ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
今回は色々と悩んだ末、分岐ルートの回を投稿することにしました!
内容としては短めです!それでは本編をどうぞ!
「よく来てくれたね、ツバサ君」
「珍しいね…ソウヤ君が相談事なんて」
俺の部屋へツバサ君を呼んだのには理由がある。
これは、ソラやましろさんには相談できないことなのだ。
「ソラとましろさんは?」
「ヨヨさんに頼まれて買い物に行ったよ」
「了解。よし、それじゃあ2人が帰ってくる前に話しちゃおうか」
そう言って、ツバサ君に向き直って言葉を続ける。
「…ツバサ君の意見を聞きたいんだけど…」
「どうしたの?」
「ツバサ君から見て、ソラとましろさんは俺のことをどう思っていると思う?」
「どうとは?」
「こう…なんて言うの…2人は俺のことが好きなのかなって」
「それって…!えっと、それはもしかして、恋愛的な意味?」
「うん…そういう意味で」
俺の言葉にツバサ君は驚きながらも興味津々といった様子でこちらを見てくる。
「でも、どうして急に?」
「実は、前から気になってはいたんだ…2人が俺に向けてくる愛というか、執着というか…今まで気づかないフリをしていたけど」
「なるほど…確かにボクから見てもソラさんもましろさんもソウヤ君のことがすごく好きだと思う…だって、この前…いや、これは話さない方が良いかな…」
「ちょっ!気になるじゃんか!ちゃんと言ってよ!」
「いや、あれに関してはボクも信じられなくて…話すのも躊躇われるというか…」
そう言って、ツバサ君は遠い目をしていた。
「いや、ホントになにがあったの!?」
「そ、そんなことは置いといてさ!ソウヤ君はこれからどうするの?その…ソラさんとましろさんの気持ちに答えるの?」
「割りと重要なことをスルーされた気がするけど、今は良いか…これからどうするか?か…」
いつまでも気づかないフリをしているわけにはいかない…とはいえ、誰かの気持ちに答えてしまったら、今までのようの関係ではいられないだろう。
「ソウヤ君、ボクはこういうことはよくわからないけど、大事なのはソウヤ君が誰を好きなのかだと思う…」
「俺が誰を好きなのか…」
「だって、恋人になる人達はお互いが好きだから恋人になるんでしょう?」
「まぁ、大体はそうだろうね…俺も詳しくは知らないけどさ」
「…ソウヤ君、これはソウヤ君にとって、すごく大事な決断だと思う…どんな決断であれ後悔のない選択をして」
「後悔のない選択…難しいな」
何を選んだとしても、後悔は生まれるだろうし…今までのような関係ではいられない。
「ただいまー!」
「ただいま戻りました!」
俺が思考を働かせていると、ソラとましろさんが買い物から帰ってきた。
「2人が帰ってきたね…じゃあボクはこれで。応援してるよ!ソウヤ君!」
そう言って、ツバサ君は部屋を出ていった。
「…行ってしまった…」
そう呟きながら、俺はツバサ君の言葉を思い返す。
“大事なのはソウヤ君が誰を好きなのかだと思う”
俺が誰を好きなのか…俺の好きな人…
そんなことを考えると、咄嗟に浮かんだのはソラとましろさん、そして、あげはさんの姿だった。
俺は…
といった感じの第35話でした!
ここからルート分岐です。とはいえ、さすがに全部のルートの同時進行とかキツすぎるので、本編のルート以外の話は1話だけとりあえず公開して、余裕があれば投稿する形にしたいと思います。
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
一応、1時間後にルートの1つを投稿する予定ですので、良ければご覧下さい。