ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
今回でアニメの16話部分が終わります!
そして、お知らせです!ただいま、BURNINGさんの作品、『虹のプリズムと夜明けの光』とのコラボ回がBURNINGさんの作品に投稿されています!ぜひ、そちらもご覧ください!
こちらBURNINGさんの作品のURLです→https://syosetu.org/novel/314814/
それでは、本編をどうぞ!
「いよいよだな」
「える!」
ソラ達も人形劇の準備を終えたようで、続きが再開される。
鬼ヶ島へと辿り着き、ついにえるたろう達は鬼と対面する。
「ついにえるたろう達は鬼ヶ島に着きました」
「鬼達よ!えるたろうさんにあげは姫を返してください!」
「何の用だ?」
「えっ!大きすぎウキ!?」
なるほど…物語的には鬼は大きいのか…まぁ、確かに鬼の姿は見たことがないけど、大きい鬼ぐらいは居そうだもんな。
「頑張れ!えるたろう達!」
「えるる!」
俺とエルがノリノリで応援していると、物語が進む。
「フン!どれだけ強いか試してやる!」
「まずは私から行きますワン!」
そうして、犬が鬼にパンチする。
「うおっ…」
そうして、犬のパンチが鬼に命中する。
それで終われば良かったのだが、そのままの勢いで幕が崩れてしまった。
「大丈夫か?」
思わず駆け寄る。
「あはは…ごめんね、2人とも」
「み…未熟…つい力が入ってしまって…」
「ほら…大丈夫ですよ。プリンセス」
困惑している様子のエルにツバサ君がそう告げる。
エルは気まずい空気を察したのか、椅子から降りてこちらに歩いてくる。
「ソラ…ましお…ちゅばさ…あげは…にーに…ぱぁ!」
そう言うエルは平気だよ、大丈夫だよ…元気だして!…そう伝えたいかのようだ。
「エルちゃん…ましろって…」
「あぁ…プリンセスが…ボクの名前を!」
ツバサ君は感激のあまり、地面にへたり込んでいる。
「何で俺だけ、にーに?名前を呼んでくれても良くないか?」
「良いじゃん!お兄ちゃん!ソウヤ君に合ってると思うよ?」
「あげはさん…まぁ、良いか…エルは優しい良い子だな。ありがとう」
そう言いながら、エルに視線を合わせて頭を撫でる。
「え〜るぅ〜!」
エルはご満悦のようだ…良かった良かった。
「そういうところじゃないかな…お兄ちゃん認定されるの」
「えっ?そうかな?」
「ふふっ!…エルちゃんを元気にしたかったのに、逆に元気をもらってしまいましたね…」
「そうだね…でも、良いんじゃないかな?そうやって俺達は助け合って来たんだしさ」
「ソウヤ…そうですね!」
そんな会話を交わしていると、ヨヨさんがこちらにやってきた。
「スカイランドから連絡よ」
そうして、ミラーパッドに映されたのは、スカイランドの映像だ。
『聞こえるか?』
「アリリ副隊長、聞こえてますよ」
『ソウヤ君!目が覚めたのか!?』
『先輩が!?ちょっと私にも見せてください!』
そう言って、アリリ副隊長に割り込む形で姿を見せる。
「2人共、元気そうで良かった…ただ、俺は目が覚めたわけじゃなくて、精神体の状態でここに居るんだ。多分、時間が経ったらまた戻っちゃうと思う」
『そうか…隊長に朗報を伝えられると思ったのだが…』
「姉さんは大丈夫ですか?」
『あぁ。この前までは酷い有様だったが、今は立ち直り、ソウヤ君を治す方法を調べつつ、アンダーグ帝国の情報を集めているよ』
「そうですか…とりあえず姉さんには一応、一時的に復活したこと伝えといてください」
『わかった。…スカイランドのことは任せてくれ!みんな希望を胸に前に向かって進もうと頑張っている。こちらのことは心配するな』
『先輩、ソラ…私達は私達のやるべきことをする。だから、そっちもプリンセスのことを頼んだよ!』
「…任せてくれ」
俺の言葉にみんなは頷く。
そうして、スカイランドとの通信が終わった。
「みんな、希望を胸に頑張ってるんだな…アリリ副隊長の話を聞いた感じ、姉さんも大丈夫そうだけど…ちょっと心配だな…元気かどうかは姉さんに直接聞く方が良いかもしれないな」
姉さんは割りと無理するからな…俺が一時的とはいえ復活したことを知って、少しは安心してくれれば良いんだけど。
俺がそんなことを考えていると、窓に鳥が集結していた。
「うわっ!何!?」
驚いた様子のあげはさんをよそにツバサ君は窓を開ける。
「ボクの鳥友達です!」
そう言って、ツバサ君は鳥の姿に変わり、なにやら話を聞いている。
そして、しばらく話した後、ツバサ君が驚きの声を上げる!
