみよう!」
あげはさんの言葉に対して、俺は頷き、ゲームを始めるのだった。
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「う〜ん!楽しかった!カードゲームって結構楽しいね!」
「あげはさん、初めてとは思えないほど強かったです…」
「ソウヤ君が組んでくれたデッキのおかげだよ!むしろ、余ったカードで組んだデッキで戦えてたソウヤ君がすごいよ!」
カードショップを後にし、車内でそんな会話を交わす。
「まぁ、一応経験者ですからね…ただ、あげはさんが強かったのはホントですよ!…なによりあげはさんが楽しんでくれて良かったです」
「ソウヤ君も楽しかった?」
「はい!めちゃくちゃ楽しかったです!改めてありがとうございます!」
「全然良いよ!私も楽しかったし!そういえば、ソウヤ君が他に行きたいところって?」
「それはですね…前にあげはさんの言ってた、イングリッシュティー・ラテ・ウィズ・ホワイトチョコレート・アド・エクストラホイップでしたっけ?語呂が良くて覚えてたんですけど、それが気になってまして…俺も飲んでみたいなと」
「お!良いね!じゃあさっそく行ってみよ!それにしても、よく覚えてたね!」
「記憶力にはそこそこ自信がありますから。それに、さっきも言った通り、語呂が良かったので…」
「なるほどね!ふふっ!きっとソウヤ君も気に入るよ!」
「あげはさんがそう言うなら安心ですね!」
そうして、俺達は目的地に向かって移動するのだった。
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「ふぅ…美味しかった!俺、あんまりこういうの飲んだことなかったんですけど、美味しいですね!」
「でしょ!また時間があったら一緒に来よう!」
「そうですね!また一緒に来ましょう!他にも色々とメニューがあるみたいだし、他のやつが気になります」
「そっか!ソウヤ君もすっかりハマっちゃったね!…それで、今日はどうだった?楽しかった?」
「すごく楽しかったです!たまには自分の行きたい所とか行くのも良いですね…あげはさんは?」
「私も楽しかった!ソウヤ君の素も見れたからね!今日はソウヤ君のことを知れて嬉しかったよ」
家に帰りながら、俺はあげはさんとそんな会話を交わす。
「ソウヤ君、本当に他に行きたい所はないの?」
「…今の所は思いつかなくて…それに、あげはさんの嬉しそうな顔を見れただけでも満足ですよ」
「そ、そっか…ソウヤ君はさ、そういうことを平然と言っちゃうのが困りものだよね…一体、何人の女の子が毒牙に掛かったのやら…」
「そんなに変なこと言いましたか?…俺は誰かの嬉しそうな顔を見るのが好きなだけなんですけど…」
「無意識かぁ…まぁ、それもソウヤ君の魅力かもね…ソウヤ君は特に打算もなく、自分の思ったことを口にしてるから、ドキドキしちゃうんだろうなぁ…その言葉に嘘がないから」
「そうなんですか?そういうのはよくわからなくて…」
「大丈夫!わからなくても良いんだよ!…むしろ、わからない方が助かるぐらいだし…」
「あげはさん?最後ら辺、何か言いましたか?一瞬、窓を開けようとしたせいで聞きそびれちゃって」
「ううん、何でもない!」
「そうですか…わかりました」
そうして、会話を続けていくうちに、俺達は家に着いたのだった。
といった感じの第31話でした!以下、ちょっとした短編になります!
ソウヤの帰宅後
「ただいま!」
「「おかえりなさい!」」
「びっくりした…2人が出迎えてくれて嬉しいけど、驚いちゃったよ」
「うん。実は聞きたいことがあるんだけど良いかな?」
「良いけど、どうしたの?」
「ねぇ、今日、あげはちゃんとどこに行ってたの?」
「教えて下さい」
目のハイライトが消え、2人はそう尋ねる。
怖っ!久しぶりに見たけど怖っ!
俺は怖がりながらも言葉を紡いだ。
「えっと…俺がカードショップに行きたいって言ったら連れて行ってくれてさ。久しぶりのカードショップだったから、俺もめちゃくちゃ楽しかったよ」
「カードショップ?それは何ですか?」
「その名の通りカードゲームのカードが売っている店だよ!実は、前世からカードゲームが好きでさ!久しぶりに行けたから楽しくって…あげはさんには感謝だよ」
「そうだったんだ…あげはちゃん、ずるいなぁ…」
(こんな楽しそうなソウヤ君をずっと見てたんだ…羨ましいなぁ)
「どうかした?」
「ううん、なんでもないよ。ねぇ、今度は私も一緒に行って良いかな?ソウヤ君が好きなものを知りたいし!」
「もちろん!一緒に行こう!ソラもどう?ヒーローっていうカテゴリーのカードがあってさ」
「ヒーロー!?それはとても気になります!私も行きたいです!」
「よし、それじゃあ今度一緒に行こう!」
「はい!」
そんな話をしながら、俺達は家の中へと戻っていくのだった。
…といった感じの短編でした!
それでは今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!