ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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メインルート第44話です!

今回は幕間?みたいな話です!アニメの13話部分は次回からになると思います。

それでは本編をどうぞ!


ソウヤと姉の会話

「そういえば、ソウヤ君はスカイランドの家族に連絡しなくても良いの?」

 

カバトンとの決着がついた数日後、ましろさんがふとそんなことを口にする。

 

「いや…そうしたいのは山々なんだけど、うちの姉さんは忙しい人でさ…連絡つくかわからないんだよ」

 

「お姉さんがいるんだ!どんな人なの?」

 

「…立派な人だよ。いろんな人を助けてるヒーローで…なんか俺、前世も今もそういう人達のところにいるよな…」

 

「確かにそうかもね…ねぇ、やっぱり連絡だけでもしてみない?繋がるかどうかはわからないけど」

 

「…うん、そうだね…繋がるかはわからないけど、連絡だけでもしてみるよ」

 

そうして、俺はヨヨさんを訪ね、久しぶりに姉に連絡をすることにするのだった。

 

//////////////

 

「いや、にしても姉さんに連絡するのは久しぶりだな…一応、手紙のやりとりはしてたけど、こっちに来てからはそれもさっぱりだしな」

 

そう呟きながら、ミラーパッドを起動し、姉さんに連絡をする。

 

「うーん…やっぱり繋がらないか…」

 

そんな風に半ば諦め状態になっていると、突如としてミラーパッドに映像が映った。

 

『隊長!ミラーパッドに通信が!』

 

『本当か!ソウヤか…ソウヤからか!?』

 

「うん、俺だよ姉さん」

 

そう言うと、1人の女性が反応してこちらを見る。

 

『ソウヤ!あぁ、良かった無事だったか!大丈夫だったか?ちゃんとご飯は食べているか?酷い目に遭っていないか?』

 

「大丈夫だって…心配してくれてありがとう」

 

俺のことを心配してくれている綺麗な女性は、スカイランドのヒーローチーム、青の護衛隊の隊長、シャララ…俺の姉である。

 

『そうか…良かった…!手紙の返信も来なかったし、何かあったのではないかと心配で心配で…今、どこに居る?場所さえ教えてくれればすぐに行く!』

 

「いや…実はさ」

 

そうして、俺は姉さんに今までの出来事をかいつまんで説明した。

 

『なるほど、そんなことが…ソウヤ、よくやったな!私は誇らしいよ…ソウヤの仲間達にも感謝だ』

 

「うん、そうだね…それで、もうしばらくはソラシド市に居ることになると思う」

 

『そうか…本当は今すぐにでも駆けつけたいが、ソラシド市に行く方法が…そうだ…嵐が発生した時にそこに飛び込めば…今すぐ嵐を無理やりにでも起こして…』

 

『た、隊長!流石にそれは無謀ですよ!』

 

『えぇい、放せ!私はソウヤの元に行かなければならないんだ!』

 

『まったく!この人はソウヤ君のことになると見境をなくすんだから!』

 

「あはは…」

 

姉さんを必死に止める男性、アリリ副隊長を見ながら苦笑する。

 

うちの姉さんは過保護というか、なんというか…そのせいか、時々こんなふうに暴走することがある。

 

「そんな焦んなくて大丈夫だよ…ヨヨさんが言うには、ゲートがもう少しで開くらしいから」

 

『そうなのか?』

 

俺の言葉を聞いて、姉さんは一旦冷静さを取り戻したのか、落ち着いた口調でそう言う。

 

「うん。ヨヨさんが言ってたし、間違いないと思う…ただ、いつ頃かと言われると困るけど…でも、もう少しなのは間違いないよ」

 

『そうか!良かった!これでようやくソウヤに会えるのか…!よし、そうと決まれば、残りの任務をすべて片付けなければ!』

 

『ソウヤ君が戻ってくるなら、安心だ…君が行方知れずになってからの隊長はそれはまぁすごくてな…本当に大変だった…』

 

「なんかその…お疲れ様です」

 

アリリ副隊長の心労を思うと、罪悪感がすごいな…いやまぁ、わざとソラシド市に来たわけじゃないし、エルを助けようとしたことに後悔は一つもないが。

 

そんな会話を交わしていると、通信がもうすぐ切れかかる。

 

「姉さん、アリリ副隊長。もうすぐ通信が切れるみたいだ」

 

『なっ!もう終わりか!?もう少し話しをしたかったのだが…』

 

「それは、俺が帰ってからにしよう。俺も姉さんと久しぶりに話したいし」

 

『ソウヤ…わかった、待っている。スカイランドに戻ってきたら、まずは私に会いに来てくれ…今ある仕事はすべて終わらせておくから』

 

「まぁ、まずはプリンセスを王様達の所に連れていかなきゃだし、その後になるとは思うけど」

 

『そうだな…まずはそれからだ。では、その後に久しぶりに姉弟の時間を過ごそう』

 

「うん、そうしよう。それじゃあまたね、姉さん」

 

『あぁ、またな』

 

笑みを浮かべてそう言う姉さんを見た後、ミラーパッドの通信が切れてしまった。

 

「切れちゃったか…まぁ、姉さんの無事も確認できたし、良しとしよう」

 

そうして、俺はヨヨさんにミラーパッドを返しに行くのだった。

 

/////////////////

 

「良かった…ソウヤは無事だったようだ」

 

「だから、言ったではありませんか…あの子は強い子だと」

 

「それはそうだが、やはり心配なものは心配だ…特に変な女に騙されていないか…ソウヤは優しいから、いろんな女に好意を持たれていそうだからな…心配だ」

 

「そっちですか…」

 

「…もちろん、怪我をしていないか、食事はちゃんとしているか…酷い目に遭っていないかも心配だったよ…あぁ…早く直接会いたい」

 

「そのためにも仕事を終わらせましょうか」

 

「そうだな…では、出発だ!素早く、なおかつ確実に終わらせて、ソウヤを出迎えるぞ!」

 

「はい!」

 

そうして彼女達は任務へと向かうのだった。

 




といった感じの第44話でした!

前回にチラッと伏線のようなものを書きましたが、ソウヤはシャララ隊長の弟でした!ただ、アニメとは違ってブラコン気味な形になりましたが…

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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