「えっ!公園に!?」
「ツバサ君、どうかしたのか?」
「実は…」
ツバサ君の聞いた話によれば、公園に怪しい人物が出現したとのことだった。
「多分、バッタモンダーだ!行こう!」
「はい!…でも、ソウヤはここに居てください」
「どうしてだ?」
「…怖いんです…!もし、ソウヤがまた私の目の前で倒れたら?もし、今の精神体の状態さえ保てなくなってしまったら?…そう考えるだけで怖くて…!お願いします。絶対にここに居てください」
ソラの縋るような声に俺は言葉を詰まらせる。
「私からもお願い…ランボーグは私達でなんとかするから」
「ましろさんまで…」
「ソウヤ君…ボクも2人と同じ意見だよ…ランボーグはボク達が絶対なんとかするから」
ツバサ君にまでそう言われ、俺は渋々その言葉に頷いた。
そして、俺が頷いたのを見た皆はそのままランボーグが出現した公園へと向かうのだった。
////////////////
「あぁ…ようやく来たね〜。いい加減待ちくたびれたよ」
公園にたどり着くと、ツバサ君の聞いた通り、大きい鬼の人形とバッタモンダーが待ち構えていた。
「プリンセスを狙って来たんですね!」
「いいや、僕の目的は、君達だよ!プリキュア!」
「御託は良いです。さっさとかかってきてください」
「随分と気が立っているようだね…良いよ。お望み通り始めようか!カモン!アンダーグエナジー!」
そうして、鬼の人形がランボーグへと変化する。
「行きましょう!」
そして、私達はプリキュアへと変身する。
________
_____
__
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「「「レディ・ゴー!」」」
「「「ひろがるスカイ!プリキュア!」」」
そして、変身を終えた私達はランボーグとの戦闘を開始するのでした。
「ハァーッ!」
一番最初に私はランボーグへとキックする。
「ラン!ボーグ!」
それを金棒をバットのように振り、私を跳ね返す。
「くっ…!」
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます…」
空中に投げ出された私をウィングが受け止めてくれる。
「ランボーグ!」
それを逃さず、ランボーグが金棒を振るおうとする。
「させないよ!はぁっ!」
プリズムのパンチにより、私達は攻撃を受けずにすみました。
「いきます!」
私はウィングの腕を足場にして再びランボーグへと接近し、パンチしようとする。
ウィングもそれに続き、ランボーグにパンチしようとする。
だが、攻撃を防がれて吹き飛ばされる。
「ハァッ!」
プリズムの援護射撃が放たれる。
しかし、それをランボーグが金棒で跳ね返し。私達に攻撃が命中してしまう。
「「「うわぁぁ!」」」
そして、私達は地面に倒れ伏してしまう。
「あぁっ!みんな!?」
あげはさんの言葉が響く。
さらにランボーグの攻撃は続き、辺りがめちゃくちゃになってまう。
「あ〜あ、めちゃくちゃだ。これじゃまるでスカイランドのようじゃないか…王と王妃が倒れ、護衛隊の隊長を庇って君達の仲間も今は来ていない…弱いってなんて可愛そうなんだ…」
その言葉に私の中で何かがきれた。
「…お前のせいだ…お前のせいで…!絶対に許さない!」
そうして立ち上がり、ランボーグに攻撃をしかけようとする。
「ま、待って!スカイ!危ないよ!」
プリズムの声を無視し、走る。
だが、走っている途中で転んでしまう。
「あうっ!くっ…!」
「…怒りに呑まれて自滅するなんて愚かだね…ランボーグ、やっちまえ!」
「ランボーグ!」
ランボーグが攻撃を仕掛けてくる。
避けなければならない…でも、体が上手く動かない。
「「「スカイ!」」」
みなさんの声が聞こえてくる。
…ソウヤ、ごめんなさい。
覚悟を決めて、思わず目を瞑る。
「まったく…やっぱり来て正解だったね」
「えっ…?」
聞き覚えのある声に思わず目を開ける。
そこには…ランボーグの攻撃を防ぐ、キュアナイトの姿があった。
「ナイト!?どうしてここに?…来ないでって言ったじゃないですか!!」
「でも、おかげで間に合ったよ?」
「そういう問題じゃありません…!どうして…どうして?ソウヤが危険な目に遭う必要なんかないのに…!完全に復活したわけじゃないのに…もしかしたら本当に消えてしまうかもしれないのに!」
「そんなの決まってる…」
そう言いながら、倒れている私に手を差し伸べて、ソウヤは言葉を続ける。
「ソラのことがほっとけなかったから…知ってるだろ?俺がそういうやつだって」
「ソウヤ…」
あぁ…そうでした…ソウヤはほっとけなかったから…そんな理由であの時も私を助けに来てくれた…自分の身をかえりみずに…
あの日から、ソウヤは私にとっての目標で、理想のヒーローで…そして、大切で大好きな人…ソウヤみたいになりたくて…私を助けてくれたみたいに今度は私がソウヤを助けるんだって決めたんです。
それなのに…私は怒りと恐怖のあまり、大切なものを見失っていた…だから、今も上手くいかなかった…でも、今なら!
