ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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メインルート第41話です!

今回でアニメの11話部分が終わります。

それでは本編をどうぞ!


決着と決戦の予兆

「それじゃあ、みんなお願いね!」

 

あげはさんの言葉に俺達は頷き、作戦を開始する。

 

ソラとましろさんもすでにプリキュアに変身している。

 

そうして、準備を終えた俺達は持ち場に着く。

 

「ツバサ君!こっちに!」

 

あげはさんはそう口にしながら走り出す。

 

「あげはさん!?どうして!」

 

ランボーグとの戦闘中のウィングがあげはさんに気づき、助けに入ろうと移動を始める。

 

「そこに居たのねん!追え!ランボーグ!」

 

ロープウェイにしがみついていたランボーグはあげはさんを追うために、地面に降りる。

 

ここまでは計画通りだ。

 

そうして、降りてきたランボーグからあげはさんを逃がすためにウィングはあげはさんを掴まえて、空中へと逃げる。

 

「あげはさん!プリンセスは…って、これは!?」

 

「ツバサ君、私を信じて」

 

「…!なるほど、そういうことですか…わかりました!」

 

ウィングは一度、俺達の方を見てから飛行する。

 

どうやら、こちらの作戦を理解してくれたようだ。

 

あげはさんの立てた作戦は至ってシンプルだ。

 

あげはさんが囮になって、ランボーグを引き付け、ウィングと共に俺達の待機している場所へと誘導して、そのまま止めを刺す。

 

正直、無茶をするなと思ったが、あげはさんがやると聞かなかった。

 

とはいえ、確かに攻撃を当てやすいのも事実だ。

 

俺はスナイパーライフル状に変化した武器を構え、機を伺う。

 

「ちょこまかと!さっさとプリンセスを渡すのねん!」

 

そうして、躍起になったカバトンはランボーグを俺達の待機してる方向に向かわせてくる。

 

そして、ついに狙いのポイントへと辿り着いた。

 

「やっと追いついたのねん!諦めて、プリンセスを…」

 

「残念。エルちゃんはここにはいないよ!」

 

あげはさんは腕をランボーグに見せ、エルがいないことを教えてからウィングと共に上昇する。

 

そして、それと同時にスカイとプリズムが現れて2人でランボーグにキックする。

 

「「はぁーっ!!」」

 

「ランボ!?」

 

「「今です(だよ)!!ナイト!」」

 

「了解。必ず当てる!」

 

2人の攻撃により、ロープウェイから手を放し、無防備なランボーグに狙いを定める。

 

「ヒーローガール!ナイトバースト!」

 

スナイパーライフルに溜められたエネルギーが発射され、そのままランボーグを貫く。

 

「スミキッタ〜」

 

そうして、ランボーグが浄化され、消えていった。

 

「える!える!」

 

「偉かったよ!エル!大人しくしてくれて助かった」

 

俺はエルの頭を撫でながらそう口にする。

 

エルが危険な目に遭わせないように、俺の傍にいさせてあげてと、あげはさんに頼まれ、俺としても特に断る理由もないからエルを近くにいさせておいた。

 

「まぁ、ちょっと無茶だったけど、上手くいってよかった」

 

俺はそんなことを呟きながら、エルと共にみんなの元に向かうのだった。

 

////////////////

 

「あげはちゃん!エルちゃん!」

 

「大丈夫ですか?」

 

「うん。少年も協力してくれたからね!」

 

「エルもこの通り無事です」

 

「えるぅ〜!」

 

ソラとましろさんの言葉に俺とあげはさんはそう答えた。

 

「ナイト、今日は姿を消さないんだね?」

 

あげはさんが俺に尋ねてくる。

 

「えぇ。流石にそろそろ正体を明かそうと思いまして」

 

そう言いながら、エルをあげはさんに預け、変身を解いた。

 

「「えっ…えぇ〜!!ソウヤ君がキュアナイト!?」」

 