私はソウヤの手を取り、立ち上がる。
「いきましょう!ナイト!」
「うん!いこう!スカイ!」
私とナイトの手が繋がれ、新たなスカイトーンが誕生する。
「これは…!」
「新たなスカイトーン…よし!やってみよう!」
「はい!」
_________
______
___
新たなスカイトーンをマイク状に変化したスカイミラージュにそれぞれセットする。
「スカイブルー!」
「ナイトブラック!」
「「エンゲージ!!」」
ナイトとスカイ、2人のスカイミラージュを重ねる。
すると、スカイの青と白を基調にした衣装にナイトのドレスアーマーと同じ黒の装飾が所々に追加される。
逆にナイトには黒のドレスアーマーにスカイと同じ青と白の装飾が所々に追加される。
そして手を繋ぎ、エネルギーが集まっていく。
「「プリキュア!ナイト・スカイ・エンゲージ!!」」
集まったエネルギーが放出され、ランボーグの下から黒と青の竜巻が舞い上がる。
そして、ランボーグに技が命中する。
「スミキッタ〜」
ランボーグが浄化され、その上空には夜空がひろがっていた。
「ミラーパッド!OK!」
そして、ランボーグが浄化された時に発生するキラキラエナジーがミラーパッドに集まった。
//////////////////
「ありえねぇ!こんな弱ぇヤツらに負けるなんて!ぜってぇ俺の前に跪かせてやるからな〜!」
「えぇ〜…」
もはや顔芸とも言えそうな表情をしながら、そう言うバッタモンダーにドン引きする。
みんなも同じようで、それぞれ呆れ顔をしていた。
「おっと、僕としたことが…君達の奮闘ぶり、とても素晴らしかった。また会いにくるよ…バッタモンモン!」
そう言って、バッタモンダーは姿を消した。
「相変わらず、すごい変わりようだな…うん?」
ふと気づくと、俺の体が再び光に包まれる。
「…時間みたいだ。とりあえず、一旦俺は自分の体に戻るよ」
「ソウヤ…戻ってしまうんですね…」
「まぁね。でも、今回みたいにまた出てくることも出来るからさ。また出てこれたら、ゆっくり話そう」
「はい…私達もソウヤを目覚めさせるために、全力を尽くします!だから、待っていてください!」
「あぁ。待ってるよ」
そう告げると同時にさらに俺を包む光が強くなる。
「ソウヤ君!またね…絶対絶対、また戻ってきてね!」
「ソウヤ君!ボク達待ってるから!呪いを解くために頑張るから!」
「ソウヤ君!また私のピヨちゃんで一緒にいろんなとこに行こうね!」
「にーに!あいあい!」
そうして、みんなに見送られながら、俺は体に戻るのだった。
_______
____
__
「ソウヤ…」
「ソラちゃん、大丈夫?」
「はい!ソウヤのおかげで大事なことを思い出せましたし…それに、ソウヤを信じていますから」
「そうだね!ソウヤ君なら大丈夫だよ!スカイランドのみんなも希望を胸に進んでいる…私達も頑張ろう!」
「はい!」
そうして、私達は希望を胸に家へと帰るのでした。
といった感じのメインルート第55話でした!
今回、ソウヤとソラの新たな必殺技が登場しました!ちなみにソウヤとソラの新たな姿はエンゲージスタイルと言います。今回は必殺技の時だけの姿ではありましたが、一応、そのままの姿で戦闘も可能です。
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!