あげはさんとツバサ君が驚きのあまり大声をあげる。

 

「あはは…実はそうなんですよ…絶対びっくりするだろうから黙ってたんです」

 

「あげはちゃん達の気持ちわかるな…私も初めて知った時はびっくりしたもん」

 

「あの時はホントにびっくりしました…」

 

ソラとましろさんも俺が初めて正体を明かした時のことを思い出しながらそう言った。

 

「どういうこと!?なんでプリキュアになると女の子になるの?少年は普通に変身してたのに?」

 

「本当だよ!ソウヤ君、どうして?」

 

「いや〜…それは俺が知りたいというか…俺にもさっぱりわからないんだよね…だから、2人共、とりあえずはそういうものなんだと納得してくれ」

 

「そういうもの、なの?…うーん…まぁいっか!ソウヤ君はソウヤ君だし!」

 

「それで良いんですか!?…まぁ、確かにソウヤ君はソウヤ君、ですね!」

 

どうやら、あげはさんもツバサ君も納得してくれたようだ。

 

そんな会話を交わしていると、下の絶景に目を奪われた。

 

いくつもの色の花が虹を描いているその景色はとてもきれいで、あの問題の答えとして、ぴったりだと感じた。

 

「きれいな景色だな…」

 

「うん。ほんと、いい景色…」

 

あげはさんはそう言って、景色を眺めていた。

 

そうして、俺達は満足がいくまでその絶景を眺め続けるのだった。

 

_______

 

_____

 

__

 

辺りもすっかり暗くなり、運転手のあげはさんと俺以外はみんな眠りについていた。

 

先ほどまではツバサ君も起きていたのだが、今はもう眠りについていた。

 

「ソウヤ君、まだ起きてる?」

 

「はい、起きてます…流石にトランクで熟睡は難しいですし」

 

「そっか…それにしても、まさかソウヤ君がキュアナイトだったなんてね…全然気づかなかったよ」

 

「あはは…まぁ、上手いこと口調を変えたりしたんで…それはそうと、あげはさん…あんな無茶なことは二度としないでください」

 

「心配してくれてありがとう。でも大丈夫だよ!私はみんなのこと信じてるから…それに、本当に危ない時はソウヤ君が助けてくれるでしょ?」

 

「まぁ、それはもちろん助けますけど…」

 

「じゃあ、大丈夫だね!これからも頼りにしてるよ!ソウヤ君」

 

「…了解です」

 

「ふふっ!」

 

そんな会話を交わしながら、家に帰るまでの道のりを過ごすのだった。

 

///////////////

 

一方その頃

 

「あぁ…心が寒いのねん…なんでこんなに負け続けるのねん」

 

カバトンは簀巻きに包まりながら、1人呟く。

 

そんなカバトンにどこからともなく声が響く。

 

『カバトン、もはや貴様に猶予はないぞ』

 

「ですが…」

 

『役立たずに価値はない』

 

そんな言葉が響いたかと思うと、カバトンの上空に黒い雲が現れ、黒の稲妻のようなものが近くの建物に落下し、落下した部分が崩れてしまった。

 

「ひ…ひぃっ!」

 

そう怯えながら、カバトンは必死に頭を下げる。

 

「もう一度だけチャンスを!今度こそプリンセス・エルを手に入れてみせます!」

 

『次が最後だ。今度こそプリンセス・エルを手に入れるのだ…それが出来なければ…わかっているな?』

 

それにカバトンは必死に頷く。

 

それを堺に、謎の声はピタリと止んだ。

 

 

 

そうして、ソウヤ達の知らない所で、決戦の火蓋は静かに切られるのだった。

 




といった感じの第41話でした!

今回のひろプリ、衝撃的な展開でしたね…まさか、シャララ隊長が退場とは…でも、個人的にはあれで退場とは思えないんですよね…後々闇堕ちして登場しないか不安ですね。

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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